“Netflixでも配信”キム・ヒソン&SF9 ロウン&イ・スヒョクら、新ドラマ「明日」制作発表会でお互いを絶賛…原作との差別点は(総合)

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写真=MBC
新ドラマ「明日」が、原作のウェブ漫画の人気に続いてヒットを予感させた。

1日の午後2時、MBCの新金土ドラマ「明日」の制作発表会がオンラインで開催された。パク・キョンリムが司会を行い、主演俳優のキム・ヒソン、SF9のロウン、イ・スヒョク、ユン・ジオン、演出を担当したキム・テユン監督、ソン・チウク監督が出席した。

俳優たちは、最初に視聴率の公約を宣言した。視聴率が15%を達成したら、ロウンとイ・スヒョクはかつらをかぶり、ユン・ジオンはブリッジをすると明かした。

続いてドラマで演じる役について語った。ロウンはチェ・ジュンウンというキャラクターに対して「本当に楽しく読んだウェブ漫画をドラマ化した作品に出演できて光栄だ。ジュンウンは優しい人だけど、物事をする過程が下手で、そこが魅力だ。ジュンウンのせいで事件が起きるが、憎めないキャラクターだ」と伝えた。

イ・スヒョクはパク・ジュンギルというキャラクターについて「従来の死神と異なる点は、あの世の独占企業『走馬灯』という会社に所属し、引き渡しを仕事としていて、エリートのような人物を担当したことだ」と明かした。また「ウェブ漫画が愛されたため、ウェブ漫画を具現化するために努力した。普段はスーツを着る役が多かったが、何をすればもっとジュンギルに感じられるだろうかと悩んで、ウェブ漫画で描かれている目の下のくまを表現してみた」と、従来の作品との相違点を挙げた。

またユン・ジオンは、自身のキャラクターである危機管理チームのイム・リュング役を「トラブルを起こすとそれを片付ける原則主義者だ」と説明しながら、「社会生活を作品の中でしているが、みんなにとてもよくしていただいている。現実に満足している」と話した。キム・ヒソンは「本当に真面目で、欠点のない人」と褒めた。

原作のウェブ漫画との違いについてキム・テユン監督は「異なる媒体になるなので、映像化は簡単な作業ではなかった。ウェブ漫画では一人一人の事情が主になっていたが、ドラマではその事情をどう解決するかに焦点を当てた。ウェブ漫画を圧縮する作業もした」と説明した。ソン・チウク監督は「ドラマで視覚的に表現できることをうまくやれば、差別化ができると思った」とし「4人が持っている特別な能力を使って死のうとする人々をどう慰めるのか、その過程でどんな能力を使うのか、ファンタジー的な要素を台本にたくさん追加した」とつけ加えた。

“人を救う死神”という斬新なコンセプトを表現するため、俳優たちが努力も伝えた。

キム・ヒソンは「『伝説の故郷』のように、死神といえばこの世にいる人を連れていく役割だが、死のうとする人を救う死神は初めてだと思う。社会が厳しくなって、よくないことを考える人が多くなった。ところが自殺をする人は天国に行けず地獄に向かうため、地獄が人でいっぱいになり収容できず、それで法案を出したというストーリーだ。私が思う死神、人を救う死神は何か大きなことをするというわけではなかった。温かい言葉一言、傍にいてくれること一つに慰められる。素晴らしい使命感を持ってするものではないので、より悲しかった。撮影しながらも共感して、『自分に話す言葉』のような時もあった」と演じた感想を伝えた。

ロウンは「ジュンウンの能力は誰にでもある能力なので魅力的だった。衣装やヘアスタイルも過度にはしたくなかった。平凡になろうと努力した」とし「平凡なジュンウンをどう表現するか悩んだ」と伝えた。

イ・スヒョクは「職業としての死神のストーリーだ。従来のイメージとは違って、普通の服を着る人間臭い死神だ」とし「ウェブ漫画の素敵なエピソードの中でも、ドラマ化しやすいエピソードを反映させた。そこから来るメッセージをたくさん感じることができると思う」と自信を見せた。

ユン・ジウンは「ウェブ漫画をたくさん読んだ。ストーリーだけでなく、キャラクターも把握しなければならないので細かく見ようと努力した」とし「予告映像を見ると非凡に見えるけれど、抜け目の多いところもある。死神にも人間らしさがあるというところを見せたかった」と説明した。

