ホン・ジニョン、ニューアルバム「Viva La Vida」をリリース…論文の盗作を改めて謝罪も“最初からやり直す気持ちで準備した”

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写真=IMHエンターテインメント
修士論文の盗作疑惑で活動を中断していた歌手のホン・ジニョンが、1年5ヶ月あまりのブランクを経て新曲をリリースした。彼女は過去の過ちを反省し、初心に戻った。

ホン・ジニョンは先月、音楽配信サイトを通じてニューアルバム「Viva La Vida」を公開した。この曲は、ラテン風のトロット(韓国の演歌)曲で、歌詞には日常に疲れた人々への慰やしが込められている。多くのヒット曲を披露してきた作曲家のチョ・ヨンス&イ・ユジンとタッグを組み、ホン・ジニョンは共同で作詞に参加した。

長く悩んだ末にカムバックを決心したというホン・ジニョンは、真心を尽くして曲を書いてくれたチョ・ヨンス作曲家が大きな力になったと伝えた。ホン・ジニョンは「実はバラード曲を準備していたのですが、やめたんです。最初からやり直すという気持ちで準備しました。デビュー曲が楽しい楽曲だったので、今回も楽しい楽曲をするほうがい良いだろうということで意見が一致しました」と紹介した。

ホン・ジニョンは、明るい雰囲気の楽曲で誤解を招くことを心配した。大きなプレッシャーと不安を抱えてカムバックした彼女は、「歌やミュージックビデオを見ると、悩みもなく晴れやかに見えるかもしれません。歌手は3分間ステージの上で演技をするのだと思っています。今まで大変なことがあっても、ステージの上ではいつも笑っていましたし、悲しくないふりをしました。この曲を聴く3分だけは、何の心配もなく、すべての方々が幸せであってほしいという思いを込めました」と説明した。

ホン・ジニョンは2020年、修士論文が盗作であったという疑惑が浮上して活動を中断し、長い空白期を過ごした。空白期間中の話を聞くと彼女は「6ヶ月ほどは、精神的にまいっていました。10年以上活動をしてきて、このようなことは初めてだったので、どうすれば良いか分かりませんでした。6ヶ月間、よく眠れなかったですし、多くの人と連絡を絶つようになりました。自分を省みる時間も作りました」と話した。

続いて「活動を中断して10ヶ月ほど経った時、ちょっと聞きたいことがあって知り合いに電話したことがあったのですが、無愛想に答える方もいました。親しいと思っていた方々にそんな風にされて、電話もしなくなりました。それでも感謝したのは、わざわざ連絡してきて『ご飯はちゃんと食べているの?』と心配してくださる方々もいたことです」とつけ加えた。

修士論文の盗作疑惑が浮上した直後は努めて否定したホン・ジニョンは、その後に追加の証言が出ると、過ちを認めて謝罪した。当時の状況に対して、ホン・ジニョンは「とにかく私が間違っていたんです」とし、もう一度謝罪した。

ホン・ジニョンは「私を信じてくださり、愛してくださった方々を失望させるのが申し訳ないと思いました。最初に騒動が起きた直後に書き込みをしたのも急ぎすぎたと思います。どうすればいいか分からなかったし、対応も未熟でした。当時は少しでもこう言えば失望を軽減できるんじゃないかという思いだけが先走っていました。休むことになるという怖さよりは、失望させるのが1番怖かったです」と打ち明けた。

ホン・ジニョンは、活動中断後のSNS投稿についても釈明した。活動中止から2ヶ月ぶりに、彼女が雨に濡れた街の写真をアップすると、一部のネットユーザーたちはホン・ジニョンが自粛を終えて、カムバックの次期を見計らっているのではないかと推測した。

ホン・ジニョンは「議論が生じて間もない頃、よく眠れなくて正気ではありませんでした。SNSのアップロードを2回ほどしたと思います。遅い時間に深く考えずに上げたのですが、復帰するのかという記事がたくさん出て、『そういう風に見られるかもしれない』と思って、それ以上はアップせずに、SNSは全然見ませんでした。携帯自体を全く見ないようにしたんです」と説明した。

騒動時、ホン・ジニョンの早まった釈明のため大衆の怒りはさらに大きくなり、今回のカムバックをめぐっても、意見が分かれている。ホン・ジニョンも大衆の反応を謙虚に受け止め、反省し続ける姿を見せたいと話している。

ホン・ジニョンは「アルバムの発売が大きなプレッシャーでしたし、怖くもあります。新人の時に芸能界で生き残るために大げさに行動したこともあってアンチが多かったけれど、着実に活動してアンチからファンになった方もいました。私の過ちによって私に失望した方々、私について良いイメージを持っていない方々も、これから私が一生懸命に努力して良い姿をお見せすれば、少しはよく思ってくださるんじゃないかと、肯定的に考えようとしています」と話した。

騒動と自粛の時間を経て、ホン・ジニョンの考えも変わった。彼女は「かつては時間をナノ単位で分けて、何でも速くやろうとしていたんです。やりたいことはやらなければならないという思いがありました。今はゆっくり歩いても、全てのことをしっかりと準備して、少しずつ前に進もうと思い始めています」と説明した。

記者 : イ・ハナ