VERIVERY、日本公演で「初心LOVE」や「アイドル」も!リーダー入隊前最後の日本ステージは感動の渦に

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「第37回 日本ゴールドディスク大賞 “ベスト3ニュー・アーティスト (アジア)”」を受賞したボーイズグループVERIVERY(ベリベリ)が、約3ヶ月ぶりに来日。7月2日(日)に東京・品川インターシティホールにて「2023 VERIVERY FAN-CONCERT [DREAM SHOP] IN TOKYO」を開催。今回、夜公演の様子をレポートする。
 

VERIVERYのアクロバットに会場も最高潮!

雷とサイレンの音とともに暗闇から6人が登場すると、ホヨン、ケヒョンによるダンスから「Thunder」「MY FACE」と日本では初パフォーマンスとなる2曲を続けて披露。VERIVERYの代名詞とも言えるぴったり揃った激しいフォーメンションダンスで一気に会場を熱くした。

メンバーそれぞれ愛嬌や決めポーズを交えて最初の挨拶をすると、再びステージへ。ハットや黒い布でカウボーイ風にポーズを決めたメンバーたちが次々とスポットライトに照らされ、「Undercover」がスタート。今回の公演のために追加されたダンスパートではアクロバットも見せ、会場のボルテージは最高潮に。

間のVCRで、“VERIVERYの音を探して”、“デイリーベリベリ”など、韓国の昔から最近までの有名なCMをパロディした新感覚な映像でもファンを楽しませたVERIVERY。
続けて、事前にファンから送られた質問やお悩みなど様々なお便りにメンバーたちが答えていく、“全力でお答えします”のトークコーナーへ。

“最近好きな日本の歌を歌って”というリクエストに、ヨンホが“優里の「ドライフラワー」”、ドンホンが“菅田将暉の「虹」”を歌ってみせたほか、“メンバー間で最近流行っているものは?”という質問に対しては、練習室でよくやっているという「幅跳び」対決を実践して見せた。結果は、優勝候補のホヨンを抑えてケヒョンが1位になったが、すかさずカンミンが「もう一回やろう!」と大はしゃぎ。メンバーたちから「本当に対決してるんじゃないんだから! 今は仕事中!」とつっ込まれ、笑いが起きていた。
 

「初心LOVE」をファンと一緒にダンス!

続くお便りでVERIVERYへの感謝と愛をこめた感動的なメッセージを紹介した後は、その思いに歌で応えるべく、“会えない時でも一緒にいると感じてほしい”という思いを込めて作ったという最新ミニアルバム収録の自作曲「Smile With You ( )」を披露。切なく温かい歌詞とともに6人の優しい歌声が会場全体に染み渡るようだった。

VCRを挟み、飛行機の機長に扮したホヨンによる機内アナウンスのパフォーマンスの後は、メンバーたちがカラフルなハワイアンシャツ姿になって登場。以前SOUNDCLOUDで公開された未発売の自作曲「SUMMER LAND」のパフォーマンスで、常夏のバカンスのような楽しい雰囲気に。

さらに、最新曲の「Crazy Like That」、4月に発売された「Tap Tap (Japanese ver.)」まで、ファンが待ち望んでいたステージを初披露し、ファンも曲にあわせた掛け声と歓声で応えた。

メンバーたちが得意なものを披露する“VERIVERYアピール”のコーナーでは、YONGSEUNG&KANGMINペアが優里の「ベテルギウス」、GYEHYEON&YEONHOペアがマカロニえんぴつの「なんでもないよ、」の歌唱、そしてDONGHEON&HOYOUNGペアが「Boom Boom Back」(BE:FIRST)と「初心LOVE」(なにわ男子)のダンスを披露。すると、メンバーたちの要望で客席のVERRERも「初心LOVE」を踊ることに。指名された2組のVERRERが渾身のダンスでアピールし、VERIVERYも「最高!」と大満足。「VERRERと一緒に何かをやるのは初めてだったが本当に楽しかった」と話し、最後は6人揃って今韓国でも大人気だという「アイドル」(YOASOBI)のダンスチャレンジでお返しし、会場は大いに盛り上がった。
 

