【REPORT】Billlie、デビュー後初のショーコンサートを東京で開催…ファンからのサプライズに涙

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Billlieが、キャリア初となるショーコン「Billlie SHOW-CON “Domino Effect” IN JAPAN」を2月9日、東京・Zepp Hanedaにて昼夜2公演で開催した。2月7日にリリースしたばかりの日本1stミニアルバム「Knock-on Effect」の全曲をパフォーマンスした本公演では、Billlie初の日本オリジナル楽曲となるタイトル曲「DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver.-」が初披露された。歌とトークでファンと盛り上がり、アンコールではファンが掲げたサプライズのスローガンを見て思わずメンバーが涙した感動の初ショーコンの昼公演をレポートする。

Billlieは、ミステリアスで魅惑的なストーリーをコンセプトに展開するグローバルアーティストだ。2021年11月に韓国、2023年に5月に「GingaMingaYo(the strange world) - Japanese ver.-」で日本デビューを成功させた日本人メンバーのつき・はるなが所属している。

日本1stミニアルバム「Knock-on Effect」をお披露目するショーケースの場ということで、ミニアルバム収録曲のライブパフォーマンスで幕を開けた。パステルカラーのシフォンの軽やかな衣装で登場した5人は、韓国最新活動曲の日本語バージョン「DANG (hocus pocus) - Japanese ver. - 」で雰囲気を盛り上げた。「BYOB (bring your own best friend - Japanese ver. - 」でステージ後方の幕が開いて公演開始を知らせるVCRが登場すると、いっきに明るくなったステージでメンバーたちはキュートな魅力をアピールし、ファンを熱狂させた。

昨年の「Billlie Japan Debut Showcase “what is your B?”」以来、約9ヶ月ぶりの日本での単独公演ということもあってか緊張した様子を見せるメンバーたちに、会場のBelllie've(ファンの呼称)が「ファイティン!」と声をかける一面も。はるなが「日本でのカムバックの実感がわいていなかったのですが、舞台に立って照明が点いて、皆さんが見えたら実感できて、幸せな気持ちになりました」とオープニングのパフォーマンスを振り返ると、ハラムは「緊張で1曲目では会場が見られませんでした。でも2曲目では皆さんとアイコンタクトできて気分がよかったです」と語った。

トークパートでは、日本1stミニアルバム「Knock-on Effect」の話しをたっぷり語ってくれた。アルバムタイトルについてはるなは、「皆さんの心をノックするという意味を込めています」と言う。そして初の日本オリジナル曲「DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver. -」についてつきが、「(1つ倒すと次々と倒れていく)ドミノのようにすべてが繋がっているという内容です。サウンドは80年代のシンセポップを用いていて、アニメソングやJ-POPのような印象も。元気やパワーが必要なときに聴いてくれたら嬉しいです」と説明すると、ションが「蝶々のように、優しくてパワフルな魅力を発見してくれたら嬉しいです」、はるなは「衣装、ミュージックビデオ、振付に蝶々の要素がちりばめられているので、見つけてみてください」と語った。「DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver. -」のミュージックビデオのビハインドトークでは、写真を用いてさまざまなシーンを解説。「8回も撮り直した」という作中に登場するシユンとつきのあやとりのシーンをステージの上で実演して見せてくれた。

中盤のライブでは、日本デビューシングルの2曲を披露。チャイコフスキーの「くるみ割り人形/こんぺい糖の踊り」のイントロでションがバレエを踊って見せると、「Everybody got a $ECRET - Japanese ver. - 」がスタート。そして「Knock-on Effect」にも収録されている日本デビュー曲「GingaMingaYo (the strange world) - Japanese ver. - 」では、パフォーマンス中に様々と変わる表情でファンを楽しませた。

続いたゲームコーナーでは、5人それぞれが与えられたミッションをリレー形式で行い、60秒以内でクリアするという難題に挑んだが、57秒という奇跡的なタイムで見事にクリア。しかし「罰ゲームが見たかった」というファンの要望に応えて、SNSで話題のダンスチャレンジ曲に挑戦する「ランダムダンスチャレンジ」を決行。YOASOBIの大ヒット曲「アイドル」から、SHINeeのテミンのソロ曲「Guilty」まで、さまざまな表情のダンスチャレンジで会場を盛り上げた。

