PENTAGON、約3年ぶりの来日に喜び「いつかユウトのふるさと長野で凱旋公演がしたい」

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9月14日に日本で5枚目のミニアルバム『Feelin' Like』をリリースし、翌日からは3Daysで日本での公演を行ったPENTAGON。久しぶりの日本で、楽しみにしていたこととは? デビュー6周年を迎える彼らにこれまでの足跡と日本での思い出、さらには今後の展望についても語ってもらった。

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日本ミニアルバムリリース「日本語らしい感性を歌詞に込めた」

――日本で5枚目のミニアルバム『Feelin' Like』が9月14日にリリースされました。どんな作品になったのか、紹介してください。

キノ:僕たちが今年の上半期に韓国でリリースした「Feelin' Like」と「Sparkling Night」という曲を日本語バージョンとして作って、タイトル曲としてアルバムに収録したものです。この2曲はもともとの歌詞がありますが、日本語に訳すにあたって日本語らしい感性を歌詞に込めています。それ以外にもジンホさんが作った「Mr. Wolf」、そして僕が作った「Don't」が日本オリジナル曲として収録されました。さらに「Feelin' Like (Instrumental)」を含めた全5曲のアルバムです。

――今ちょうどご紹介していただいた「Mr. Wolf」と「Don't」について、曲を作った人として聞きどころやポイントを教えてください。

キノ:僕が作った「Don't」は別れの痛みを描いた曲です。君のせいで僕は墜落し続けている、だから僕にそんなひどいことをしないでと、行動を禁じる意味の「Don't」がタイトルになっています。

ジンホ:「Mr. Wolf」という曲はドラマ『イカゲーム』と似ているコンセプトのゲームがあると聞いたんですが、それをモチーフにして愛になぞらえて歌詞にした、楽しいダンス曲です。といっても、実は僕は『イカゲーム』はまだ観てないんですけどね(笑)。

シンウォン:えっ。

ウソク:ええっ?

ヨウォン:ええー!?

キノ:ちょっと前にエミー賞6冠に輝いた作品なのに……。

――「Feelin' Like (Japanese ver.)」と「Sparkling Night (Japanese ver.)」についてもどんな曲なのか教えてください。

ウソク:タイトル曲「Feelin' Like (Japanese ver.)」はギリシャ神話に登場するピグマリオンと、彼が理想とする女性ガラテアの物語を歌詞に込めました。今までのPENTAGONよりさらに大人になった姿を見せられたらと思い、パフォーマンス的にもそういうところを重視して準備しました。この曲ではすっきりとした美しさを追求したくて、余計なものは削ぎ落としていろんな要素をシンプルにして作りました。

ヨウォン:「Sparkling Night」は、これは僕の極めて個人的な意見ですけど、この曲は僕が大好きな映画『ラ・ブーム』の主題歌「Reality」という、少しレトロな曲を思い起こさせるんですよね。韓国語では「観覧車」というタイトルなんですけど、まさに夜中の観覧車に乗りながら聴くのにぴったりな、夜道をドライブしながら聴いてほしい、叙情的な歌詞と美しいメロディが印象的な曲です。しっとりとした曲調でありながら深みのある曲なので、ぜひみなさんに愛していただきたいです。

――今おっしゃったように「Sparkling Night」は韓国語の原題が「観覧車」ですが、みなさんは観覧車にまつわる思い出はありますか?

シンウォン:子どもの頃、韓国の遊園地に両親と遊びに行って、観覧車に乗った思い出がありますね。乗る前は怖い乗り物だと思っていたのに、想像以上にゆっくりだったので、途中で飽きました(笑)。

ジンホ:途中で飽きたって(笑)。

シンウォン:あ、思い出した! そういえばワールドツアーの途中でフイさんと観覧車に乗ったことがあって、それが最後に観覧車に乗った思い出ですね。最初は2人でワーワー言いながら乗ってたのが、やっぱり途中で飽きて、「これっていつ下に着くんだろう……」ってなってましたね。

キノ:僕はイェンアンさんと乗ったことがありますよ。僕もイェンアンさんも観覧車が好きで、名古屋か大阪の観覧車に乗ったと思います。


約3年ぶりの来日「久しぶりに友達に会えたような感じ」

――アルバムのリリースイベントで久しぶりに日本のファンとも対面で会うことができましたが、いかがでしたか?

