俳優のクォン・サンウが、レジェンド級のコミカルな演技を予告した。

wavveオリジナルドラマ「おっさんずＸ」は8月9日、ジェットコースター級の人生の激変を迎えたおじさん（クォン・サンウ）の様子を公開した。

韓国で9月2日に公開される「おっさんずＸ(危機) ～崖っぷち男の大逆転～」は、希望退職、株式暴落、住宅価格の暴騰など、“人生の下落相場”に陥ったおじさんが、“人生急騰”まで持ちこたえるコメディドラマだ。

公開された写真で、危機のおじさんになり切ったクォン・サンウのダイナミックな変化がキャッチされた。まず目につくのは、大企業の次長の余裕溢れる姿だ。カッコいいスーツになでつけたポマードヘア、通勤途中のコーヒー一杯まで、おじさんは誰が見ても優秀な中年エリートだ。高級外車の前で世の中を全部手に入れたように成功した者の笑顔を見せる彼の虚勢も視線を奪う。

歳月の直撃を受けて人生の下落相場を迎えたおじさんの激変も捉えられ、爆笑を誘う。希望退職の中で怯んでいるおじさん、事務所のキャビネットの裏に身を隠して雰囲気の伺っていた彼からは、可哀そうな雰囲気が漂う。大切にしていた外車との別れに泣き崩れる彼の悲しそうな顔も笑いを誘う。中途採用の面接で、力強く自身をアピールする姿は、おじさんの波乱万丈なジェットコースター人生を予告しているようだ。

クォン・サンウは、右肩上がりの人生だと思っていたのに、実は下落相場に入った自称エリートの都会の男、おじさん役を熱演する。名門大学、大企業出身で、うぬぼれて生きてきて人生のレースで遅れを取ることなどないと思っていた彼は、激変を迎えていきなり一文無しになる危機に追い込まれる。人生再起のためにもう一度アクセルを踏むおじさんに機会がやってくるだろうか。

クォン・サンウは情が深く見栄っ張りなおじさんの人間的な魅力をコミカルに描きながら、新しい逆転を夢見る彼の人生成長期をダイナミックに描く。

クォン・サンウは「退屈する暇もない面白い台本だ。既存のドラマの形式を破ったように思ったし、現実で誰でも経験するようなストーリーを愉快で共感できる形で描いた」と作品を選択した理由を明らかにし、「おじさんは自分が最も上手にできるキャラクターだと思った。それほど自信がある」と伝えた。