キム・ヒソンは「明日」に出演を決めた理由について「キム・ヒソンの再発見だと22回言われたけれど、今回で23回目の再発見になりそうだ」と冗談を言いながら「このような役は演じたことがなかった。厳しい環境の中でたくましく生きていくキャラクターをたくさん演じてきたけれど、今回は自分には悪いことをしていないけれど、他人を苦しめたという理由で人に罰を与える役なので、とてもスッキリする」と満足感を示した。また「誰もがやりたいと思うであろう役割だ。超能力で解決できるので、社会に必要な“代理満足”を与えるキャラクターだ」とつけ加えた。

スタイリングのポイントは何だろうか。脱色したキム・ヒソンは「みんなが私の頭皮を心配してくれている。でも、このヘアスタイルのおかげで関心を集めた。怖かったけれど、こんな役は初めてで、全てに満足しているのでヘアカットに対しても悩まなかった。頭皮なんか全然平気だ」と話した。しかし、「脱色する度にひりひりする。この苦しみを知ってほしい。髪の毛が伸び続けて色も落ちる」と明かし、笑いを誘った。ピンクのヘアスタイルと赤いアイメイク、かっこいい衣装など、やりたかったことに全て挑戦したという。

ユン・ジオンは「僕の肌色は明るくない方なので、肌のトーンアップをした」と明かし、イ・スヒョクは「きっちりとした性格なので、主にスーツを着て、色は暗めにした。スーツに道袍(男性の略礼装)を重ねるのが面白かった」と伝えた。

俳優たちの共演はどうだったのだろうか。

ロウンは「(新型コロナウイルスの影響で)会う機会が少なくなっているだけに、現場に長くいるようになったと思う。ある日は午後に撮影があったが、現場に早く行きたいと思った。早く行って先輩、監督、スタッフに会いたかった。そんな雰囲気を作ってくれたのがキム・ヒソン先輩だ」と話し、チームワークを誇った。

キム・ヒソンはロウンについて「二人で初めてセリフを合わせてみたが、100回以上合わせたようにうまく合った」とし「ロウンさんがいろいろ提案してくれたことに感謝している。親しくなってからできることなのに、その時間を節約してくれて本当にありがたい」と感謝を伝えた。ロウンは「大先輩であるキム・ヒソン先輩が先に近づいてきてくれたので、みんな楽しく撮影できたと思う」と応えた。

イ・スヒョクは「とても美しく、幼い頃ドラマを見ながら、僕に俳優という夢を持たせてくれた方で、共演できることが夢のようだ。現場の雰囲気が良いのもキム・ヒソン先輩のおかげだ」とつけ加えた。ユン・ジオンも「堂々としていてクールな雰囲気なので冷たそうに見えたけれど、最初に会った瞬間『君がリュングなの?」と拳で挨拶をしてくれて心が溶けていくような感じがした」と話した。

最後にドラマを通じて伝えたいメッセージを聞かれるとユン・ジオンは「自分の周りの人に興味を持ってほしい」と伝えた。イ・スヒョクは「視聴者の方々がおそらくいろんなことを考えるようになると思う」と伝えた。ロウンは「ジンウンはヒーローではない。みんな英雄ではなく、平凡な人たちだ。『愛そう』というのが究極のメッセージ」と話した。

キム・ヒソンは「それでも生きよう。生きてさえいれば何でもできる」というメッセージを伝えたいとし、「あなたが思う以上に周りにはいい人が多いから、ポジティブにたくさん考えてほしい」とつけ加えた。

MBC金土ドラマ「明日」(演出:キム・テユン、ソン・チウク、脚本:パク・ラン、パク・ジャギョン、キム・ユジン、制作:スーパームーンピクチャーズ、STUDIO N) は、“死んだ人”を導いていた死神たちが、これから“死にたい人たち”を助ける“あの世”のオフィスヒューマンファンタジーだ。作家ラマの同名のNAVERウェブ漫画が原作で、様々なシットコム(シチュエーション・コメディー:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)を執筆した脚本家のパク・ランと新人脚本家のパク・ジャギョン、キム・ユジンが執筆し、新たな魅力を加える。さらに映画「再審」「SP 国家情報局:Mr.ZOO」などを演出したキム・テユン監督と、MBC「チェックメイト!~正義の番人~」「カイロス」、tvN「マウス」を演出したソン・チウク監督が共同で演出を手掛けた。

「明日」は韓国で本日(1日)夜9時50分より初放送され、日本ではNetflixで視聴が可能だ。 

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記者 : パク・ソリ