赤頬思春期、ニューアルバム「愛․zip」に込めた思いとは?“思いっきり自由に恋してほしい”

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写真=SHOFARエンターテインメント
赤頬思春期が約1年ぶりに発売する新譜について、愛情を込めて紹介した。

最近、各音楽配信サイトを通じてニューミニアルバム「愛․zip」が発売された。

「愛․zip」は、みんなが暖かい季節を迎えてほしいという気持ちと愛を、赤頬思春期ならではの感性で描かれたアルバムだ。アン・ジヨンが全曲の作詞、作曲に参加してポップからロック、バラードに至る様々なジャンルが完成した。約1年ぶりのカムバックで注目を集めている中、「愛.zip」に関するビハインドストーリーを伝えた。

――「Seoul」以来、約1年ぶりにカムバックした感想はいかがですか?

赤頬思春期:久しぶりに挨拶することになって緊張する一方、新曲を聴かせるという思いで胸がワクワクしています。

――ニューアルバムについて紹介してください。普段考えている愛の定義、またはニューアルバムを通じて特別に伝えたいメッセージは何ですか?

赤頬思春期:ニューアルバムは愛の色んな形を描いたアルバムです。多くの方々が、今より多様な感情の愛を感じていただけたら、嬉しいです。「このアルバムで愛が必要な全ての人々から共感を引き出し、癒してあげられるのではないか」という、気分の良い想像をしながら作業しました。愛でいっぱいのアルバムであるだけに、「思いっきり自由に恋して」と伝えたいです。

――ニューアルバムのタイトル曲が3曲ですが、選定する時、特別な基準はありますか?

赤頬思春期:ニューアルバムは「5曲とも絶対お聴かせしたい」という気持ちで欲張りました。この中で、赤頬思春期の色が最もはっきりしている3曲をタイトル曲に決めたんです。まず「Chase Love Hard(Feat.ファン・ミンヒョン)」は久しぶりに披露するデュエット曲で、センス溢れる歌詞とボーカルのケミ(ケミストリー、相手との相性)がユニークな魅力を持っています。これまで見せなかった斬新な感性と、新たな挑戦を見せたいと思って選びました。TikTokチャレンジも用意したので、多くの方々が参加してこの曲を楽しんでいただきたいです。

メインタイトル曲「FRIEND THE END」は、赤頬思春期のアイデンティティをそのまま収めたトラックで、歌いやすい大衆性を持っていると判断して、最初からタイトル曲に決めていました。聴くたびに胸がいっぱいになるトラックなので、いつどこでも気晴らしが必要な時、天気が良い日に聴くことをおすすめします。

最後に「愛が別れになっていく姿が」は赤頬思春期風のバラード曲で、2曲のタイトル曲とは違う、落ち着いた雰囲気のトラックです。ドラマ「その年、私たちは」からインスピレーションを得て手掛けたトラックで、ドラマのマニア層に喜んでいただけると思います。初々しくて切ないラブストーリーを収めたので、前作のバラード曲と一緒に聴くと、歌詞と雰囲気をより深く楽しむことができます。

――すべてのアルバムの作詞および作曲に参加していますが、作業時に最も重要だと思っていることは何ですか?

赤頬思春期:自分が作る音楽への信頼が最も大事です。自分の音楽の価値は、自分が作ると思っています。

――1番トラックでタイトル曲「Chase Love Hard」には、ファン・ミンヒョンさんがフィーチャリングとして参加していますが、一緒に作業した感想を教えてください。

赤頬思春期:喜んで一緒に作業してくださって、レコーディング中に見せてくださった情熱に感謝しています。この曲と歌声がよく調和して、レコーディングが早く終わりました。上手に歌ってくださったおかげで、完成度の高い楽曲が誕生しました。

――タイトル曲「FRIEND THE END」のミュージックビデオは映画の雰囲気が強いですが、記憶に残っているエピソードはありますか?

赤頬思春期:思わず投げたボールを、バスケットゴールのリングに連続で入れて、私をはじめ、みんながびっくりした記憶があります。もう一つ成功させたら、才能があると思いましたが、やはり運が良かったみたいです。

――「Seattle Alone」に続いてニューアルバムには「Rome」が収録されましたね。普段から旅行が好きなのか、経験を通じてインスピレーションを受けるのか気になります。

赤頬思春期:数年前までは旅行が大好きで、時間があるたびに飛行機のチケットを購入したりしていました。新しい場所で良い人々に出会い、良い風景を見ていると、インスピレーションが湧き上がってきます。都市が与える感性に、自分のストーリーを混ぜると、「Seattle Alone」や「Rome」のように良い曲が誕生します。

――旅行以外に、ニューアルバムの作業に影響を与えたものは別にありましたか?

赤頬思春期:昨年、下半期の活動を終えて迎えた休息が大きな影響を与えました。友人との出会い、旅行、映画およびドラマ鑑賞、読書など、日常を楽しむ過程で頭の中が整理され、その中で必要な経験を選んで歌詞を書きました。人を通じて感情のインスピレーションを得て、ドラマや本を通じて経験できなかったことへのインスピレーションを得ました。昨年開催した単独コンサート「Seoul」からもインスピレーションを得ました。ライブする時のその雰囲気がよく伝わるように、コンセプトを決めました。

――5番トラック「いい夢を見て 0224.mp3」は、他の曲に比べて短くてタイトルもユニークですね。

赤頬思春期:アルバムに収録したすべてのトラックの個性が強くなると、リスナーの方々も疲れやすくなります。多くのトラックを入れるのもいいですが、少し力を抜く区間も必要だと思いました。そのため、短くてシンプルにアルバムを仕上げるアウトロの雰囲気で作りました。タイトルの「0224」という数字は、このトラックを作った日です。アルバムのタイトルが「愛.zip」であることを考慮して、仕上げたばかりのデモファイルを送るという感じでタイトルを決めました。眠れないその人のため、今すぐ音楽を作って送るという感じも加えました。自分の経験に基づいて、眠れない夜、1人で寂しくないように癒してあげたいという気持ちで作りました。

――ニューアルバムで特に愛着が湧く歌詞はありますか?

赤頬思春期:「いい夢を見て 0224.mp3」の歌詞の中で「愛と呼べそう あなたを」という歌詞が好きです。名前じゃなく“愛”と呼ぶというのが、自分にとってはとても大切な愛という感じが強かったんです。自分があげられる最も大きな愛をあげる感じなので、歌うたびに心が温かくなったりします。

――赤頬思春期の音楽で“愛”はどんな意味を持ちますか?

赤頬思春期:赤頬思春期の音楽で“愛”は、誰かに送る癒しで共感です。私が聴きたい音楽のために始めた仕事が、人の心を動かすことを見て、愛をプラスしなければならないと思いました。

――最後に長い間待っていたファンたちに一言お願いします。

赤頬思春期:長い間、待たせてしまって申し訳なく、今回もこのようにカムバックを喜んでくれて感謝しています。“愛”をテーマに皆さんの薄くなった部分を、しっかりと埋めて差し上げます。ニューアルバムも皆さんにとって癒しと共感になれば嬉しいです。今年もよろしくお願いします。

記者 : オ・ユンジュ