アメリカのタイム誌が「2021年に注目すべき新人K-POPグループ」として、6つのグループを選定した。TREASURE、aespa、P1Harmony、ENHYPEN、STAYC、Weeeklyがその主人公だ。公演・芸術業界がコロナ禍で冷え込んでいる中、悪条件を乗り越えてデビューしたグループだ。状況に合わせてオンラインを中心に精力的に活動している彼らは、ファンと会う日を待ち望んでいる。厳しい状況の中でスタートを切ったが、しっかりとした実力を備えた彼らの2021年の活動に期待が高まっている。

YG ENTERTAINMENTがiKON以来、5年ぶりに披露したボーイズグループがTREASUREだ。韓国で2019年1月に放送終了したサバイバルオーディション番組「YG宝石箱」で顔を知らせ、翌年から様々なコンテンツを公開し、デビューの準備に拍車をかけた。そして2020年8月、1stシングル「THE FIRST STEP：CHAPTER ONE」でデビューを果たした。昨年1年間でなんと3枚のシングルを発売し、先月には1stフルアルバムも発売するなど、休まず彼らだけの音楽を披露している。昨年、数々の新人賞を受賞した“スーパールーキー”だ。

第4次産業革命時代に相応しい“AIコンセプト”で登場したaespaは、SMエンターテインメントの新人ガールズグループだ。現実世界に存在する人間であるメンバー4人と、仮想世界に存在するアバターのメンバー4人が、お互いにコミュニケーションするというユニークな世界観を持っている。昨年11月に公開された「Black Mamba」は、K-POPグループのデビュー曲の中で、最短期間で再生回数1億回を達成した。高い話題性に支えられ、先月31日に開催された「ソウル歌謡大賞」など、複数の授賞式で新人賞を受賞した。

FNCエンターテインメントが4年ぶりに披露したダンスボーイズグループのP1Harmonyは、デビュー前から異例のプロモーションで注目を集めた。怒りと暴力性を最大化するウイルスによって廃墟となった地球を救う少年たちの世界観を映画化し、10月に映画が公開された。新型コロナウイルスが拡散している2020年にデビューした現実と重なり、さらに没入感を与えたと評価されている。映画に続き、タイトル曲「SIREN」で人々の前に立ったP1Harmonyは、完成度の高いステージで魅了した。また、先月行われた初のオンラインファンミーティングには世界136ヶ国で30万人が視聴し、注目を浴びた。

サバイバル番組「I-LAND」を通じて選ばれたENHYPENは、ものすごいSNSのフォロワー数を誇る。公式Twitterは開設から11日でフォロワーが100万人を突破し、YouTubeチャンネルはデビュー前からすでにゴールドボタン（登録者数100万人）を獲得した。グローバルファンコミュニティプラットフォームWeverseの加入者数も300万人を超え、BTSとTOMORROW X TOGETHERに次いで3番目に多い。デビューアルバムは、発売から1日でGAONチャート基準で31万枚以上の売り上げを記録し、その年にデビューしたグループのアルバム（単一アルバム基準）の売り上げとしては最高記録となった。これに支えられ、これまで計4つの新人賞を受賞した。

“K-POPのヒット作メーカー”ブラック・アイド・ピルスンが手掛けたガールズグループのSTAYC。魅力的な楽曲「SO BAD」でデビューし、これからどんなヒット曲をリリースするのか、早くも注目されている。メンバー全員が優れた美貌の持ち主であることで有名だ。美貌だけでなく、しっかりとしたパフォーマンスと安定したライブの実力で完成度の高いステージを披露し、人々を魅了している。グループ名が“スクデイプシ”（淑明女子大学校の入試という意味）と発音が似ていることがコミュニティで話題となり、ファンが愛称としてスクデイプシと呼ぶこともある。

新人ガールズグループWeeeklyは、ハツラツとして少女の姿でデビューした。性別に関係なく、セクシーで強烈なコンセプトが中心になっているK-POPシーンで、爽やかな雰囲気を披露して愛されている。メンバーたちの年齢に合った明るい姿で2枚のミニアルバムを発表し、好評を博した。タイム誌が選定した6つのグループの中で最も早くデビューしただけに、様々なプラットフォームを通じて多彩な魅力を披露し、着実に知名度を上げている。「2021 大韓民国ファーストブランド大賞」「MelOn Music Awards（MMA）」「2020 MAMA（Mnet ASIAN MUSIC AWARDS） 」で新人賞、「2020 THE FACT MUSIC AWARDS」でネクスト・リーダー賞も受賞し、爽やかなコンセプトも相変わらず人気があることを証明した。