ハ・ジョンウ&チュ・ジフン、映画「ランサム 非公式作戦」で再共演…息ぴったりのバディアクションに期待(総合)

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写真=マイデイリー DB
俳優のハ・ジョンウとチュ・ジフンが「ランサム 非公式作戦」で再び共演した。

4日、ソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールにて行われた映画「ランサム 非公式作戦」の制作報告会に、俳優のハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ソンフン監督が出席した。

映画「最後まで行く」「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」のキム・ソンフン監督が演出を務めた本作は、失踪した同僚を助けるためにレバノンに向かった外交官のミンジュン(ハ・ジョンウ)と、現地のタクシー運転手パンス(チュ・ジフン)のバディアクションだ。

持つものは根性のみの土のさじ(恵まれない環境で育った者を指す新造語で、親の七光りで育った者を指す金のさじの反対語)の外交官ミンジュン役のハ・ジョンウと、詐欺師気質が強い現地タクシー運転手パンス役のチュ・ジフンが届ける愉快なコンビネーションに期待が高まる。

キム監督は「見る価値がある作品を、愉快に制作するのが目標だった」と言及した。

ハ・ジョンウとは「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、チュ・ジフンとはNetflixオリジナルシリーズ「キングダム」で縁を結んだキム監督は「2人の俳優が見せるケミ(ケミストリー、相手との相性)が、予想している期待値を超えられるのではないかと思った。現場で2人の演技を見ていると、やりとりしながらラテンダンスを踊っているような気がした。1人が引っ張っていくと、もう1人が引っ張られているように見えるが、引っ張っている」とし「1人で見るにはもったいないほどの面白さを感じた」と撮影過程を振り返った。

制作陣はモロッコのロケを通じて、1987年のレバノンを具現化した。キム監督は「都市の古めかしさが、この作品にぴったりだと思った。モロッコは映画を撮影するのに良いインフラがよく構築されていると感じた」とし「エキゾチックな雰囲気や美しさにハマってはいけない、と自らけん制した。捨てられた人物の感情に集中した」と強調した。

当初のタイトルは「拉致」だった。キム監督は「『拉致』というタイトルで2018年から準備していた。4年以上『拉致』だったが、後半の作業の過程で新たなタイトルである『ランサム 非公式作戦』に変えた。単語が与える重さが確かにあった」とし「作品を見ると最後にタイトルが登場するが、しっかりと分かると思う」と語った。

ハ・ジョンウが務めるミンジュンは出世とは遠い土のさじで、中東課で5年働いている外交官だ。20ヶ月前に行方不明になった同僚の生存信号を込めた連絡を受けて、彼を助ける作戦に成功するとアメリカへ発令されることができる、という夢を抱いて1人でレバノンに向かう。

ハ・ジョンウは「外務部の土のさじだ。ミンジュンは別の同期や後輩が先に昇進することにいつも不満を持っている」と、キャラクターについて紹介した。

コロナ過の中でモロッコで撮影を行ったというハ・ジョンウは「たくさん心配した。実際に行って1日泊まってみたら、思ったより気楽な感じがした。数日後に外に出て散歩してみたが、ずっと気楽だった」とし「第一印象が最後まで維持された」と撮影当時を振り返った。

ハ・ジョンウはなんと5ヶ月間、韓国料理が食べられずに「イカの塩辛と各種ピクルスを作って食べた」とし「チュ・ジフンさんは肉の煮付けが得意だった。1トンくらい作ったみたい」と冗談めかして言った。

チュ・ジフンとは「神と共に」以来の再会となった彼は「驚くほど息が合う」とし「雰囲気をよく活用している。相手役として信頼が厚い。共演するのが楽しい」と満足感を示した。

チュ・ジフンはベトナムとサウジアラビアで詐欺に遭い、レバノンへ来たパンスに扮する。偶然にミンジュンをタクシーに乗せることになったパンスは、危険な事件に巻き込まれるのが嫌で乗車を拒否するが、ミンジュンの「タクシー代の4倍を支払う」という言葉に誘われて、非公式作戦に合流する。

キム監督への信頼が厚かったチュ・ジフンは「台本も確認しなかった。『感謝する』とも言った」としながらも「台本を見て『参った』と思った。実際にキム監督とハ・ジョンウさん、そして僕の極限の生存記と考えてもいい。タイトルがぴったりだ」と笑った。

「パンスはポジティブな性格」と紹介した彼は「詐欺師の気質がある。お客様が何かを落として降りると、それを拾う。盗むのではない。見ないふりをする程度だ」と述べた。

また「キム監督とハ・ジョンウさんからたくさん助けてもらった」とし「視野が広くなった。ありがたい現場だった」と感謝の言葉も伝えた。

ハ・ジョンウとチュ・ジフンの「ランサム 非公式作戦」は、韓国で8月2日に公開される。

記者 : ヤン・ユジン 写真 : ソン・イルソプ