キム・ボム、ドラマ「ゴースト・ドクター」の人気を実感“若い方にサインを頼まれて嬉しかった”

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写真=キングコング by STARSHIP
俳優のキム・ボムが法廷ドラマに続き、医療ドラマに進出した。

ケーブルチャンネルtvN月火ドラマ「ゴースト・ドクター」(脚本:キム・ソンス、演出:プ・ソンチョル)で、胸部外科の研修医コ・スンタク役を演じたキム・ボムは最近、オンラインインタビューを行った。彼は「ファンタジー的な要素が多く含まれたドラマで、漫画に登場するようなキャラクターでした」とし「そのように軽くて明るく、輝くキャラクターを表現したいと思っていました。監督や脚本家の方が信頼してくださいました」と放送終了の感想を語った。

「ゴースト・ドクター」は、神がかった技術を持つがワガママで傲慢な天才医師のチャ・ヨンミン(RAIN)と、使命感が全くない金持ちの研修医のコ・スンタクが、魂と身体が一つになることから展開されるメディカルドラマで、人気を博した。コ・スンタクとチャ・ヨンミンのブロマンス(男同士の友情)が披露する面白さはもちろん、スンタクの成長ストーリーまでしっかりと描き出し、最終回は自己最高視聴率となる8%を記録した。

彼はこのような人気について「視聴率に左右される時期は過ぎたと思います」とし「ただ、撮影現場で市民の方々がこのドラマに言及してくださる時、人気を実感しました。特に若い人が僕にサインを頼んでくださったとき、本当に嬉しかったです」と率直に語った。

このドラマを通じて、医療ドラマに初挑戦した彼は「より良く表現したいと思って、欲を出しました」と話した。そして「ほとんどのアクションを自ら演じているので、手術シーンも代役なしで演じたかったのですが、真似さえできないシーンも多かったです」とし「1~2ヶ月で出来るようになることではないので、医療従事者の方々の力を借りました。新型コロナウイルスの影響により、自由に病院に行ける状況ではありませんでした」と説明した。

「ロースクール」の法律用語に続き、「ゴースト・ドクター」の医学用語まで難しいセリフに挑戦した彼は、「法律用語は漢字が多く、医学用語は英語が多いという点で異なります」とし「共通点は、僕が完璧にその用語を理解できずにセリフを言っていたことです」と笑顔で打ち明けた。

キム・ボムは「ゴースト・ドクター」を通じて憑依状態を行き来する人物の変化を繊細に表現し、ファンタジーというジャンルの説得力を高めたのはもちろん、スンタクの成長ストーリーを描き出し、感動と笑いを届けた。

一人二役を行き来する難しい挑戦だったが、彼は共演したRAIN(ピ)を絶賛した。「積極的にコミュニケーションをとってくださる先輩なので、気楽に楽しく撮影できました」とし、彼は「僕の中にヨンミンが入ってくる一人二役でしたが、僕がRAINさんに『二人一役ですね』と言ったこともあります。一緒に作っていく面白さがありましたし、コメディが得意な俳優だからこそ、たくさん学ぶこともありました。楽しい現場でした」と話した。

特に「RAINさんと7~8ヶ月間、毎日現場で会って、最初の撮影から最後の撮影まで共にしました。家族よりもよく会っていたと思います。相性も抜群でした」とし「ただ、一緒に食事もできない時期だったので、撮影中にRAINさんと食事をしたことがありません」と残念な気持ちを伝えた。

憑依の演技はよい経験だったが当分、新しい挑戦はしないという。彼は「これ以上憑依はしないことにしました」とし「今は挑戦したくないです。反応がよかったけれど、刺激的な料理を食べるとしばらくの間、食べたくないじゃないですか。今はそのような感覚です」と述べた。

最後に彼は「僕はいつも落ち着いた性格だと思っていたけれど、スンタクを通じて、ある瞬間にはたくさん笑ういたずら好きな人になっていました。僕にもこういった面があるんだなと思わせてくれるキャラクターでした」とキャラクターへの愛情を示した。

記者 : パク・ユンジン