ジンホ:久しぶりに日本のファンのみなさんに会ったのに、それにみなさんマスクをしているにも関わらず、すぐに誰が誰だかわかりました! なんだか久しぶりに友達に会えたような感じで「元気だった?」って声をかけました。どんなに髪色が変わっても、そしてマスクで顔のほとんどが見えなくても、目を見ただけでわかるもんなんだなって、自分でもびっくりしました(笑)。そんなに長い時間おしゃべりできたわけじゃないけど、短いふれあいの中でみなさんと言葉をかわすことができて本当によかったです。

シンウォン:僕はすごく不思議だったのが、今回お会いしたUNIVERSE(PENTAGONのファンの名称)の中で、僕の髪が長かった頃、髪が長いのが好きだから自分も伸ばすと言ってくれていた方がいらっしゃったんですよ。でもそれ以来ずっと会えなくて、今回ようやく会えたんですよ。そしたらすごく髪が伸びていたんですよね。それだけ長い間ずっと待っていてくれたんだなと思って、なんだか不思議な気持ちになりました。

――9月には日本で約3年ぶりのライブが開催されました。

キノ:以前はよく来ていた日本だけど、今回は本当に久しぶりに日本のUNIVERSEに会うので、僕たちにかける期待もきっと大きかったと思うんですよね。なので、その期待を裏切らないようしっかり準備しました。今回、初めてみなさんに披露する日本のオリジナル曲だったり、ソロ曲だったり、ユニット曲だったり、今まで僕たちもたくさんのコンサートをしてきたけど、これだけ新しいことを準備してきたコンサートは初めてですね。

シンウォン:日本に来れない間も僕たちは活動を続けてきましたが、今回は日本のUNIVERSEのみなさんには初めて見せることになるものがすごく多かったんですよ。今回のタイトル曲もそうだし……。

キノ:「Cerberus(ケルベロス)」も!

シンウォン:ユウトとキノとウソクのユニット曲だよね。それにキノのソロもあったし。そういう、今回ようやく初めて見せられるという曲が今回のコンサートでは過半数を占めています。僕たちも期待半分、心配半分、というかやっぱり期待が全部ですね(笑)。


日本で行きたいところ「次のインタビューは富士急ハイランドで(笑)」

――久しぶりの日本です。おいしい食べ物も欠かせないと思いますが、何を食べましたか?

シンウォン:何食べたっけ?

キノ:焼き肉!

ウソク:ああー、焼き肉……(思わず舌なめずり)。

シンウォン:日本でだけじゃなく、全世界を含めて僕たちが一番好きな焼肉屋さんが赤坂にあるんですよ。だから日本に来る数ヶ月前から、絶対にあのお店に連れて行ってとお願いしてました(笑)。それで、日本に着くなりすぐさまそのお店で焼き肉を食べました! 本当に涙が出そうでしたね。久しぶりすぎて。

ジンホ:最高だったよね。

キノ:相変わらずおいしかった!

ヨウォン:あの日は体力的には少し疲れてたけど、美味しいお肉をお腹いっぱい食べて、これから日本でがんばろうということで、スタッフさんも交えて一杯だけお酒を飲みました。

――今回の日本の滞在で行きたい場所ややりたいことはありますか?

ウソク:ショッピングもしたいんですけど、映像を撮りたいですね。仕事でというわけじゃなくて、いや仕事になるかもしれないけど(笑)。日本はやっぱりファッションが有名だから、街を歩きながらストリートファッションとか。いろんな人を見て歩きたいです。

シンウォン:僕は富士急ハイランドに行きたいです。僕の夢です。Kstyle×PENTAGONで富士急ハイランド、どうですか? ジェットコースターに乗りながらインタビューもできます!(笑)

ジンホ:僕は今まで3回、富士急に行ったことがあるんだけど、ギネス登録された乗り物が4つもあるんだよ。

シンウォン:キノは何に乗っても怖がらなそう。バンジージャンプも平然と飛ぶし。

キノ:僕には怖いという感情があまりないんですよね。お化け屋敷も平気です。

――過去に日本に来た時のことで忘れられない思い出はありますか?

