ヒョンビン&ソン・イェジン、本日ついに結婚!韓国トップ俳優2人の歩みに再注目

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写真=VASTエンターテインメント、MSteamエンターテインメント

2021年の元旦、芸能メディアのDispatchが、ヒョンビンとソン・イェジンが交際8ヶ月であると報道。これまで複数の熱愛報道が浮上し、その度に否定してきた2人でしたが、この報道をうけ「作品を通じて縁を結び、ドラマ放映終了後、恋人に発展した」と初めて交際を認めました。「愛の不時着」で世界的なブームを巻き起こした2人の交際発表に、ドラマファンから祝福の声が殺到しました。

さらにその約1年2ヶ月後の2月10日、2人は結婚を電撃発表。「愛の不時着」のリ・ジョンヒョクとユン・セリが“不時着”ではなく、無事に“着地した”と大きな話題を集めました。2人は本日、ソウル広津(クァンジン)区にあるグランドウォーカーヒルホテル内のアストンハウスで結婚式を挙げ、夫婦の縁を結びます。ヒョンビンとソン・イェジンは同じ1982年生まれ。俳優デビューからこれまで、数々の作品に出演し、長く記憶に残るキャラクターで愛されてきたという共通点があります。今回は、そんな2人のこれまでの輝かしい活動をまとめてみました。

◆ヒョンビン

写真=VASTエンターテインメント
ヒョンビンは2003年、ドラマ「ボディガード」でデビュー。ハン・イェスル、チャン・グンソクらと共演したシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ノンストップ4」、イ・ナヨン、キム・ミンジュン、キム・ミンジョンらと主演を務めた「アイルランド」に出演。その後、ヒョンビンの存在を広く知らせるきっかけになったのは、2005年に韓国で放送された「私の名前はキム・サムスン」。キム・ソナと主演を務めた同作は、韓国でなんと最高視聴率50.5%を記録。恋人も仕事も失ってしまったキム・サムスン(キム・ソナ)が、ヒョンビン演じるイケメンのツンデレ御曹司ジノンに出会い、契約恋愛を始めることで繰り広げられるストーリーで視聴者を魅了しました。同作でヒョンビンは「MBC演技大賞」の「男性最優秀演技賞」を獲得。演技力を認められ、彼の代表作の一つとなりました。



さらに、2010年に放送された「シークレット・ガーデン」も大ヒットを記録。ヒョンビン演じるデパートのCEOキム・ジュウォンと、ハ・ジウォン演じるスタントマンのキル・ライムが出会い、魂が入れ替わるというファンタジーラブコメディが話題を呼びました。特に、カプチーノを飲んでいたキル・ライムの口にミルクがついているのを見たキム・ジュウォンが、キスで泡を拭いてあげる“泡キス”など、ロマンチックなシーンが話題となりました。ヒョンビンはこのシーンについて「その日、2人共徹夜で撮影現場に向かった。疲れている状態で撮ったシーンだが、これほどまでに話題になるとは思わなかった」と振り返っています。また、中国人女優タン・ウェイとヒョンビンの豪華共演で注目を集めた映画「レイトオータム」も、中国では100億円を超える収益をあげ、当時中国で公開された韓国映画のうち、最高の興行記録を更新しました。

写真=「SBS Drama」YouTubeキャプチャー
2011年3月、ヒョンビンは海兵隊に入隊。「シークレット・ガーデン」で人気絶頂であった彼の入隊に、しばらく会えなくなることでファンは残念がりましたが、海兵隊という軍隊の中でも最も過酷だと言われる部隊を選んだヒョンビンに、賞賛の声が上がりました。2012年12月の除隊式には、日本からの約300人を含め、世界各国から約1,000人のファンが集結し、彼を迎えました。褒賞休暇も返納し、模範的な軍生活で表彰も受けたヒョンビンは、除隊後初の復帰作として映画「王の涙-イ・サンの決断-」に出演、時代劇に初挑戦しました。軍人としても、俳優としても、自身のやるべきことにいつでも誠実に取り組むヒョンビンの姿は、多くのファンに支持されています。

