※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
ENA水木ドラマ「社長をスマホから救い出せ！～恋の力でロック解除～」（演出：イ・チョルハ、脚本：キム・ヒョンミン）が、一風変わったハイブリッド協力の幕を開けた。

就活生パク・インソン（チェ・ジョンヒョプ）とスマートフォンに閉じ込められたキム・ソンジュ（パク・ソンウン）の奇妙な初対面から、人生逆転のチャンスをつかんだパク・インソンの姿まで、奇抜な題材で繰り広げられるダイナミックな展開が、最初から笑いを誘う。何より強い個性のキャラクターを愉快に表現した俳優たちの熱演にも好評が相次いだ。

同日、仮想と現実の壁を崩す革新的な技術で成功を収めているIT企業シルバーライニングの社長キム・ソンジュに信じられないことが起きた。娘との約束を守るためにキャンプ場に向かっていた彼が、突然行方不明になったのだ。彼が目覚めたのは、見ていても信じられないスマートフォンの中だった。

俳優の夢を諦めて様々なバイトをしていた就活生パク・インソンは、希望に満ちていた。あれほど願っていたシルバーライニングの最終面接を控えていたのだ。しかし、彼の不合格人生はなかなか治る気配がなかった。面接を受ける前にシャツにコーヒーをこぼし、面接官が嫌いな答えばかりするなど、最初からこじれるばかり。ここに家の契約満了のお知らせは、さらに挫折させた。追い出されるはめになったパク・インソンは、最後に両親の支援を受けるために故郷に向かった。しかし、期待とは違って、帰ってくるのは小言ばかり。いい年をしてろくな職場もない息子が気に入らない父親の小言に、彼は憂鬱になった。

もどかしい気持ちになって登った裏山で、パク・インソンは思いがけない展開を迎えた。父親の希望だった幼少期の思い出に浸っていた時、蛇にかまれた。助けを求めるところもない山の中で、このまま死ぬと思った彼は「ちゃんと生きられなくてごめんなさい」と反省し、まさにその瞬間に奇跡が起きた。どこかに落ちているスマートフォンが応答したのだ。そのようにキム・ソンジュが閉じ込められたスマートフォンを拾ったパク・インソンに、人生逆転のチャンスがやってきた。自分がシルバーライニングの社長キム・ソンジュだと言って、願いを聞いてくれたら10億（約1億円）をあげるというスマートフォン。ここに「私キム・ソンジュの代わりにシルバーライニングの社長になってください」という提案は、パク・インソンを驚かせた。混乱に陥った彼と交差するシルバーライニング最終面接の不合格通知は、今後変わる運命を予感させる。

「社長をスマホから救い出せ！」は、初放送から愉快な笑いの中にミステリーを取り入れ、視聴者たちを一気に魅了した。現実の壁の前で揺れながらも、よくなる明日を夢見る若者パク・インソンが共感を呼んだ。AIよりAIのように、いかなることにも揺れない秘書チョン・セヨン（ソ・ウンス）の事情も好奇心を刺激する。何よりボミョングループとの心理戦はもちろん、キム・ソンジュをめぐる怪しい動きは、彼がどうしてスマートフォンに閉じ込められるようになったのかに対する関心を高めた。自分がスマートフォンに閉じ込められたミステリーを解くために就活生パク・インソンに指令を下したキム・ソンジュ。果たして2人の“想像を絶する”ハイブリッド協力は、どのような真実を暴くのか、彼らのユニークなチームプレイが期待される。