(G)I-DLE、1stフルアルバム「I NEVER DIE」と漫画「ONE PIECE」の共通点?“頂上戦争を経て…”

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写真=Singles
1stフルアルバム「I NEVER DIE」でカムバックした(G)I-DLEのビジュアルグラビアが公開された。

(G)I-DLEの1stフルアルバム「I NEVER DIE」はミンニ、ソヨン、ウギがプロデューシングに参加し、いつにもまして厳しい準備過程を経た。「Singles」4月号のインタビューでミンニとウギは「アルバムを準備する前にどんな方向に展開するか、どんな姿を見せるかをメンバーたちと話し合った。その時に出てきたキーワードが“成長”と“破格”だった」と話した。

ソヨンは今回のアルバムを漫画「ONE PIECE」の頂上戦争に例えた。「頂上戦争は『ONE PIECE』でとても重要な事件だ。乗り越えられないと思った戦争を経て、2年後、もっと成長した船員たちを中心にストーリーが繰り広げられる。そんな漫画のように、(G)I-DLEの頂上戦争後を描いたアルバムが『I NEVER DIE』だと思う」と説明した。成長、破格で代表する今回のアルバムはその分完璧を期した。

デビューアルバム「I am」から積み重ねてきた堂々としたストーリーは、今回のフルアルバムをきっかけにもう一段階進化した。グループ名(G)I-DLEの“G”を消したアルバムジャケットをはじめ、「I'm not a doll」「願ったの? 最後まで、私がバカな天使であることを」という歌詞からは、不便な偏見に正面から立ち向かう堂々とした態度が感じられる。

アルバムで注目すべき歌詞は何かという質問に、ソヨンは「狂った小説」という単語を挙げた。彼女は「『VILLAIN DIES』に出てくる歌詞だ。逆境を克服して、幸せな結末を迎えるのはいつもヒーローの特権だ。しかし『退かないで世界と向き合って、自ら価値を証明する我々の姿は、悪役に似てるのではないか』と思った。なので悪役が勝つエンディングを想像してみた」と説明した。

このようなメッセージは、ステージ上での強烈なパフォーマンスからも伝わってくる。自らの考えをはっきりと証明し、いつでも堂々とした態度で居なさいというメッセージが盛り込まれた「I NEVER DIE」は、彼女たちだからこそ可能なコンセプトだ。

(G)I-DLEは、今回のカムバックに強い愛着を見せた。4thミニアルバム「I burn」以来、約1年2ヶ月ぶりに発売したニューアルバムで、ミンニ、ソヨン、ウギはデビュー以来もっとも長い時間メンバーと離れて過ごしながら、グループの大切さをより感じたと明かした。ウギは「メンバーたちと一緒にいる時、歌手というアイデンティティがさらにはっきりする」と言い、ソヨンも「(G)I-DLEとして活動するときは(個人活動よりも)もっと堂々とできる」と、チームに対する愛情を見せた。

記者 : パク・ソリ