チェ・ミンシク、Disney+オリジナル「カジノ」で約25年ぶりにドラマ出演!“撮影するのが恋しかった”(総合)

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チェ・ミンシクが25年ぶりにドラマに復帰した。

Disney+オリジナル「カジノ」の制作発表会が昨日(14日)午前、ソウルJWマリオット東大門(トンデムン)スクエア・ソウルで行われた。同制作発表会には俳優チェ・ミンシク、ソン・ソック、イ・ドンフィ、ホ・ソンテ、キム・ジュリョン、ソン・ウンソ、リュ・ヒョンギョンとカン・ユンソン監督が出席した。

「カジノ」は、お金もコネもなくフィリピンでカジノの伝説になった男チャ・ムシクが殺人事件に巻き込まれ、人生の崖っぷちで命をかけた最後の賭けを始める強烈な物語を描いた作品だ。シリーズ作の演出に初めて挑戦したカン・ユンソン監督は「映画を撮る時より緊張しました。映画ほど緊張感がないと思ったけれど、こちらの方がずっと緊張します」と感想を語った。

チェ・ミンシクは「要約すると、とても平凡な人です。誰もが持っている欲望を激しく追いかけ、自分も知らないうちにカジノという世界に足を踏み入れるようになり、そこで多くの人に会って色々ぶつかることになります」とチャ・ムシクという人物を紹介した。

彼は「僕はこの人物を演じながら、人生の中で誰に会うか、どこに行くか、何に接するかによって自分自身も知らないうちに人生がドラマチックに流れていくと考えました。平凡な人がカジノという世界に足を踏み入れ、果てしない欲望に向かって疾走します」と話した。

25年ぶりにドラマに出演することになったチェ・ミンシクは「長い間撮影するのが恋しかったです。映画は密度はあるけれど、2時間という負担がありますし、それほど物足りないところがありました。余裕を持って言いたいことを全部言って、表現したいことを全部することができる、大変だけど、そのようなシリーズ物が恋しかったです」と伝えた。また「振り返ってみると、25年ぶりだと作品に取り組みながら知りました。でも、同じだと思います。プラットフォームが違うからといって僕が演技するのが変わるわけでもありません」と話した。

ソン・ソックは「オ・スンフンは警察です。韓国で本庁の外事課、デスクワークをしていたけれど、ある機会に犯罪率の高いフィリピンに1代コリアンデスクとして派遣されます。僕たちがよく映画やドラマで見る素敵なアクションも、優れた捜査能力を持った刑事でもありません。とても一般的で平凡な会社員のようなマインドで仕事をしていた人です。彼がフィリピンに行って誰かを助けることも容易ではなく、誰かに助けてもらうことも容易ではないことに気づき、成長していく人物です。自分の力で生存していかなければなりません」と説明した。

彼はチャ・ムシク役のチェ・ミンシクとの共演について「先輩とぶつかるシーンを演じる度に色々アドバイスをしてくださりました。僕たちがよく見てきたものとは違う絵を描くため、このようにしてみようとアイデアをくださったんです」と話した。

チャ・ムシク(チェ・ミンシク)の右腕であるジョンパル役に扮するイ・ドンフィは「海外では右腕を『right hand』と表現します。右腕は切っても切れない存在です」と紹介した。彼は「『カジノ』は平凡な人物たちが会って、ある選択をすることで繰り広げられる状況の中で立体感が感じられます。結局、選択についての話が大きかったと思います。僕は右腕として向き合う状況で、どうすれば観客にリアルに近づけるか、好奇心と悩みを挙げられるなら、よい役だろうと思いました」と話した。

特に、イ・ドンフィは「個人的に他の誰でもなく、チェ・ミンシク先輩の右腕として生きることができて僕の人生で一番大きな幸せでした」と話し、笑いを誘った。

ホ・ソンテはソ・テソクを「センシティブクレイジーギャングスター」と紹介し、笑いを誘った。彼は「複雑ながらも単純で、複雑ではない人物です」と話した。続けて「主人公はチャ・ムシクと僕は親しいと思うけれど、親しくない状況に突き進み、やむを得ない対立と葛藤があります。少し緊張感を与える人物です」と言い、関心を高めた。

チン・ヨンヒ役のキム・ジュリョンは「フィリピンで韓国食堂を運営する社長です。夫と死別して独り暮らしをしています。フィリピンに安住している平凡な韓国人のおばさんです」と話した。続けて「前作と違うようにしなければならないとは思わなかったです。すでに違う役で、この役を充実させるべきだと思いました」と付け加えた。特に「チン・ヨンヒが一つの火種を投げるが、それが手に負えないほどの炎を作り出します」と伝えた。

ソン・ウンソは「キム・ソジョンの事情もありますし、その事情によって利益を追求し、お金を追いかけることになります。そうしながら主要人物に裏切りと疑いの種を植え付ける原因になる事件が生じるんです。前作と違う姿をお見せできると思います。楽しみにしてほしいです」と話した。

