Netflixでも話題のドラマ「医師チャ・ジョンスク」クローン病の描写めぐり批判殺到…制作陣が謝罪

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写真=JTBC
JTBCの土日ドラマ「医師チャ・ジョンスク」が、クローン病の描写をめぐる議論が浮上し、謝罪した。

「医師チャ・ジョンスク」の制作陣は本日(10日)、「愛情を持って『医師チャ・ジョンスク』を観てくださる視聴者の皆様に感謝し、韓国で5月6日に放送された第7話の中の特定疾患に関するエピソードにより、患者さんとご家族の方々を傷つけたことをお詫び申し上げます」というコメントから始まる謝罪文を公式ホームページに掲載した。

制作陣は「該当エピソードは、クローン病の症状の中でも、重度の慢性合併症をお持ちの患者さんの特定ケースを扱うつもりでしたが、ストーリーを展開する過程で一般的なクローン病の事例ではないという説明が不十分でした。医学の専門知識のない登場人物が、患者を責め立てる意図で発言したセリフが、特定疾患に対する否定的な認識を高める可能性があるということに、細心の注意を払うことができませんでした」と謝罪した。

続けて「制作陣は、闘病中の患者さんの苦痛と憂鬱感を決して軽く扱おうとする意図は無く、ドラマの視聴に不便がないように、さらに注意して制作してまいります」と付け加えた。

韓国で6日に放送された「医師チャ・ジョンスク」の第7話では、クローン病を患っている患者が肛門保存手術の失敗後、人生を悲観して遺書を書いて屋上に上がる様子が描かれた。これに先立って、患者に向かって「どうしてこんな悪い病気を隠して結婚することができるの?」「この病気は遺伝すると聞いた」と毒舌を浴びせる家族の姿が描かれた。

該当エピソードの放送後、クローン病関連のコミュニティをはじめ、ドラマの視聴者は、病気に関する正確な情報なしに「遺伝」「悪い病気」などの単語を使い、患者に消せない傷を与えたと、非難の声が殺到した。

同作は、20年目の主婦から1年目の研修医になったチャ・ジョンスクの人生を描くドラマで、視聴率調査会社のニールセン・コリアによると、第8話基準で全国視聴率16.2%、首都圏視聴率16.9%の高い視聴率を記録。また、日本など各国のNetflixでも配信され、人気を博している。

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【「医師チャ・ジョンスク」制作陣 公式コメント全文】

JTBC「医師チャ・ジョンスク」の制作陣です。

愛情を持って「医師チャ・ジョンスク」を観てくださる視聴者の皆様に感謝し、韓国で5月6日に放送された第7話の中の特定疾患に関するエピソードにより、患者さんとご家族の方々を傷つけたことをお詫び申し上げます。

該当エピソードは、クローン病の症状の中でも、重度の慢性合併症をお持ちの患者さんの特定ケースを扱うつもりでしたが、ストーリーを展開する過程で一般的なクローン病の事例ではないという説明が不十分でした。

医学の専門知識のない登場人物が、患者を責め立てる意図で発言したセリフが、特定疾患に対する否定的な認識を高める可能性があるということに、細心の注意を払うことができませんでした。

「医師チャ・ジョンスク」の制作陣は、闘病中の患者さんの苦痛と憂鬱感を決して軽く扱おうとする意図は無く、ドラマの視聴に不便がないように、さらに注意して制作してまいります。

ありがとうございます。

記者 : イ・スンギル