写真=「コンフィデンシャル/共助」スチールカット
除隊後のドラマとしては、ハン・ジミンと主演を務めた「ジキルとハイドに恋した私」を選択。全く異なる2つの人格を持つ男を熱演しました。その後、映画「コンフィデンシャル/共助」でヒョンビンが復讐心に燃える北朝鮮の刑事リム・チョルリョンを、ユ・ヘジンが韓国の刑事カン・ジンテを演じ、南北の刑事による共助捜査というユニークな題材で、781万人を動員するヒットを記録しました。さらに昨年、「コンフィデンシャル:国際共助捜査」の制作が決定し、映画ファンの期待を高めています。それ以降もチャン・ドンゴンと主演を務めた映画「王宮の夜鬼」、ヒョンビンが詐欺師に変身、実際にあった事件がモチーフになった「スウィンダラーズ」、パク・シネと共演したドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」など、精力的に作品に出演してきました。ヒョンビンは「コンフィデンシャル:国際共助捜査」のほか、「インサイダーズ/内部者たち」「麻薬王」「KCIA 南山の部長たち」らを手がけた映画「ハルビン」に出演が決定しています。韓国とロシア、中国を行き来するアクション大作であると予告されており、期待が高まっています。

写真=「スウィンダラーズ」「アルハンブラ宮殿の思い出」ポスター

◆ソン・イェジン

写真=MSteamエンターテインメント
2001年、ドラマ「おいしいプロポーズ」でデビューしたソン・イェジンは、新人だったにもかかわらず同作で主演に抜擢されました。ソ・ジソブの妹役を演じ、チョン・ジュン、ソ・ユジンと共演、そして当時新人だったクォン・サンウ、チソンも同作に出演しています。同年、ドラマ「ソニジニ」でもキム・ギュリ、パク・ヨンウと共に主演を務め、高校生から大人になり、思いを寄せていた人との再会、三角関係、父の死の真相など、さまざまなことに直面した感情を見事に描き出しました。そして2003年、ソン・スンホンと主演を務めた「夏の香り」でさらにさらに知名度がアップ。ユン・ソクホ監督の四季シリーズ第3弾で、運命的な2人の出会いから展開されるストーリーは日本でも長く愛されています。

写真=「昔のTV KBS Archive」「MBCentertainment」YouTubeキャプチャー
映画は「恋愛小説」「ラブストーリー」などに出演、特に2004年に公開された「私の頭の中の消しゴム」では、若くしてアルツハイマーを患った女性をソン・イェジン、彼女を守ろうとする夫をチョン・ウソンが熱演、夫婦の深い愛を表現して観客を感動させました。そして翌年に公開された「四月の雪」では、当時すでに日本で絶大な人気を誇っていたペ・ヨンジュンと共演、不倫をテーマにした作品で大きな注目を集めました。

写真=「四月の雪」スチールカット
キム・ナムギルと主演を務めたドラマ「サメ ~愛の黙示録~」以来、5年ぶりのドラマ出演となった「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」では、年下男子との恋愛をリアルに描き出し、好評を得ました。特に海辺やエレベーターなど、さまざまな場所でのキスシーンが視聴者をときめかせました。同作の成功で、出演者やスタッフは褒賞休暇として日本で旅行を楽しみました。同時期に公開された日本映画のリメイク作「いま、会いにゆきます」では、16年ぶりにソ・ジソブと共演。兄妹役を演じた2人が夫婦役で再会しました。