カン・ミンジョン役のリュ・ヒョンギョンは「国税庁のチーム長で、チャ・ムシクに圧力をかける人物です。チェ・ミンシク先輩と『カジノ』の全体撮影を始めてした時、先輩が緊張したように見えました。25年ぶりのドラマなので、私が和気藹々な雰囲気によくリードしました。個人的に先輩のことを尊敬し、愛しているので、息を合わせることがとても不思議でした。幼い頃から憧れた人と息を合わせるなんて。先輩には本当にお世話になりました。この役がカッコよく見えるよう、色々アドバイスをくださって気楽に撮影できました」と言った。

「カジノ」はフィリピンでの撮影が多かったという。フィリピンでのロケについて、カン・ユンソン監督は「フィリピンで撮影することを計画した時、新型コロナウイルス感染拡大の影響がひどかった時期でした。実際にフィリピンに行って事前調査して交渉する時、隔離期間がかなり長く、果たしてフィリピンで撮影できるだろうかと思いました。運良くフィリピンに行った時は、現地の状況が安定的でむしろ韓国の方がひどかった時期でした」と伝えた。

ソン・ウンソは「フィリピンでたくさん俳優たちが同じ宿舎で一緒に生活しました。昔の研修会のように、一緒に食べて寝て会議して話して撮影しながら過ごしました。私も今まで撮影しながら、初めて経験することでした。撮影する時にもう少し親密に、自然にできたと思います。その時はみんなで韓国に行きたいと言っていたけれど、今はその時が懐かしくなります」と話した。

キム・ジュリョンは「夢だった海外ロケを『カジノ』ですることができて良かったです。撮影がない時間ももっと近く過ごすことができました。私の隠れ家で撮影する時、密閉された空間だったのでとても暑かったです。個人的に暑さに強くて、撮るのにそれほど問題にならなかったけれど、監督がとても大変で初めて『早くやりましょう』とおっしゃいました。魂が抜けたような姿でした」と笑った。

これに対し、ソン・ソックは「フィリピンで扮装もしませんでした。扮装しても一時間で全部落ちてしまうんです。ありのままのすっぴんです」と伝え、ホ・ソンテは「3泊4日いたけれど、5kgも痩せました」と付け加えた。

暑さより激しい演技への悩みと熱演は「カジノ」の観覧ポイントだ。チェ・ミンシクは「カン・ユンソン監督に感謝したいのは、かなり開いてくれたことでした。劇中人物たちがその状況に投げられました。ソ・テソクもある日フィリピンに投げられ、オ・スンフンもフィリピンに投げられました。そこから始まったので、ある意味漠然としていました。一緒に演技しながら感じたのが、プロは違うということでした。どうにかして当為性を与え、人物間に激しい化学反応を起こし、動機を与え、それがもっともらしく表現されました。そのような姿から僕も刺激を受けたと思います。誰が主人公で誰が脇役、端役かという問題ではなく、ただ多くの人と多くのエピソードがあります。俳優たちのアンサンブルが見どころだと思います」と自信を示した。

キム・ジュリョンもまた「たくさんの人物が出るけれど、韓国で演技が上手な方がたくさん出てきます。俳優の方々を見る楽しさがあると思います」と話した。リュ・ヒョンギョンは「止められない魅力があります。一度見ると、ずっと目にしたくなるような魅力がある。私は序盤にだけ出てくるけれど、後の内容が気になって台本を受けて全部見ました」と伝えた。

グローバルOTTで公開されるコンテンツであるだけに、海外での評価にも自信を示した。カン・ユンソン監督は「韓国の視聴者には異国的な場所になると思いますし、海外の視聴者にはもう少し慣れて身近な空間になるのではないかと思います。全般的にリアリティを重点的に考慮しました。そのようなリアリティは全世界の観客が一緒に共感できると思います」と話した。

ソン・ソックは「世界的に良い評価を受けたドラマは全部韓国的なものだったと思います。やはり韓国のドラマも外国の俳優もたくさん出て国際的な話をするけど、表現の仕方は一番韓国的でした。外国の観客が見た時、そのような部分が異国的でユニークではないかと思います」と伝えた。

チェ・ミンシクは「どんな現場だろうが、どんな作品を作ろうが、苦労は基本的にあります。どんな質感の苦労で作ったのかが重要だ。全てのスタッフと俳優たちが非常に悪条件の中で、ドラマをうまく作らなければならないという、キャラクターをうまく表現しなければならないという考えだけで最後までやり遂げました。楽しみにしてほしいです。良い結果が出ることを願います」と話した。

ソン・ソックは「臨場感あふれる真剣なドラマと表現したいです。従来のドラマと差別化された他の何かを感じられると確信しています」と自信を示し、イ・ドンフィは「インタビューでチェ・ミンシク先輩の復帰作、ソン・ソック兄さんの次回作、イ・ドンフィの作品だと申し上げましたが、僕の代表作になることを願っています。楽しみにしてほしいです」と伝えた。

「カジノ」は21日、全世界で公開される。

記者 : イ・ミンジ