“事務所と対立”FIFTY FIFTY、突然ニューアルバムを発売…一部からは疑問の声も

Newsen |

写真=Newsen DB
FIFTY FIFTYが所属事務所のATTRAKTと専属契約をめぐって対立している中、新しいアルバムが発売された。

本日(22日)、各種音楽配信サイトを通じてミニアルバム「The Beginning」が発売された。何の予告もなく電撃発売されたアルバムであるだけに、配信サイトのコメント欄には困惑を示す一部の音楽ファンのコメントが残された。

所属事務所のATTRAKTが企画会社で、ワーナーミュージックがレコード発売会社として発売した今回のアルバムには、FIFTY FIFTYのメンバーとアメリカの歌手サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)がコラボした「Cupid – Twin Ver.(ft. Sabrina Carpenter)」の音源が収録された。

他にも1stミニアルバム「THE FIFTY」に収録されていた音源、スタジオライブバージョンで再レコーディングされた音源が追加で盛り込まれた。

発売会社側は、今回のアルバムについて「FIFTY FIFTYの1stアルバムで見せた、現実の中の混乱を超えて自由を求め、ユートピアに進んでいく少女たちの旅程を今回のアルバムを通じて再び世の中にお見せできることになった」と紹介し、怪しさはさらに増した。

写真=ATTRAKT
FIFTY FIFTYのメンバーたちはデビューから7ヶ月後の6月、所属事務所のATTRAKTを相手に専属契約効力停止仮処分申請を申し立てた。7月に開かれた仮処分申請関連の最初の公判で、ATTRAKTが収益項目の漏れなど、精算資料を誠実に提供する義務を違反し、メンバーの身体、精神的健康管理の義務も違反したと主張した。

仮処分申請が棄却されるとこれに不服し、抗告状を提出すると宣言。即時抗告とは別に今回の事案と関連、本案での審理のための本案訴訟を近いうちに行うという立場も明かした。

信頼関係が破綻したため、もう元の所属事務所に戻れないというメンバーの立場とは異なり、所属事務所は外部勢力(FIFTY FIFTYの曲に関する用役会社THE GIVERS)の介入により、メンバーの誤解が生じただけだと反論した。

ATTRAKTのチョン・ホンジュン代表はNewsenとの電話を通じて、メンバーのあらゆる主張にもかかわらず、「メンバーがもうこれ以上外部勢力の話に振り回されることなく、所属事務所に戻ってくることを望んでいる」と明かした。所属事務所として、専属契約上義務を違反した事実がないということも数回強調した。

仮処分申請棄却抗告による追加的法的紛争、本案訴訟の日程は未定となっている。

・FIFTY FIFTY、専属契約効力停止の仮処分申請の棄却決定に不服申立て…本案訴訟も提起

・FIFTY FIFTY、契約解除ならず…裁判で仮処分が棄却「抗告を議論中」

記者 : ファン・ヘジン