BTS(防弾少年団)&BIGBANGのメンバーたちも…芸術を愛する韓国スターたちに注目

Newsen |

写真=Newsen DB
芸術作品で自宅をギャラリーのように飾るスターから、芸術をより身近に感じてもらうために寄付するスターまで。芸術を愛する韓国スターが注目されている。

最近韓国で放送されたtvNバラエティ「ユ・クイズ ON THE BLOCK」にはアートコレクターのイ・ソヨン作家が出演し、芸術品の収集とリセール(転売)の世界について語った。芸術作品の収集がMZ世代(ミレニアル世代+Z世代)の新たな財テク手段としても脚光を浴びている今、イ・ソヨン作家が教える芸術の世界は視聴者から注目を浴びた。

これまで約150作品を集めたというイ・ソヨン作家はこの日、自宅を公開した。約10万ウォン(約1万円)台から様々な価格の作品が壁にかかっており、これは家だけでなく、イ・ソヨン作家の事務所も同じだった。

写真=「私は一人で暮らす」放送画面キャプチャー
重要なのは、視聴者にとってイ・ソヨン作家のような家が、それほど馴染みの薄い光景ではないということだ。昨年6月、俳優のユ・アインはMBCのバラエティ「私は一人で暮らす」で、小さなギャラリーのような家を公開し、話題となった。彼の広い家のあちこちには東洋から西洋まで、様々な作品が飾られており、他にもさまざまなアートがあちこちに置かれていた。

ユ・アインは、アートグループであるスタジオコンクリートを率いている。若いアーティストたちとグループを結成し、多彩な形態のアートを作って展示する仕事をしているという。約6年前に結成されたスタジオコンクリートは、現在も企業と様々なコラボを行い、個性あるアートプロジェクトを続けている。

このように芸術を愛するスターは芸能界で目にすることができる。代表的なのは2019年、アメリカの有名美術専門誌「ARTnews」が選んだ「注目に値するコレクター50人」に選ばれたBIGBANGのT.O.PとG-DRAGONだ。

写真=D-DRAGON、T.O.P Instagram
実際、2人は歌手として活動をしていない最近でも、個人Instagramに関心のある芸術品の写真やコレクションを公開し、芸術への愛情を示している。かつてキュレーターにも変身したことのあるT.O.Pは、母方の祖父の叔父が、韓国抽象画の先駆者であるキム・ファンギ画伯であることが知られ、注目を集めた。この他にもSOLは、最近韓国で放送されたKBS 2TV「芸能ライブ」で価値のある芸術作品を多数収集していると伝えられた。

MZ世代の芸術への関心を刺激している人物としては、BTS(防弾少年団)のRMを抜きにしては語れない。RMは「ナムジュンツアー」「RMツアー」という言葉でハードルが高いとも思われる芸術の世界である美術館を、BTSのファンなら必ず訪れるべき旅行地に変え、注目を浴びた。

RMは昨年9月、誕生日を迎え、なかなか美術館に来られない学生たちも美術に接することができるよう、美術の本の普及に力を入れてほしいと、ソウル国立現代美術館に1億ウォン(約900万円)を寄付した。このことから、学生たちが芸術に触れられる機会が増えるようにと願う彼の気持ちが想像できる。BTSのメンバーの中では、RMの他にもVやJ-HOPEも美術館を訪れたり、芸術品を購入するなど関心を見せている。またジョングクやSUGAは絵の実力も優れており、注目を集めたことがある。

写真=BTS Twitter、ソン・ミノ Instagram
WINNERのソン・ミノは、自ら画家となったケースだ。彼はOhnimという名前で作品を制作し、絵画がイギリス・ロンドンのサーチギャラリー(Saatchi Gallery)に展示され、現代美術界から注目を浴びた。今後も彼の作家としての成長が期待される。

またハ・ジョンウ、ソルビ、ハ・ジウォン、ク・ジュンヨプ、パク・ギウン、イ・ヘヨン、ク・ヘソン、ヘンリーらも、自ら絵を描くことで自身だけの芸術世界を開拓していることで有名だ。

「ユ・クイズ ON THE BLOCK」でイ・ソヨン作家は、画家が絵を描いたキャンバスを「世界を理解する窓」に喩え、「私たちが作品を見る度に、世界を理解する窓が多くなる」と表現した。そのような意味で、自身の趣向を正確に理解して美術作品を収集・所蔵し、創作もして、世界を理解する窓を増やしていくだけでなく、芸術は遠くではなく近くにあると語るスターたちの活動が注目を集めている。

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記者 : ソ・ユナ