キノ:僕が世界で一番好きな観光地が沖縄なんですよ。家族旅行で沖縄に行ったことがあって、それがすごくよかったので、また沖縄に行きたいです。その時、お寿司屋さんに行ったんですけど、1皿100円~500円くらいのものを40皿くらい食べちゃいました。安かったし、何よりおいしすぎて、手が止まらなかったです(笑)。日本のアニメでよく見る、テーブルの上にお皿が山積みになっている状態になって、我ながらおかしかったですね。


「いつかユウトのふるさと長野で凱旋公演がしたい」

――10月にデビュー6周年を迎えます。今までを振り返ってみて印象に残っている出来事は何ですか?

ヨウォン:PENTAGONとして活動してきて印象に残っている出来事はそれこそ本当に多くて、すべてが幸せな時間でした。その中でもやっぱりUNIVERSEのファンクラブ結成式が思い出深いですね。僕たちにとっては初めてのファンミーティングでもありましたし、UNIVERSEのみなさんとPENTAGONだけの時間だったので、すごく印象に残っています。

シンウォン:僕はPENTAGONとして日本に来たのが初めての海外だったんですよ。その時のことが今でも忘れられないですね。ステージの上では緊張して震えましたし、飛行機に乗るのも不思議な気持ちでしたし、海外に行くことも、日本語を使うのも全部が初めて経験することで、新鮮でした。それに、初めての海外で「シンウォン!」と僕の名前を呼んで応援してくれる人がいるということもすごく不思議でした。今ももちろん感謝していますが、あの時の印象は強烈に残ってますね。初めて日本のファンのみなさんが来てくださった豊洲PITの熱気は今でも忘れられません。僕たちもすごくびっくりしたんですよ。あんなにたくさんの方が来てくれるなんて思ってもいなかったから!

ジンホ:デビューして2ヶ月の新人のイベントに3000人ものファンが集まるだなんて、すごいよ。

キノ:僕はその時はそれが当たり前だと思ってたんですけど、今から考えたら本当にすごいですよね。今、僕があの会場に立ったとしたら……。

ジンホ:わんわん泣くよね(笑)。

――豊洲PITでは実際にどなたか泣いてましたよね。

ウソク:ユウトですね。

シンウォン:ご両親がいらっしゃってたから。

キノ:親父さんがね。

ウソク:僕は日本も含めたワールドツアーですね。本当に言葉ひとつわからないまま海外に出て、僕たちのことを好きで、僕たちを待ってくれている人がいるということが本当に不思議でした。昨日も東京の街中で僕たちの広告を見つけて、「えっ、あれ僕たちだよね?」って、すごく変な気分になりました(笑)。芸能人になったというよりも、夢を叶えたなという思いが強いですね。

――最近はPENTAGONとしてだけでなく、ユニットやソロ活動も活発です。お互いの活動が刺激になったり、アドバイスを送ったりすることはありますか?

キノ:ジンホさんのミュージカルは、ほぼ全作品観に行ってます。あんなに喉が枯れるほど歌うジンホさんを見て、あの舞台に立つには本当に血のにじむような努力が必要なんだって初めて気づきました。

シンウォン:僕はヨウォンがドラマを撮影しているところを見ました。といっても現場に行ったわけではなくて、撮ったものをモニタリングしただけですけど、でもすごく楽しそうでしたね。ワイヤーアクションのシーンは大変そうに見えたけど、実際に放送された場面を見たらすごくカッコよかったです。がんばったヨウォンにはお疲れ様って心から言いたいですね。僕もワイヤーに吊られてアクションしてみたい!

