“RAINがプロデュース”新人グループCiipher、ついにデビュー!世間からの期待にプレッシャーも(総合)

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写真=RAIN COMPANY
新人ボーイズグループのCiipherがRAIN(ピ)のサポートの中で、ついにデビューした。

3月15日午後3時、ソウル江南(カンナム)区ポンウンサロ・シュピゲンホールでは、Ciipherの1stアルバム「I Like You」発売記念ショーケースが開催された。

Ciipherは、RAINが手掛けたアイドルグループとしてデビュー前から注目を集めた。Ciipherは“暗号を持つ者たち”という意味を持っている。ステージの裏ではファンに優しく、ステージの上ではパワフルな姿を見せるという抱負が込められた名前だ。

メンバーのムン・ヒョンビンは、「全員が夢見ていたデビューなので、ショーケースに立てたことだけでも夢のようだ。みんなワクワクして夢見心地だ」と感想を語った。タンは「11年間の練習生生活を経てデビューした。11年間信頼して応援してくれた家族に感謝を伝えたいし、ジフン(RAINの本名)さん、RAIN COMPANYの皆さんに感謝を言いたい」と付け加えた。

キル・ドファンは「一度諦めかけていたけれど、ジフンさんがしっかりと支えてくれた。諦めなくて良かったと思っている」とし、所属事務所の先輩であるRAINに言及した。

デビューアルバム「I Like You」は、初々しい少年たちの恋心を描くアルバムだ。全曲にメンバー全員が作詞・作曲に参加し、シンガーソングライターとしての才能をアピールした。

RAINは「アイドルというのは、かつてはステージの上でダンスを踊って歌うことが重要だったけれど、今は自分たちが得意なものが何かアピールすることが重要だと思う。タグ、ケイタ、ウォンはプロデュースチームを立ち上げて、他の方々の協力を得て、ずっと勉強をしている。今後の曲も楽しみにしてほしい」と説明した。

また、「僕たちの戦略は、“ゆっくり見せよう”ということだ。今のK-POPは、多くの時間と労力をかけなければならないので、3~4年間はお見せしたいものがたくさんあると思う。今年、皆さんに披露する楽曲が4、5曲ある。さまざまな楽曲を通じて、ゆっくりと1人ずつの魅力を披露していく予定だ。今回は、親しみやすくコミュニケーションを取りながらファンに近付いていく楽曲だ」と紹介した。

同名のタイトル曲「I Like You」は、好きな女性に自身をアピールする楽曲で、思いを寄せている彼女と一緒にいる姿を想像しながら、他の男性たちと比較しても引けをとらないという自信を表した。メンバーのタグとケイタが作詞・作曲に参加した。

Ciipherは、熾烈なブラインドテストの末にタイトル曲を選定したと明かした。タグは「自分たちが手掛けた楽曲で人々の前に立ってデビューすることができて、感謝する気持ちばかりで、本当に光栄だ。自分が手掛けた曲がデビュー曲になったけれど、リスナーの皆さんにどのように評価していただけるか、不安と期待がある。ブラインドテストを何曲かしたけれど、その中から自分の曲が選ばれたのも信じられない」と感想を明かした。

タイトル曲のミュージックビデオには、RAINの妻で女優のキム・テヒが特別出演した。スタッフたちから本当に素敵な女優さんに出演してほしいと頼まれたというRAINは、「僕のそばに素敵な女優は1人しかいない。ゆっくり曲を聴いてもらって、Ciipherも見せしながらアピールした。彼女自身がカメオ形式で出演すると言ってくれて本当に感謝しており、このミュージックビデオが誕生した」と説明した。

そのほかにも母胎ソロ(生まれてから一度も恋愛経験がない人)で緊張する男性の気持ちを表現した「母胎ソロ(Solo)」、誰かを愛する時の表現し難い感情や簡単に言い出せなかった言葉を叙情的なギターサウンドに収めた「Give me Love」、恋に落ちた時に思い浮かんだことを甘くて強烈な表現で書き記した「Fire」、恋に落ちたその瞬間に感じるすべての感情を含んでいる「Fall in Love」まで、全5曲が収録された。

Ciipherのメンバーたちは、“RAINが制作したグループ”という修飾語に対するプレッシャーを打ち明けた。ムン・ヒョンビンは「『ジフンさんが育てたグループ』といえば、実力は当たり前だと考えているようだ。だから僕たちも練習しながら、ジフンさんの名前に泥を塗ってはいけないと思って、先輩の全盛期の姿を見ながら研究して一丸となった。ジフンさんが僕たちを通じて、制作者として名声を得られるくらいに成功したい」と抱負を明かした。

彼らは目標として新人賞を挙げた。その一方で、タグとムン・ヒョンビンは「RAIN先輩を上回るグループとして成長したい」「ジフンさんのトロフィーの横にCiipherの1位トロフィーを並べたい」という覚悟を語った。

ピボジ(RAIN+父)という異名まで得たRAINは現在、厳しいアイドル市場でCiipherのメンバーたちが傷つくことなく自分たちのカラーをアピールしながら、着実に活動してほしいという願いを語った。RAINは「人が良ければ、長ければ10年は続くと思う。Ciipherのメンバーたちが変わらず着実に自分たちのカラーを出してほしい。『今年、新人賞をもらえるんじゃないか』というのは、一度も考えたことがない。新人賞は胸の中にしまっておいて、来年ぐらいに1位を獲得できるのではないかと期待している」と話した。

Ciipherのメンバーたちの自分たちだけの強みとして、個性を挙げた。タグは「楽しく一緒に音楽を作っていって、メンバーたちがお互いの意見を尊重しているので、コミュニケーションが取りやすい。型にはまらない音楽のスタイルもあると思う」と説明した。

Ciipherのデビューアルバム「I Like You」は、15日午後6時にリリースされる。

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写真=RAIN COMPANY

記者 : イ・ハナ