「イカゲーム」が、崖っぷちに立たされて参加したサバイバルで再会を果たすイ・ジョンジェ、パク・ヘスのスチールカットを公開した。

456億ウォン（約44億円）の賞金がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、最終的な勝者になるため、命をかけて極限のゲームに挑戦する話を描くNetflixシリーズ 「イカゲーム」が、イ・ジョンジェとパク・ヘスの相反したキャラクターが際立つスチールカットを公開し、注目を集めている。

まず、強烈なイメージを脱ぎ捨てて、親近感あふれるキャラクターとして戻ってきたイ・ジョンジェの姿が目を引く。時代とジャンル、キャラクターを行き来しながら、作品ごとに新しい姿を披露してきたイ・ジョンジェ。“4作で一千万人の観客を動員した俳優”として、興行力と演技力を証明してきた彼が人生の崖っぷちに立たされて命をかけたサバイバルゲームに参加するギフンを演じる。

彼が「今まで経験したことのないキャラクター」と表現したというギフンは、事業の失敗に離婚、借金、賭博の末、ゲームに参加することになるが、極限の状況でも希望と人間らしさを失わない人物だ。

「明るく、天真爛漫でありながらも、人生に苦しみを抱えている内面を同時に表現しようとした」という彼は、勝者だけが生き残る激しい競争の中で、感情の激浪に襲われながらも、人間に対する尊重と希望を失わない。生き残るために、他人に害を与えなければならない状況でも混乱しながらも奮闘し、ラウンドを繰り返すほど葛藤し、変わっていく彼の姿が没入感と共感を与える。

ファン・ドンヒョク監督は「イ・ジョンジェの鋭く、強いイメージの中に隠れている親近感溢れるイメージを見せたかった」と彼の新しい姿を予告した。

演劇などの舞台で鍛えた実力で、ドラマや映画でも活躍しているパク・ヘスは、Netflix映画「ペルソナ」「狩りの時間」に続き、3作目で約190ヶ国の視聴者に会う。

善と悪を行き来しながら多彩な顔を見せてきた彼が、今回は速断のできないキャラクターとして強烈な存在感をアピールする。パク・ヘスが演じるサンウは、ギフンと同じ町で育った後輩で、ソウル大学に入学した町の秀才だ。証券会社の投資チーム長となり成功したが、間違った選択で手に負えない借金を抱えてしまい、ゲームを通じてギフンと再会することになる。

冷徹な理性と頭脳で、どのような状況でも戦略的なプレーを繰り広げながらギフンと相反したストーリーを見せてくれるという。ゲームが進むほど、隠していた欲望があらわれるようになり、ドラマに緊張感を与えるとみられる。

座り込んでいる他の参加者とは違って、1人で冷たい眼差しを輝かせながら立っている姿は「サンウの立場で、彼だけができる合理的な選択と決定は何か」を悩みながら、キャラクターに溶け込んだパク・ヘスの活躍を予告する。

ファン・ドンヒョク監督は「パク・ヘスの顔は善と悪、どちらにも偏らない不思議な魅力がある。最もドラマチックに変化する人物を誰よりも説得力のある演技で表現できると思った」と彼が表現したキャラクターに対する好奇心を高めた。

続けて「1つの根と思い出を共有した、二卵性の双子のような姿であってほしかった」と伝えた。ギフンとサンウは子供の頃、同じ町で育った幼馴染だ。最も純粋な時代を一緒に過ごした2人は、異なる人生を生きていたが、再会する。2人がお互いを信じることができるのか、果たして2人とも生きて帰ることができるのか、ストーリーが進むほど、彼らの選択と人生にますますハマっていくだろう。

ファン・ドンヒョク監督が作り上げた独創的なストーリーと彼らの熱演で、最高の没入感を与える「イカゲーム」は、9月17日にNetflixで公開される。