TAN、ニューアルバム「2TAN」でカムバック!“結成当時はお互いを知っていく段階だった…今は本当の兄弟のよう”

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写真=THINKエンターテインメント
極限の野性を超えてデビューしたグループTANが、さらに成長した音楽と固くなったチームワークで帰ってきた。

TANは6月21日、2ndミニアルバム「2TAN」で帰ってきた。今年3月に発売したデビューアルバム「1TAN」に続いて約3ヶ月ぶりに発表した、Wシリーズの始まりを知らせるアルバムだ。環境問題などを含め、音楽で平和を成し遂げたいというTANの願いが込められた。「1TAN」の時はグレー、ブラック、ホワイトを活用してシックで洗練されたイメージを強調したが、「2TAN」では、様々な色合いで反抗心溢れる悪童のような魅力がうかがえる。

比較的早いカムバックを知らせたTANは、最近Newsenと行ったインタビューで「早くよりかっこよくなった姿を見せようと思い、休まず頑張って準備しました。体は疲れているけれどとても楽しみで、ファンの皆さんに会えると思うとドキドキします。『1TAN』の時より発展した姿をお見せします」とカムバックの感想を明かした。

チャンソンは「休まなかったので大変ですが、メンバー誰一人として逃したくないと言っています。僕たちの中で時々『少し力を抜こうか?』と話していても、すべての瞬間とても頑張っています。大変ですが、最善を尽くすのが僕たちの長所になると思います。感謝する気持ちで最善を尽くしたいです」と話した。

過去にグループ活動の経験があるメンバーとは異なり、前回のアルバムで正式にデビューしたテフン、ヒョニョプにはより意味深い経験だった。テフンは「以前は知らなかったけれど、ファンと親しく過ごし、コミュニケーションしていると、ファンから得る力がとても大きかったです」と話した。ヒョニョプも代価なしに愛を送ってくれるファンに感謝を伝え、ステージに対する愛着がより大きくなったと伝えた。

THINKエンターテインメント初のアイドルである上に、MBC「極限デビュー野生ドル」を通じて結成された時からデビューまで比較的時間が短かっただけに、「1TAN」の時はお互いを知るための様々な試行錯誤もした。今回のアルバムではこのような試行錯誤が補完され、メンバーのシナジー(相乗効果)もより高めることができた。チームで最も人見知りだったヒョニョプが、今はムードメーカーになるほど、メンバーも仲良くなったそうだ。

TANは新しいアルバム発売に先立ち、デビュー100日という意味のある瞬間も迎えた。ヒョニョプは「結成されてから、一週間以上メンバーと離れたことがありません。ずっと家族のようにくっついていました。サバイバルでチームが結成された時は、お互いを知っていく段階でしたが、今は本当の兄貴、弟のようになりました。このメンバーに会えて嬉しいし、良かったと最近とても思っています」と話した。

ジュアンは「今度はより息の合う姿をお見せしたいと思いました。『ダンシングドルステージ』という番組に出て1位にもなっただけに、パフォーマンスに対する自信もありました。パフォーマンスの完成度もたくさん悩み、コンセプトも平凡なものがありません。ファンの皆さんが楽しめるポイントが多いです」と説明した。

今回のアルバムのタイトル曲「Louder」は、グルーブなベースラインとリズミカルなメロディーの導入部、壮大なサビが調和を成す曲で、メンバーのジュアンとジェジュン、ヒョニョプ、ジソンが作詞に参加した。

ジソンは「タイトル曲を聴いてかなり衝撃的でした。ところどころに面白く、驚くようなポイントが多くて、ステージを早く見せたかったです」と伝え、チャンソンは「曲に変わっているソースがあるので、耳元に残ると思います。パフォーマンス的にも見せる要素が多いです」と話した。

ジェジュンは「壮大なフェスティバルのような雰囲気なので、パフォーマンスもパワフルです。前回のアルバムでは、僕たちが抜けるとダンサーが入ってきて埋めてくれたパートがありましたが、今回は僕たちがずっとやって、その間にダンサーが入ってきて味を付け足す感じです」とし、「軟骨を諦めて、次がない人のように踊っています」と冗談を言った。

TANは自分たちだけの強みについて、たくさんの色を一つのチーム内で見られるという点を取り上げた。チャンソンは「年齢帯も、デビュー経歴も様々でメンバーそれぞれの色、魅力もはっきりとしています。このような多様性が僕たちが持っている一番大きな長所です。初めてデビューするメンバーが持つ覇気に影響を受け、デビューの経験があるメンバーもさらに頑張っていて、ノウハウも教えたりしています。僕たちのシナジーで、新人でありながらも余裕があって上手だと言われたいです」と願いを明かした。

チソンは「TANに“独歩的な”という修飾語がつけばと思います。確かな僕たちの色をそのまま維持し、唯一無二のグループになって欲しいです。今回のアルバムで平和や環境問題について語るように、グループの雰囲気やイメージ的な面で他のグループより確かに差別点があると思います」と説明した。

ソーシャルディスタンスの緩和後、ファンが見守るところでステージを披露することができるようになったTANは、積極的なバスキングとオフラインのスケジュールなどでさらに多くのファンと会える機会を作っていくという。アルバムの目標についてテフンは「ブランド評判1位を取りたいです。チームだけでなく、メンバー個人評判でもみんな順位圏内に入れたらと思います」と答えた。

