コン・ユが語る #静かなる海 #役とのシンクロ率 #SNSを始めた理由 #イカゲーム
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「静かなる海」は資源の枯渇により荒廃化した近未来の地球で、特殊任務を受けて月に捨てられた研究基地に発った精鋭隊員たちの物語を描く。韓国ならではのSFミステリースリラー作品で、2014年「第13回ミジャンセン短編映画祭」で好評を博したチェ・ハンヨン監督の同名の短編映画を長編にシリーズ化した。ここにトップ俳優のチョン・ウソンが制作者として参加した。
コン・ユは劇中で探査隊長のハン・ユンジェ、ペ・ドゥナは宇宙生物学者のソン・ジアン、イ・ジュンはエンジニアのリュ・テソク、キム・ソニョンはチームドクターのホン・ガヨン、イ・ムセンはセキュリティーチーム長のコン・スヒョク、イ・ソンウクは宇宙船の操縦士キム・ソンを務めた。
オンラインコンテンツサービスランキング集計サイトFlix Patrolによると、「静かなる海」はNetflixのTVショー部門で3位となり、関心が高まっている。

劇中のハン・ユンジェとコン・ユとのシンクロ率については「役をいただいた時、実際の私の姿とどれだけ似ているか、その似ている部分を探して極大化させる作業をします。ユンジェも初めて読んだ時、ある程度似ている部分を見つけました」とし「実際の私と全く同じではないですが、ある程度似た部分がありました。ユンジェにシニカルなところがあるとすれば、私にもそういった部分があります。私も正義を好み、ユンジェのしっかりしたところ、責任感など、そういったところは私の本当の性格と似ていると思います。私の口で言うのは恥ずかしいですね」と笑った。

「作品を選ぶ時に意図的にロマンスや、役割が強調されるものを避けているのですか?」という質問に彼は、「ファンからもこのような話をたくさん聞きますが、わざと避けてはいません。私もよく分からないのですが、やっていったらそうなりました。その時その時で、ご提案いただいた作品の中から(作品を選び)、いつの日かそのようになったようです。役の大きさよりも、私が監督や作家というわけではありませんが、一緒に企画できたらいいなと思う作品に自然と参加するのだと思います。私がそういったことに欲があるからか分かりませんが、何か話を伝えたいんでしょうね。情緒や本能による行動だと思います」と答えた。

コン・ユは作品に対する好き嫌いと関連して「この作品を始めてから、好き嫌いは当然分かれると思いました」とし「ジャンルがジャンルなので、かなり好き嫌いは分かれると思いました」とし「(今年の韓国の)最後のラインナップだからと言って、私がプレッシャーを感じる必要はないと思いました。どうせ他の作品とジャンルは異なりますし、作品ごとにそれぞれの情緒があって、ストーリーも違うので、プレッシャーを感じても感じなくても何も変わらないと思います」と明かした。
続いて「ただ、こんな考えはしました。時が流れて結果を見ながら、これも一つのプレッシャーになり得ますが、ある数値を見て、それが絶対的な価値になってはいけないのにと、そのような心配をしたことはあります。私たちは1等を取ろうと思ってドラマを作っているのではありません。絶対的な基準にはなれないのに、そのように考えられるのではないかと思ったことはあります」と明かした。

彼は、「私も分かりません。ファン・ドンヒョク監督と変わらず親交はありますが、連絡はもらっていないです」とし「アメリカから帰られて、隔離する時に連絡が来ました。その時が最後の連絡でした。具体的なことは聞いていないので『イカゲーム』がどのように進行するのかは分かりません。いつもの私のように、シナリオを見て判断するでしょう」と笑った。
「2021年を振り返って一番よくやったと思うことは何か?」という質問に彼は「ファン・ドンヒョク監督が演出する『イカゲーム』をサポートしようと友情出演したこと、そして『静かなる海』に出演したことです。むしろ私が助けられたようですね」と笑顔を見せた。

最近デビュー20周年を迎えたコン・ユは、初めてInstagramを開設し、ファンを驚かせた。
これについて彼は「Instagramを開設した決定的な理由は、海外ファンのためでした。それぞれ連合がありますが、誕生日や20周年の屋外広告をはじめ、地下鉄の広告を定期的に企画し、祝ってくれるグループがあります。世界各国のファンがグループを作って連絡をしてくれて、プレゼントも送ってくれるのに、私にはコミュニケーションできる窓口がなかったんです。韓国のファンコミュニティはありますが、海外のファンはなかなか入れません。色々なことを記入しなければならないんです」と説明した。

彼はInstagramについて「こんなことに喜んでくださって……長い間自分が望んでいなかったことも事実ですが、私も少し考えを変えました」とし「まだ投稿はあまりないですが、Instagramにカッコいい写真ばかりあるのは恥ずかしくて嫌です。だから私が釣ったイカも投稿しました(笑)。Instagramを始める前にファンに手紙も書きました。古いファンの中には、私がInstagramをすることを心配する方たちもいました。私のInstagramは真面目さ、突拍子のなさ、ピョンマッ(バカバカしいけど面白い)のどこかにあるだろうと予め言っておきました。周りからはちゃんとした写真がないからと言って、Instagramをそんなふうにやるなと言われました」と笑った。

記者 : ハ・スジョン