写真=「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」スチールカット
映画ではキム・ナムギルらと主演を務めた「パイレーツ」で866万人、「ラスト・プリンセス」で559万人を動員し、ヒットを記録しました。そしてヒョンビンと主演を務めたドラマ「愛の不時着」で世界的なヒット作を生み出し、現在はドラマ「39歳」がNetflixで配信されています。「39歳」では、自身の実年齢とほぼ同じ役で、チョン・ミド、キム・ジヒョンと共に、40歳を前にした女性たちの人生を描き、支持されています。年齢を重ねていくのに合わせ、自分にぴったりの役で愛されながらも清純な魅力は変わらず。韓国を代表する女優となり、デビューから20年以上たった今でも、トップを走り続けています。

写真=「39歳」スチールカット

◆交際前に2作で共演!当時のコメントに注目

写真=「ザ・ネゴシエーション」「愛の不時着」ポスター
ヒョンビンとソン・イェジンの共演作は2作ありますが、実はその前から2人の縁は始まっていました。ヒョンビン&ハ・ジウォンが主演を務め、シンドロームを巻き起こしたドラマ「シークレット・ガーデン」の最終話に、ソン・イェジンはカメオ出演しています。同名のトップ女優として出演し、イ・フィリップ演じるイム・ジョンスに会い、彼が準備している映画に出演したいと提案する場面で注目を集めました。キム・ウンソク作家は最初からソン・イェジンを想定してこのシーンを作り、自ら電話をして彼女にオファー。ソン・イェジンは快く引き受けたといいます。

写真=「シークレット・ガーデン」スチールカット
「シークレット・ガーデン」ではヒョンビンとの共演シーンはなかったため、2人の初共演作と言えるのは2018年に韓国で公開された映画「ザ・ネゴシエーション」。同作はタイで人質事件を起こした目的不明の凶悪犯ミン・テグ(ヒョンビン)の交渉相手にソウル市警危機交渉班の警部補ハ・チェユン(ソン・イェジン)が指名され、繰り広げられるストーリーです。ヒョンビンは同作で初めて悪役に挑戦、画面越しでもひしひしと伝わってくる恐ろしさは見る人を緊張させました。当初は血も涙もない悪人に見えたミン・テグですが、ハ・チェユンは次第に彼の本当の目的や、内に秘めた悲しみを知ることになり、最後まで予想のできない展開で観客を魅了しました。ソン・イェジンはヒョンビンと初共演した感想として、制作報告会で「ヒョンビンさんとは同い年で、デビュー時期も近いので、いろいろな部分で言葉にしなくても伝わる“同志”の意識があった」と語っています。ヒョンビンも「(直接会わず、モニターを通じて交渉する)演技の難しさがあったが、目で演技をされる方なので、その演技でモニターを見ている感じがしなかった」とソン・イェジンの演技を絶賛しています。

写真=「ザ・ネゴシエーション」スチールカット
「ザ・ネゴシエーション」で共演した後、2人に熱愛説が浮上しましたが、当時はこれを否定。その後にドラマ「愛の不時着」で再び共演が決まりました。制作発表会でこれに言及したヒョンビンは「今も笑っているように、あの時も笑い飛ばした。作品を選ぶ上で影響を及ぼしたり、不便だったことはなかった。もう一度共演したかった女優だったが、機会があったので喜んで作品を選択した」とコメント。ソン・イェジンも「私もヒョンビンさんと共演して、もう1度共演したいと思っていた。だから『愛の不時着』を悩まずに選択した」と明かしました。

写真=「愛の不時着」スチールカット
同作は、パラグライダーで北朝鮮に不時着してしまった財閥の相続女性ユン・セリ(ソン・イェジン)と、彼女を守るうちに恋に落ちてしまう特級将校リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)のラブストーリー。「ザ・ネゴシエーション」とは全く異なるジャンルで2回目の共演となった同作は、コロナ禍にNetflixを通じて配信されたことにより、世界中で大人気を博しました。日本でも、多数の芸能人がドラマのファンを公言したり、特番の放送、「愛の不時着」展開催など、ブームを巻き起こしました。それを証明するかのように、2020年12月1日に発表された2020ユーキャン新語・流行語大賞トップ10にも「愛の不時着」がランクインしました。

記者 : Kstyle編集部