「メンタルコーチ チェガル・ギル」イ・ユミ、抑えていた本音をチョンウに告白…成長した姿に感動【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「メンタルコーチ チェガル・ギル」放送画面キャプチャー
「メンタルコーチ チェガル・ギル」のチョンウとイ・ユミがお互いをぎゅっと抱きしめた。

韓国で27日に放送されたtvN月火ドラマ「メンタルコーチ チェガル・ギル」第6話「甲殻類の脱皮」では、メンタルコーチのチェガル・ギル(チョンウ)の前で自分の弱さを認めて再跳躍する準備を終えたチャ・ガウル(イ・ユミ)と、ギルに復讐するためにガウルに接近したク・テマン(クォン・ユル)の姿が描かれた。

同日、ギルは相談を拒否するガウルに、メンタルコーチの終了を宣言したが、自分の悪夢の中に登場した、墜落死した人物と同じ指に絆創膏を貼っているガウルを発見して、また引き止めた。しかし、ギルの気持ちが分からないガウルは「そちらが思っているより、私はずっと強いです」とし、彼を押し出した後、心の扉を閉ざしてしまった。これにギルは「強いよ、チャ・ガウルさん。硬い皮で重装備した甲殻類みたい。しかし甲殻類がいつ成長するか分かる? 皮を脱いで脱皮する時だ。どんな選択をしようと、チャ・ガウルさんが本当に望んでいることを選択して。そして僕が必要だったらいつでも来て」と黙々と待つという意向を伝えた。

その後、ショートトラック韓国代表選抜に向けた最終テストの当日、ガウルは冬季体育大会と韓国代表テストで悩んだ末、韓国代表テストを選択した。彼女はチョ・ジヨン(キム・シウン)に僅差で勝利して脱落を免れたものの、暴力コーチ(ホ・ジョンド)はガウルのインピード(故意な進路妨害)を主張し、最後までガウルを落とし穴にはめようとした。しかし黙ってやられるばかりではいられなかった彼女は「何があっても自分自身を守らなければならない」というギルの言葉を思い出して故意性のある行動ではなかったと堂々と表明した。そしてこの時、ショートトラックチームの末っ子パク・ジス(キム・ユジョン)の辞退で、ガウルはショートトラック韓国代表に最終選抜されることができた。

ギルは、五輪金メダリストの競泳スターであるイ・ムギョル(ムン・ユガン)が、自らイップス(スポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる運動障害)を認めてメンタルコーチを本格的に受けられるように、彼に対する説得を諦めずにアプローチした。ムギョルは、自分の健在ぶりを証明したいとして、ギルの相談を拒否したが、競泳韓国代表選抜戦の途中で失神した。ようやくムギョルは自分を強い天才だと信じている両親を思い浮かべ、「僕はそんな人じゃない」と言って涙を流し、ギルはムギョルを慰め、今後の関係改善を期待させた。

そのような中、テマンはムギョルのドーピング疑惑を公論化し、体育会の中で自分とライバルである競泳連盟長のチョン・チャンギル(パク・チョルミン)を下ろすことに躍起になっていたが、ムギョルのドーピング疑惑が解消されて計画に支障をきたした。これを受け、テマンは偽の情報を流したギルのもとを訪れ、怒りを爆発させ、鋭い眼差しを見せた。特にテマンはギルに向けた復讐心を、彼が指導する選手ガウルに回して危機感を高めた。彼はガウルが所属している実業チームを解散させたことに続き、冬季体育大会への出場に応じなかった見返りとして違約金を請求すると圧迫した。同時にテマンはガウルに接近し「助けが必要だったら来い」と言って名刺を渡し、不条理な行動を続けた。

ガウルは長いスランプを克服して、ショートトラック韓国代表に選ばれたが、自分を追い立てる暴力コーチ、突然の実業チームの解散、違約金請求のニュースまで悪材料が続いた。しかもガウルは自分が韓国代表テストを選択して生じた金銭問題を解決するために、療養院にいた父親を無料療養院に移したという事実と共に「あなたがしっかりすれば、私たちは何でもサポートできるから」と耐えるようにという母親シム・ボクジャ(キム・ヘヨン)の言葉に、こみ上げる感情を抑えられず、踵を返して家を出た。

やがてガウルはギルのもとに行って、結局抑えていた不安と恐怖を打ち明けた。傘も無しに雨の中を歩いていたガウルは、自分が必要だったらいつでも来るようにと言ったギルの言葉を思い出して、ノーメダルクラブに向かった。ガウルは「実は私は全然強くない。私を助けてください、先生」と話して泣き崩れ、ギルは「よく来てくれた。ありがとう」と話し、ノーメダルクラブのメンバーたちと共に彼女を慰めて歓迎した。また「泣いても大丈夫だし、弱くなっても大丈夫。最も弱くなった瞬間、私たちは成長し始めるから」というナレーションと共に、脱皮を終えてさらに強くなったヤドカリの姿が盛り込まれて、今後より一層成長するガウルに対する期待を高めた。

また、放送の終盤にギルが暴力コーチのオ・ダルソンの行動に怒りを表し、彼を取り除くための本格的な作戦開始を予告し、今後繰り広げられるギルの痛快な活躍に期待を高めた。

「メンタルコーチ チェガル・ギル」は、メンタルコーチになって戻ってきた元韓国代表が、選手たちを癒して、不正に立ち向かって戦うメンタルケアスポーツ活劇。韓国で毎週月曜日と火曜日の午後10時30分に放送される。

記者 : パク・パンソク