Colde、ニューアルバム「Idealism」発売の目的に言及“キム・ヒスの夢を覚えるため…”

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写真=「COSMOPOLITAN」
最近、EPアルバム「Idealism」を発売したColdeの単独グラビアとインタビューが「COSMOPOLITAN」で公開された。

今回のグラビアは、Coldeの音楽を時間で表現するというコンセプトで撮影された。ColdeのEPアルバム「Idealism」を青い昼と夕日の時間の雰囲気で表現している。これについてColdeは「音楽作業をたくさんする時間帯です。日差しを浴びる気分が好きで、そんなエネルギーを引き続き音楽に入れたがる方ですが、その時間帯は光が見られる時間でもありますよね。一番明るく輝く日差しから、沈んでいく夕日も好きです」と自分の性向を紹介した。

続いて「今回のアルバムの目的は、Coldeになる前“キム・ヒス”としての僕の夢を覚えておこうということです。振り返れば、僕も気づかないうちに思ったよりたくさんの夢を叶えていました。そんな中でふと、以前熱望し、夢見ていた自分が懐かしくなりました。切実に夢を追いかけていたエネルギーと感情が、僕の中におぼろげに残っているので、それを今回のアルバムを通して記憶したいと思いました。これ以上遅れる前に」と話して「夢」をテーマに作業した「Idealism」アルバムを紹介した。

「Idealism」の収録曲「誰も知らない歌」は、Coldeが18歳の時に書いた曲であると知られている。Coldeは「初めて曲を作ったのは14歳の時でした。『スタークラフト』ゲームキャラクターの中で一番弱い存在の“ラバ”をテーマに『ラバの夢』という曲を作りました。その当時は、音楽を作る方法も知りませんでしたが、ただMP3プレイヤーに内蔵されているレコーディング機能を使ってノートに書いておいた歌詞を口ずさむ程度でした。思い出の名前ですが“Yepp(MP3プレイヤー)”で作ったこの歌が、僕が書いた最初の歌ですね(笑)。どこでも話さなかったことです」と人生初の自作曲に関する裏話も公開した。

ミュージシャンだけでなく、プロデューサーとしても活躍しているColdeは最近、EXOのベクヒョン、I.O.I出身キム・チョンハなどのアーティストとコラボレーションしてきたが「プロデューサーとして曲の依頼を受けたが、人にあげるのがもったいないぐらい気に入った曲が出来上がると、そっとしまっておいたりもするのか」という質問については「たくさん保管しています(笑)。僕のスタイルの曲が欲しくて依頼されることも多いですが、良い曲が出来上がってしまった場合はその曲を他の人にあげることはできませんでした。実は、『ワルル』のように“Coldeスタイルの曲”が出来上がってしまったら、僕が歌わないと(笑)。しかし、僕がやっている音楽と異なるはっきりとしたコンセプトがある場合、上手くできそうなときは書いてみたりもします。まだプロデューサーとしてよりは、アーティストとしての意欲が大きいです」とオールラウンダー音楽家としての抱負を明らかにした。

また、Coldeの歌からノスタルジーを感じるリスナーが多いという大衆的評価については「僕が、影響をたくさん受けた先輩ミュージシャンの名前を僕の名前の横に並べてくれるとき、とても感無量で恐縮ですね。僕が育った世代が、アナログ感性が理解できる上に、デジタルに移るその交差点だと思います。ですので、もっと若い人たちは昔のノスタルジーがわからないかもしれません。僕の音楽を聴きながら、関連した音楽をたどっていくと彼らがユ・ジェハさんやチャン・ピルスン先生の歌を聞くかも知れないじゃないですか。そのようにつながっていき、韓国音楽で引き続き伝わる情緒を少しずつ経験できたらと思います。僕自身が一種の懸け橋になれたらいいなと思いながら、音楽をやっています。僕に影響をくれた韓国ミュージシャンたちの音楽を、僕の音楽に引き続き反映していきたいです」という感想を明かした。

記者 : キム・ミョンミ