イ・サンボ、緊急逮捕も薬物使用容疑は嫌疑なしに「麻薬成分は検出されず」

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写真=KBS
俳優のイ・サンボが麻薬使用の疑いを晴らした。

ソウル江南(カンナム)警察署は本日(30日)「イ・サンボを捜査した結果、麻薬使用の疑いがないことが確認され、容疑なしの処分を下した」と伝えた。

警察は10日、ソウル江南区の路上で薬で酔った様子の男性が歩いているという通報を受け、現場に出動した。警察は当時の状態と簡易試薬検査の結果で陽性反応が出たことなどを総合すると、麻薬類管理に関する法律違反の疑いが認められると判断し、緊急で逮捕した。

その後、彼は麻薬を投薬したことはないと反論し、病院の診断書を公開した。同診断書によると、彼は2019年にうつ病や不安症が悪化し、抗うつ剤、神経安定剤などを服用していた。根拠のない報道に対しては、法的に対応するという意思を伝えた。

論難が大きくなると、江南(カンナム)警察署は「逮捕当時、発熱などの症状が見受けられたため、病院で治療を受けている」とし「容疑を確認するために、国立科学捜査研究所に精密鑑定を依頼した。鑑定の結果や捜査結果などを基に、事実関係を判断する予定だ」と釈明した。

警察は通常、麻薬投薬の疑いがある人には、簡易試薬検査を行う。検査の結果、陽性反応が出れば立件して調査を行った後、国立科学捜査研究所の鑑定によって結果を判断する。

鑑定の結果、イ・サンボが提出した尿や毛髪から様々な向精神薬成分が検出されたが、これは彼が病院で処方されていた薬の成分であることが確認され、モルヒネ成分は検出されなかったという。

イ・サンボは麻薬疑惑が浮上した後、公式SNSを通じて疑惑を否定した。

彼は家族が亡くなった後、長期間うつ病の薬を服用してきたと打ち明け、「長い間服用してきた薬でも、症状を治めることができず、お酒を一杯だけ飲んだことが良くない事件の発端になったと思う」と明らかにした。

続けて「僕は絶対に麻薬をしていない。誤解を解いて、名誉を挽回するために最善を尽くす。これから警察の調査に誠実に臨み、根拠のない虚偽事実に対しても強硬に対処していく」と付け加えた。

記者 : ファン・ヘジン