イ・ソンギュン、映画「スリープ」でチョン・ユミと4度目の共演“迷わず出演を決めた”

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写真=ロッテエンターテインメント
俳優のイ・ソンギュンが、チョン・ユミと共演した感想を語った。

彼は最近、ソウル鍾路(チョンノ)区安国洞(アングクドン)のあるカフェで、映画「スリープ」に関するインタビューを行った。

同作は、幸せな新婚夫婦のヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)を悪夢のように襲った夫ヒョンスの睡眠中の異常行動、眠った瞬間に始まる恐ろしい恐怖の秘密を解くために努力する2人の話を描いた。

ポン・ジュノ監督の映画「オクジャ」(2017)の演出部で経験を積んだユ・ジェソン監督が初披露した長編だ。第一章、第二章、第三章に分けて展開される今作は、日常的な題材である眠りから一歩発展し、夢遊病を描くが患者ではない、彼と最も親しい家族を前面に出す。

イ・ソンギュンはスジンの夫ヒョンス役を演じた。ヒョンスが眠っている途中で起きて「誰か入ってきた」という一言を吐き出してから、夫婦の新婚生活が悪夢に変わる。ヒョンスは深夜、半分眠った状態で冷蔵庫の中のものを食べたり、窓の外へ飛び降りようとする。夢遊病と診断されたヒョンスは、スジンとともに地獄から脱するため奮闘する。

イ・ソンギュンは「無駄がなく、読みやすかったです。家の中で繰り広げられる平凡で日常的な物語ですが、ホラー、ミステリー、スリラーがうまく溶け込んでいる感じがしました」と、ユ・ジェソン監督の脚本の第一印象について語った。

ユ・ジェソン監督は、いわゆる“ポン・ジュノキッズ”と呼ばれている。イ・ソンギュンは「ユ監督はすごく素直な方です。飾らず、自分がやろうとするジャンルを信じ、進んでいく力がよかったです。2本目の作品はどのようなものになるのか、気になります」とし、「ポン監督と似ていました。伝えたいストーリーを真っ直ぐに引っ張っていきました」と絶賛した。

今年5月、「スリープ」と「脱出:PROJECT SILENCE」の2本で「カンヌ国際映画祭」に参加した彼は、「家族と一緒に行けてよかったです。最初で最後でしょう」とし、「この作品を見て子供が怖がっていました。中学2年生なのですが、死にそうだったと。ジャンル的に成功したという意味ですよね。1番目の子は怖がりなんです」と笑った。

また彼は「批評家週間が、注目に値する監督を招待してくれるんです。応援してくれている感じがしました。シャーマニズムの話も出てくるので、海外の観客たちも興味を持っているようでした。韓国風のコードに関心が多かったです」と語った。

イ・ソンギュンは「緊張感を維持するのは、スジンの感情の変化です」とし、「チョン・ユミさんの眼差しがよかったです。現場で敏感さを維持しようとする姿を見てありがたかったです」と感謝の言葉を伝えた。

チョン・ユミとはホン・サンス監督の映画「Lost in the Mountains」(2009)、「教授とわたし、そして映画」(2010)、「ソニはご機嫌ななめ」(2013)に続きなんと4度目の共演だ。10年ぶりに彼女と再会した彼は「チョン・ユミさんと息が一番合うと思います。現実的な演技をやりとりしてきたので親しくなりました。一緒にいると楽なんです。10年前から良い作品があれば共演しようと言っていました。夫婦役という話を聞いて、迷わず出演を決心しました」と伝えた。

ただし彼は「一番迷った部分は、新婚夫婦という設定でした。年齢がありますから。最初の設定は30代初めか半ばだったんです。ちょっと恥ずかしかったです」と言って笑った。

彼は最後に「サウンドの良い場所で観るべきだと感じた作品です。家よりは劇場で観る方がずっと楽しめるのではないかと思います」と語った。

記者 : ヤン・ユジン