ロックな「RING ma Bell (what a wonderful world) - Japanese ver. - 」で力強いパフォーマンスを見せた後は、会場のファンから事前に集めた質問に答えるコーナーへ。「好きな日本食は?」という質問には、ションの「だんご」、シユンの「明太子サラダパスタ」、ハラムの「たこやき」と韓国人メンバーからバリエーション豊富な答えが返ってきたが、なんと韓国の宿舎でも頻繁に「たこやき」をデリバリーしているのだそう。メンバーたちがたこやきを好きすぎて、デビュー前から「たこやき器を買おう!」と言っているのに、未だに実現していないという裏話でファンを笑わせた。

最後の挨拶では、シユンが「めっちゃ待っていたので、この日がきてめっちゃ嬉しいです。『DOMINO』のパフォーマンスもお見せすることができるので、期待して最後まで楽しんでください」と言うと、ションが「今年も日本のBelllie'veに会えてとても嬉しいです。Belllie've、大好き!」とファンに笑顔を向けた。

つきが「日本のBelllie'veに会えて、本当に幸せな日本活動でした。今年はもっといっぱい日本で活動できるように頑張っていくので、応援と愛をたくさん送ってください!」、はるなが「久しぶりに皆さんの前で舞台ができて、楽しい時間を過ごせました。『DOMINO』も皆さんのことを考えながら一生懸命準備してきたので、最後まで楽しんでいただけると嬉しいです」と伝えると、ハラムが「この瞬間(ショーコン)を待っていたので、ドキドキして幸せでした。日本活動を通じて、たくさん思い出を作りましょう!」とファンに力強く語りかけた。

そして、「まだ私たちが見せていないステージがありますよね?」とはるなが客席に問いかけ会場を沸かせると、「Billlieの初ミニアルバムのタイトル曲『DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver. -』を皆さんにお見せしたいと思います!」と盛り上げると、本編の最後にリズミカルな「DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver. -」のパフォーマンスを初披露。力強いダンスブレイクと蝶を捕まえるような繊細な振付が観客を魅了し、会場を一体感で包み込んだ。

アンコールにはTシャツを着てペンライトを手に、今年1月2日に韓国でリリースしたばかりのデジタルシングル曲「1月0日 (a hope song)」で登場。一人ずつボーカルを歌い継ぐバラード曲では、曲が始まるとフロアのファンが一斉に「my hope is you」と書かれたスローガンをメンバーたちに向けて掲げた。そのサプライズを見たシユンは涙をこぼし、思わずハラムに抱きついた。ションがあふれる涙が止まらなくなったつきの肩を支え全員で歌い切ると、「めっちゃ感動したよ~。幸せで、感動して泣いちゃった! こんなに幸せをプレゼントしてくれて、ありがとう。私たちももっと頑張っていい感情をプレゼントするね!」と、シユンが感動と感謝を伝えた。

つきも「めっちゃ幸せで号泣! いつも大きな愛と、たくさんの幸せをくれてありがとうございます。どんな形でこの想いを伝えたらいいか考えているのですが、Belllie'veのために最高のパフォーマンスをいつまでもお見せするつもりで一生懸命頑張るので、愛情を引き続きお願いします。全力で頑張ります!」とファンに宣言。そして全員で「Belllie've you、Billlieでした!」と挨拶をして、ファンとの別れを惜しみながらステージを降りて行った。

今年1月に開催された「第33回ソウル歌謡大賞」で、ベストパフォーマンス賞を受賞したばかりのBilllie。2度目となる日本でのカムバックでも、その実力をいかんなく発揮。「コンセプト職人」と称される彼女たちだけに、日本オリジナル曲「DOMINO ~ butterfly effect - Japanese ver. - 」で、“蝶”をコンセプトにした美しいパフォーマンス披露し、ファンに感動を与えた。

取材・文/坂本ゆかり

■公演概要
「Billlie SHOW-CON “Domino Effect” IN JAPAN」
<開催日程>
2024年2月9日(金)
1部 開場 14:00 / 開演 15:00
2部 開場 18:00 / 開演 19:00

会場:Zepp Haneda

■関連リンク
Billlie日本公式サイト

記者 : Kstyle編集部