ヒョニョプは「多くの人から愛され、年末の授賞式に出られるチームになりたいです。個人的に子どものころ、先輩たちを見て“僕も必ず立ってみたい”と思っていた『MAMA』のステージに上がってみたいです」と話した。ジソンは「音楽番組1位候補まで上がるのが目標です」と伝えた。

TANは24K、We In The Zone、TREI、RAINZなどメンバーの多くがアイドルグループとして活動した経験がある点が特徴だ。キャリアが多彩なだけに、他のグループに比べてメンバーの年齢差も大きい。1996年生まれのチャンソンと2004年生まれの末っ子ジソンの年齢差は8歳だ。

メンバーたちは時々世代の差を感じる瞬間はあるが、年齢差が大きな問題にはならないと口を揃えた。ジェジュンは「お兄さんラインは精神年齢がやや低いです。チャンソン兄さんは時々ジソンより赤ちゃんのような時もあります(笑)」と話した。ジソンは「むしろ年齢差があるのであまりけんかしないと思います。そして兄さんたちは『やっぱり若いのが最高だ』と言いますが、他のグループと比べると僕もすごく若い年齢ではないと思います」と答えた。

ヒョンヨプは、パフォーマンスの練習時などで、年上のメンバーたちが黙って見守りながら、必要な時にサポートする感じだと伝えた。これにテフンは「経験があって、年上だからといって威張ったりしません。兄さんたちが先に『分からないことはある?』と聞いてくれることも多いです」と感謝した。

ソンヒョクは「触れなくても良いほど、弟たちはよくやっています。そして先輩や兄だからアドバイスをするというよりは、大切な弟たちなので、もっとうまくいってほしいという気持ちでやっています」と話した。チャンソンは「デビュー時よりもリーダーとしてメンバーたちに対する信頼感がたくさん生まれました。信じて預けることができ、引き受けたことを一生懸命やってくれて、デビューシングル『1TAN』の時よりは気持ちが楽になりました」と説明した。

「極限デビュー野生ドル」出演当時、ステージが恐かったが、競演を重ねながら勇気を得たと明かしたジェジュンは、メンバーたちを見ながら新たに感じたことも多いと伝えた。彼は「僕が望んでいたのは憧れの視線でしたが、実際には僕を見守って評価しようとする視線と向き合いました。純粋に楽しむ弟たちを見ながら初心も取り戻しました。メンバーたちのおかげで以前よりも楽しく活動しています」と答えた。

TANが所属しているTHINKエンターテインメントは、キム・ホジュン、ハン・ヘジンらトロット(韓国の演歌)歌手から元T-ARAのソヨン、ソ・イニョン、俳優のソン・ホジュン、ムン・ヒギョン、コン・ジョンファン、元野球選手のポン・ジュングン、チョン・ホヨンシェフなど、所属アーティストの幅がかなり広い。

THINKエンターテインメントの最初のアイドルグループという点で、プレッシャーを感じた。チャンソンは「初めはすごく動揺しました。他の事務所は分野が違うとあまり交流することはないですが、ここは皆で一つという感じです。先輩方が皆各分野で本当に優れているので、良い流れを受け継いで一生懸命走っています」とし「皆僕たちを末っ子の面倒を見るようによくしてくださいます。喜んで挨拶もしてくれて、美味しい物もたくさんおごってくださいます。プレゼントもたくさんいただき、感謝しています」と強調した。

TANは様々な先輩の中でも、キム・ホジュンの美談を公開した。ジェジュンは「食堂で小規模の会食のように先輩たちと何度か集まっておいしいものを食べました。ホジュン兄さんは7人に何か必要なものはあるかと聞いてくださりシェーバーもプレゼントしてくださいました。食べ物も準備してくれたり、会いたくて電話したという時もありました」と答えた。

ソンヒョクも「シェーバーをくださった時、箱の上に『こんにちは、ホジュン兄さんだよ。必要だと思うから』と直接文章まで書いてくれました。“トゥヴァロッティ(トロット界のパヴァロッティ)”というイメージがあって近づき難いと思っていたのですが、僕が思っていたイメージと全く違いました。ずっと前から知り合いだったかのようにものすごく気にかけてくれました。ホジュン兄さんには本当に感謝しています」と話した。

これに先立ってキム・ホジュンと同じステージに立ってみたいと明かしていたTANは6月、江原道(カンウォンド)鉄原(チョルウォン)で開かれた「平和コンサート」にキム・ホジュンと共に出演した。TANは紫で満たされたキム・ホジュンのファンを見てびっくりしたという。ジェジュンは「来たファンの人数に驚き、ホジュン兄さんの歌唱力にも驚きました。驚きの連続でした」と回想した。

TANはステージを終えて荷物をまとめていたところ、キム・ホジュンの歌声に驚いて、楽屋の外に飛び出した経験を打ち明けた。チャンソンは「普通はバックステージにいると大きくは聞こえません。でもホジュン兄さんの声は突き抜けてきました。誇張ではなく、荷物を整理しながら、『これ兄さんが歌っているの?』と驚きました」と説明し、ジェジュンも「歌声を夢中で聞いていました」と共感した。

ジュアンも「バックステージにいたすべてのスタッフが息を殺して見ていました。その前までは“僕たちの兄さん”という感じだったのにびっくりしました」と答え、ヒョンヨプも「現場で歌う姿を見たら確実に違いました」と明かした。

記者 : イ・ハナ