ソン・シギョン、新曲「しばらくでも僕たち」を発売 “アン・ヒョソプ&チョン・ウヒが出演したMVを見てジーンときた”

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写真=SKジェウォン
ソン・シギョンとBrown Eyed Soulのナオルのコラボ曲「しばらくでも僕たち」が人気を集めている。

10月19日に発売された同曲は、発売と同時に韓国の主要音楽配信サイトでリアルタイムチャート1位になった。

同曲は、恋人と別れた後の切ない感性を叙情的なピアノの演奏で淡々と描くコンテンポラリーバラードだ。シンガーソングライターBrown Eyed Soulのナオルが歌唱と作曲に参加し、ヒット曲メーカーのパク・ジュヨンが作詞を手掛けた。さらにホットな俳優アン・ヒョソプとチョン・ウヒが男女主人公としてミュージックビデオに出演し、豪華コラボで話題になった。

彼はニューシングル「しばらくでも僕たち」への視線とYouTubeでチャンネル登録者数167万人を保有する人気クリエイターとして活動する中で感じた変化などについて率直に答えた。

―― 約2年5ヶ月ぶりにシングルをリリースしました。シングル「しばらくでも僕たち」を発売した感想はいかがですか?

ソン・シギョン:曲を発売する時の気持ちはいつも同じです。まずは僕が気に入って、ものすごく好きなので発売することになりました。心配もしましたし、ワクワクもしましたが、気に入っていただけたら嬉しいです。

――「しばらくでも僕たち」の曲紹介をお願いします。

ソン・シギョン:この曲は今年の夏頃にできていました。日本のアルバムに収録する曲をお願いしたんですが、この曲が出てきて、とても美しいと思いました。メロディーそのものが高くて、サビの部分をナオルさんが歌えば美しいだろうと思いました。音源を出す前まではいつもそうであるように緊張して、楽しみでワクワクして、心配もします。秋に聴きたい曲になればと思います。

――「しばらくでも僕たち」には豪華メンバーが多数参加しました。ナオルさんが作曲と共に歌唱に参加しましたし、スター作詞家のパク・ジュヨンさんも参加して完成度を高めました。豪華なラインナップになった背景を教えてください。

ソン・シギョン:美しい曲です。作詞家のパク・ジュヨンさんについては様々な話があります。僕が2作目のアルバムをリリースした時は、音楽界が好況でした。そして作詞家は作詞だけするので、作曲家との関係がとても重要でした。そのような時代があったのですが、今回も美しい歌詞を書いてもらったので、心を込めて歌いました。パク・ジュヨンさんは、僕たちの世代に本当に珠玉のような曲を作りました。歌が本当に上手な歌手でもあります。とても愛らしい人です。

―― ミュージックビデオの中の男女主人公としてチョン・ウヒさんとアン・ヒョソプさんが出演して話題になりました。「想像もできなかった組み合わせ」だと多くの人たちが熱烈な反応を見せましたが、2人の俳優は自ら推薦したのでしょうか?今回のミュージックビデオの見どころも教えてください。

ソン・シギョン:ナオルさんから推薦してもらって、長い間息を合わせてきたソン・ウォニョン監督と作業することになりました。ソン・ウォニョン監督のおかげでアン・ヒョソプさん、チョン・ウヒさんが演じてくださって、おかげで本当に美しいミュージックビデオになりました。ミュージックビデオで演技をするのは本当に大変ですが、最初に編集したものを見た時、ジーンときました。どのような内容なのか詳しく分からなくても、歌と一緒に聴くと泣きそうになるのがミュージックビデオの力だと思います。僕のミュージックビデオでもそのような感情を抱くことができると思います。

―― この曲はどんな人たち、あるいはどのような状況で聴けばその感性がより理解できますか?

ソン・シギョン:昨夜、眠れなくて歩いたんです。夜歩くのが好きなんですよ。久しぶりにイヤホンをして歩きながら今回の新曲を聞きましたが、良かったです。今の季節にぴったりで、イヤホンで聞くのに良い曲です。一人で外を歩きながらそのような感情を抱いてほしいです。

―― YouTubeチャンネルを通じて多様なレシピとモクバン(美味しそうに食べる配信)トークで愛され、チャンネル登録者も約167万人です。このような反応は予想できましたか?また、今後新たにやってみたいコンテンツはありますか?

ソン・シギョン:YouTubeチャンネルがこんなにうまくいくとは全く予想できませんでした。序盤はたくさん見られた映像でも10万回を超えることはなかったんです。たまにラーメンを作ったら見てくださったりしていました(笑)。幸いにも僕に「食べるのに」ができて、たくさん見ていただいて、僕のチャンネルも大きくなりました。最近では「会えるのに」で新たな試みをしています。新型コロナウイルスの拡大によりYouTubeを始めて、歌を歌うようになりましたし、それが先輩・後輩とのコラボにつながって、公演まですることになりました。実は予想してできたものは一つもありません。とりあえず何でも頑張ろうと思っています。

―― YouTubeを通じて人々にありのままの率直な姿をたくさん見せて親近感を与えていますが、このような活動が音楽にも変化を与えましたか?

ソン・シギョン:年を取ると丸くなるじゃないですか。僕の放送の中での姿は、ほとんど編集された性格です。短所も多いですが、言いたいことは言うタイプなんです。正直さについて強迫観念がある方です。新型コロナウイルスのせいでSNSを始めてから変化が生じ、コミュニケーションをして表現が始まって、柔らかくなった感じはあります。僕の私生活は見せないと思っていましたが、変化が起きました。

―― 季節ごとにいつも甘いソン・シギョンさんの歌を思い出しますが「特に秋になるとソン・シギョンさんの歌が思い浮かぶ」という“秋のリスナー”も多いです。秋を彩る感性的なバラードを待っていたファンに一言お願いします。

ソン・シギョン:韓国のバラードは別れを韓国人ならではの情緒で表現するじゃないですか。僕の曲の中では「ヒジェ」「街で」「僕に来る道」などのバラードを好んでくださっています。以前は別れると二度と会えないので、別れの歌がとても切なかったじゃないですか。ところがSNSが登場した後、皆がつながっている社会なので別れても見れるようになって、歌が訴える力も薄れる時代になりました。今回の曲は、過去の時代の切ない雰囲気なので独特だと思います。このような感性の曲がだんだんなくなっていくような気がして、僕がずっと歌いながら途切れないように続けていきたいです。だんだん消えていくけれど、このような音楽を好きでいてくださる方々のため、僕はずっと良い音楽を作りたいです。

記者 : キム・ミョンミ