リーダー入隊前最後の日本公演「僕がまた戻ってきたら…」

そして、いよいよ公演も終盤へ。
「VERRERの皆さんの歓声が聞けて嬉しかったです」(ヨンホ)、「僕たちの音楽は皆さんの歓声が加わることで初めて完成するのでこれからもそばで応援してください」(カンミン)、「ステージから輝くペンライト、一緒に作り上げた光を見ることができて幸せです」(ヨンスン)などと挨拶し、最新ミニアルバムの収録曲「JUICY JUICY」で明るく本編を締めくくると、客席からのアンコールの声に応えて、ツアーTシャツとサングラスなどを纏ったメンバーたちが再び登場。

ロックバージョンに編曲された「Mystery Light」で客席と一つになると、勢いそのままに「Get Ready」「Alright!」、さらに予定にはなかったデビュー曲「Ring Ring Ring」まで大サービス。「まだまだ足りない!」とサビの部分を何度も繰り返し、メンバーたちは客席の間を縦横無尽に駆け回りながら、ファンとカップルダンスを踊ったりと、より近くで交流を楽しんだ。

そして、再びステージ上に6人が集まると、最後にファンへ思い思いにメッセージを伝えた。

ヨンスン「ベテルギウスが爆発して消えると言われていますが、星は消えてしまってもVERIVERYとVERRERの友情と絆はずっと消えずに続いていってほしいです」

カンミン「感謝を伝えたいです。VERRERの皆さんが僕たちと過ごすこの時間が惜しいと感じるものにならないよう頑張ります」

ホヨン「今日が終われば日常に戻ります。今日過ごした時間があるのでVERRERのいない空間(会えない時間)がもっと辛く感じると思いますが、今日もらったエナジーと愛で乗り越えていきます」

ヨンホ「DREAM SHOPで韓国でも日本でも公演をしましたが、これは歌手を夢見ていた時からの夢でした。皆さんが僕の夢を叶えてくれてありがとうございます」

ケヒョン「ステージが一番何も心配なく心から楽しく遊べる場所。皆さんが作ってくれる前向きなエナジーのおかげです。言語を越えて歓声や感情でコミュニケーションがとれて幸せです」

そしてリーダーのドンホンは、今回が軍入隊前に日本でできる最後の公演ということで、サプライズで日本語の手紙を用意。声を震わせながら一生懸命読み上げると、会場は感動の渦に包まれ、涙を流すファンの姿も。

最後に、「しばらく会えない間、メンバーたちがしっかり引っ張っていってくれるので応援して見守っていてください。そして僕がまた戻ってきたら今のように素敵にここにいてください」と伝え、最後の曲「Raincoat」へ。どんな困難があっても互いを守る姿をRaincoatに例え表現した歌詞と、ファンが掲げた“同じ場所 ここにいるよ”というスローガンの言葉が会場全体を温かく包み、FAN-CONCERTの幕を閉じた。

VERIVERYは来る7月22日に、台湾でFAN-CONCERT [DREAM SHOP]を開催する。

【公演概要】
「2023 VERIVERY FAN-CONCERT [DREAM SHOP] IN TOKYO」
日時:7月2日(日)
会場:東京・品川インターシティホール

【セットリスト】※夜公演
M1. Thunder
M2. My Face
M3. Undercover
M4. Smile With You ( )
M5. SUMMER LAND
M6. Crazy Like That
M7. Tap Tap (Japanese ver.) 
M8. JUICY JUICY
<ENCORE>
M9. Mystery Light
M10. Get Ready
M11. Alright!
M12. Ring Ring Ring
M13. Raincoat

■リリース情報
7th Mini Album [Liminality - EP.DREAM]
リリース日:2023年5月16日(火)
[Liminality - EP.DREAM]デジタル配信

■関連サイト
VERIVERY Japan Official Fanclub「VERRER JAPAN」

記者 : Kstyle編集部