ヨウォン:見ているだけだと楽しそうに見えるかもしれないですけどね(笑)。ワイヤーアクションは僕も初めての経験だったんですけど、やってみて本当に驚きましたよ。すごく高く飛んだんですよ! これをスタントマンのみなさんは毎回やっているのかと思うと、本当にすごいなと思いました。でもメンバーたちがドラマを観て「お疲れ様」と言ってくれたので、がんばった甲斐がありました。あのドラマではたぶん30~40回くらい飛びました(笑)。撮影現場では僕がほぼ一番年下で、みなさん先輩だったんですが、すごくよくしてくださいました。監督さんもスタッフさんも僕のことを気にかけてくれて、僕も現場でいろんなことを学びながら撮影することができました。おかげでいい作品になったと思います。

ウソク:僕はまだソロ活動をやるよりもグループとしての活動に注力したいですね。僕は曲を書く人間なので、PENTAGONの曲を作ることに自分の時間を集中させたいんです。だからソロについてまだ細かく考えたことはないけど、もしいつかやると決めたら、その時はPENTAGONの曲を作る時と同じくらい集中して臨みたいと思います。でも、いろんな活動をしているメンバーたちにはいい刺激をもらっていますよ。僕は勤勉なタイプではないけど、勤勉なメンバーたちを見ていると、僕もがんばらなきゃと思います(笑)。ユウトなんかはいつ見ても作業室にいますしね。

キノ:ユウトが一番ひどい(笑)。たまに、この子大丈夫かな? って心配になる(笑)。

――ユウトさんは以前のインタビューでキノさんのことを同じように言っていたと思うのですが……。

キノ:僕が曲作りをはじめてからおそらく10年くらい経つんですけど、僕にとってはそれが趣味なんですよ。趣味=仕事なので、休みたい時には休むための曲を作って、仕事の時にはアルバムのための曲を作って、という感じでした。でも絵を描くという新しい趣味ができて、以前よりは休むようにもなったので、最近は作業室にこもりっぱなしという感じではないですよ。前に比べたら半分くらいになったかな? そのおかげで仕事する時はより集中できるようになったと思います。

――今後の活動や、やりたいことはありますか?

キノ:僕はドームツアーをやりたいです。ドームがあるのは東京、名古屋、大阪、福岡、北海道でしたっけ?

ジンホ:そのためにもっとがんばらなきゃね。

キノ:全部合わせたら25万人ですからね。

シンウォン:僕は長野でコンサートがしたいです。ユウトの実家があるから。長野はそばがおいしいって言ってました。

ウソク:小さな会場でいいから、コンサートじゃなくてもイベントでもいいから行きたいよね。

シンウォン:ユウトのふるさとだから、凱旋公演がしたいんですよね。

ジンホ:長野で公演、めっちゃいいね!

ジンホ:他のグループのことはよくわからないけど、PENTAGONはいつだって切実で、常に前を向いて、新しいことに貪欲なグループです。来年には7周年を迎える僕たちですが、これからも今まで以上に熱いPENTAGONをお見せしたいですね。



取材:尹秀姫 / 撮影:前手秀紀

■リリース情報
JAPAN 5th Mini Album『Feelin' Like』
好評リリース中

【CD収録曲】
01. Feelin' Like (Japanese ver.)
02. Sparkling Night (Japanese ver.)
03. Don't ※日本オリジナル曲
04. Mr. Wolf ※日本オリジナル曲
05. Feelin' Like (Instrumental)

〇Type-A 【CD+エムカード】
品番:VLCD6144 2,900円(税込)
・PHOTO歌詞ブックレット(16P)
・エムカード (期間限定でボイスコンテンツがダウンロードできます)
※利用期限:2023年3月13日(月)まで
[エムカード収録内容]
全14種[メンバー個別オリジナルボイス(12種)・団体ボイス(2種)]のうち、ランダム1種

〇Type-B【CD+PHOTO歌詞ブックレット】
品番:VLCD6145 2,900円(税込)
・PHOTO歌詞ブックレット(32P)

■関連サイト
PENTAGON日本公式サイト:https://pentagon.cubeent.jp/

記者 : Kstyle編集部