放送開始「メランコリア」イ・ドヒョン、イム・スジョンと偶然の出会い…数学の天才の事情とは?

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「メランコリア」画面キャプチャー
「メランコリア」のイム・スジョンとイ・ドヒョンが出会うシーンが公開された。

昨日(10日)午後10時30分に、韓国で放送されたtvN15周年特別企画水木ドラマ「メランコリア」では、数学教師のチ・ユンス(イム・スジョン)と弟子で“数学の天才”であるペク・スンユ(イ・ドヒョン)の話が描かれた。

チ・ユンスとペク・スンユは汽車で初めて会った。似たようなカバンを持っていた2人は、カバンが入れ替わってしまい、チ・ユンスはペク・スンユのカメラから車のナンバープレートが撮られた写真を見つけた。これを見たチ・ユンスは「メルセンヌ数(2の冪よりも1小さい自然数)だ。数学をする人かな」と好奇心を表した。

ペク・スンユもカバンが替わっていることに気付き、ため息をついた。ペク・スンユは遺失物センターに電話番号を残したチ・ユンスに連絡した。2人は、翌日5時に会うことにした。

翌日午後5時、2人はハンゴクアートホールの前で会い、カバンを交換した。チ・ユンスは「お返しできる方法がないかと思ってカメラを見ました。面白い写真がたくさんあったけど……もしかして数学がお好きなんですか?」と聞いた。ペク・スンユは「いいえ」と短く答えた。

2人はカバンを交換して、クールに別れた。ところが、急に雨が降り始め、チ・ユンスは急いでビルの下で雨宿りした。その時、ペク・スンユが傘を持って現われ、チ・ユンスに傘を渡し、彼は帽子を被ってそのまま走り去った。

アソン高校の教務部長のノ・ソンア(チンギョン)はこの日、自身の誕生日パーティーに出席した保護者たちに「アソン高校の生徒は、平準化したからといって平凡にはならない。うちの子たちは特別だ。それに合わせて差別化された教育をするべきだ。アソン高校は今学期からは、高校単位制のモデル運営に参加することにした。ただ、うちのアソン高校流に。特別に」と語った。

続けて「数学は、韓国の生徒にとって恐怖と絶望の科目だ。しかし、大学入試の結果を分ける最も大きな要因も数学だ。我がアソン高校は、より差別化された上級数学クラスを作る予定だ。また、それにふさわしい特別な教師を1人お呼びした。オリンピアードをはじめとする各数学大会で受賞者を多数輩出した数学の先生をアソン高校に迎える予定だ」と話した。その先生が、まさにチ・ユンスだった。

チ・ユンスは生徒に「前提エラー」が正解である問題を出し、唯一ペク・スンユが正解を出した。しかし、彼は問題だけを解いてそのまま消えてしまったため、チ・ユンスは掲示板を見ていた学年1位のソン・イェリン(ウ・ダビ)が問題を解いたと誤解し、「よくやった」と褒めた。ソン・イェリンはこれを否定しなかった。

ソン・イェリンはペク・スンユが問題を解いた事実を知り、彼を呼び出して「この問題をどうやって解いたのか教えてほしい」と頼んだ。ペク・スンユはソン・イェリンに説明をした。ソン・イェリンは「NITで一体何があったの? 韓国に来てから、あなた、本当にバカになったじゃない。こんなにできるのに、なぜそうでないふりをしたの?」と聞いた。

ペク・スンユは「あなたが気になるのはこの問題を解くことか。僕の過去か?」と聞き返し、ソン・イェリンは「これまで面白がってただろう。何でもない問題で私たちが激しく競争するのを見て、優越感を感じなかったか」と皮肉を言った。ペク・スンユは「僕も気になる。あなたがなぜこうなったのか」と答えた。

ソン・イェリンは「子どもの頃、いつもあなたと比べられて叱られた。あなたに追いつこうと頑張っていたら、あなたはいつの間にか遠いところに行ってしまった。全部あなたのせいだ。私がだめだったからじゃなくて、あなたが特別だから」と問い詰めた。「特別だ」という言葉にトラウマがあるペク・スンユは飛び出していった。

記者 : イ・イェスル