オ・ジョンセ&チョン・ヘジンら出演、新ドラマ「アンクル」家族のドタバタ生存記が与える感動に注目

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写真=TV朝鮮
オ・ジョンセ、チョン・ヘジン、イ・ギョンフンのドタバタ生存記が感動を与えた。

TV朝鮮の週末ドラマ「アンクル」は姉ワン・ジュンヒ(チョン・ヘジン)の青天の霹靂のような離婚で、思いがけず小学生の甥ミン・ジフ(イ・ギョンフン)を引き取ることになったミュージシャンの叔父のワン・ジュンヒョク(オ・ジョンセ)のコミカルで愉快な成長生存記だ。厚いマニア層を持つ同名のBBCドラマをリメイクした作品で、差別主義が蔓延したソンジャク区に訪れた個性的な家族たちの凄絶で突拍子もない危機一髪の生存記を描く。

人生の荒波に揉まれたワン・ジュンヒョクは姉のワン・ジュンヒと甥のミン・ジフと再会した。親友に騙され、実姉はサバイバルオーディションの優勝賞金1億ウォン(約1000万円)を持って姿を消した。小イワシ漁船に乗って生計を立てるが、ジュンヒョクの心の中には今も音楽への情熱が残っている。

その間、ジュンヒとジフも辛い経験をした。ジュンヒは夫から暴力を受け、逃げるように家を飛び出した。息子のジフの養育権を欲しがる姑から、息子も守らなければならない。一人息子と平凡に暮すため逃げ、賃貸アパート(韓国政府が恵まれない人々に向けて安い家賃で借りるマンション)に入居して惣菜店に就職するが、人生は相変らず容易ではない。いわゆる他の母親は、賃貸アパートに住んでいるというだけで無視する。

ジュンヒの息子のジフは裕福だったが、不幸な家庭環境で育った。多くの規則や虐待で強迫症や不安症を持ち、自身を締め付ける祖母へのトラウマもひどい。それだけでなく、母と引っ越してきてからは幸せな日々が待ち受けていると思っていたが、子供たちは賃貸アパートに住んでいるだけで無視し、いじめる。このような状況でもジフはアルコール中毒の母親にはお酒ではなく、薬が必要だと言い、しっかりとそばを守る。

世の中に捨てられたジュンヒが頼れるのは、たった一人の弟ジュンヒョクだ。ジュンヒの予想通り、ジュンヒョクはまだ自分のみすぼらしい現実が「姉のせいだ」と恨んだ。姉が1億ウォンさえ持っていかなかったら、自分の友達が詐欺を働かなかったら、小イワシ漁船に乗って生計を立て、いつも夢が挫折する現実が訪れるっことはなかったはずだと思っている。分別のないジュンヒョクは、姉に「二度と連絡するな」という言葉を繰り返す。

ところが彼は常に母親と姉の存在を忘れることはできなかった。家庭内暴力で逃げた2人の母子が、かつて親を亡くして自分を育てながら大人にならなければならなかった姉が、そして甥という小さな存在が。そしてジュンヒョクは2人のところに戻ってきた。ジュンヒョクは子どもの頃、母親が死ぬ姿を見られないよう目を隠してくれた姉を、次は自分が守ることを決心する。

このように「アンクル」は、どこか一つずつ足りない3人が経験した深い悲しみが収められている。一緒にいるからといって、予期せぬ危機や波風が立たないわけではないが、少なくとも耐える勇気は与えてくれる。お互いを守ることにした3人の生存記がどんな笑いと慰めを与えるのか、早くから楽しみだ。

記者 : パク・ジョンミン