「ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌~」イム・ジュファン、オフの日はインドア派!?“日本ファンからお菓子が届いて…”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

2PM テギョン×イ・ヨニ×イム・ジュファンが豪華共演! 20年にわたる連続殺人事件に隠された真実と悲しき因縁が交差するサスペンス・ロマンス「ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~」のDVDが好評発売&レンタル中。

人の目を見ると死の瞬間が見える能力を持つテピョン(テギョン)がある事件で出会った女刑事ジュニョン(イ・ヨニ)は、彼が唯一死の瞬間が見えない女性だった。ある日、偶然見かけた女子学生が午前0時に死亡する瞬間を見たテピョンは、ジュニョンと共に捜査を開始。しかし、そんな2人の前に解剖医のドギョン(イム・ジュファン)が立ちはだかり……!?

この度リリースを記念して、謎に包まれた解剖医ク・ドギョンを演じたイム・ジュファンのオフィシャルインタビューが到着! 役作りや共演者とのエピソード、オフの日の過ごし方についてもたっぷりと語っている。

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――出演を決めた理由は?

イム・ジュファン:どんな俳優も同じ理由でしょう。まず台本を読んでみて興味を引かれたら、出演する方向で真剣に考えてみます。このドラマに関しては、監督に会ったことが大きな決め手でした。

――演じた役について教えてください。

イム・ジュファン:ク・ドギョンは大きな心の傷が原因で、ある計画の実行のために、長い時間をかけて準備する……そんな人物です。行動に駆り立てる引き金はいくつかあります。それが徐々に積み重なっていくんです。彼が悪いのではなく、周りに追い詰められて極端な選択をします。そうやって形づくられたストーリーであり、キャラクターです。

――ク・ドギョンの魅力とは?

イム・ジュファン:カッコよくはありません。知的な雰囲気を漂わせるわけでもないし、ステキなセリフを言う場面が登場するわけでもない。ク・ドギョンを見ていると考えさせられます。「彼はどんな気持ちだろう」「自分ならあんな選択をするだろうか?」。そう問いかけたくなる魅力のある役柄です。


子役キム・ガンフンの熱演に感謝

(C)2020MBC
――ドギョンを演じる上で悩んだことはありますか?

イム・ジュファン:常に悩んでいました。「僕ならどうするだろう?」ではなく、僕がドギョンの選択を理解して表現できなければなりません。演じる者としては、ドギョンの選択を否定したら演技が成立しませんから。ドギョンの選択には従うしかない。ドギョンがやろうとしていることを僕がうまく表現できるかに一番悩みました。脚本家が創作した人物に、監督と俳優が息を吹き込みます。その役に合った表現をキャッチして演じられるか心配していました。ドギョンの選択には無条件に従うだけ。それが難しかったですね。一般的な表現や行動、思考とは違いますから。先ほどこんな質問をされたんです。「もし人の死が見えたらどうしますか?」「もし自分の死の瞬間が分かったら?」と。テギョンさんは一生懸命生きると思います。僕は成り行きに任せて生きてしまうのかもしれないという恐ろしさを感じました。

――解剖医であるドギョンを演じるために準備したことは?

イム・ジュファン:ドラマの内容は解剖とはそれほど関係なかったため、役作りとして解剖の勉強は特にはしませんでしたが、幸いスタッフに医療ドラマの経験者がいたので、教えてもらい、大変助かりました。それでも大丈夫だったのには理由があります。解剖医は命が危ない患者を救う医師ではありません。死者が相手なので、技術的な演技が要求されることもない。もちろん実際の解剖医の先生方は専門職で、特別な技術があります。でも演技上は、今回はそこまで必要ではなかったんです。

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――少年時代のつらい過去を経て、成人したドギョンをどう解釈しましたか?

イム・ジュファン:もし僕が少年時代も演じていたなら、成人したク・ドギョンを表現するのはかなり楽だったでしょう。ですが、当然ながら子役から僕がバトンを受け取ることになりました。監督は僕に「ドギョンの少年時代がどうだったか台本を参考にしてほしい」「子役たちが登場する回は必ず観るように」としきりに話してました。僕が少年時代のドギョンの感情を理解し、成人後につなげていく必要があるからです。子役のキム・ガンフン君が熱演してくれて、感情移入が楽でした。当初は心配もあったんです。あり得ないような体験を演じるわけですから。でもガンフン君の演技は素晴らしく、とても感謝しています。

――(子役時代を演じる)キム・ガンフン君とは現場で会いましたか?

イム・ジュファン:1回だけ会いました。最終話で共演を果たしたんです。もし自分の過去が違ったらと、ドギョンが想像するシーンです。実際に起きたこととは違って、事件が違う方向に流れていたらこうなっただろうと、ドギョンが想像の中の光景を眺める場面。2人がセリフを交わすわけではなく僕は眺めているだけです。もちろん、彼と会って開口一番にお礼を言いました。彼の名演技に、「本当に上手だ」と感心しながら眺めてました。

――特殊メイクをした時のエピソードは?

イム・ジュファン:基本的に1時間半くらいかけてメイクをします。以前は長く時間がかかったけど、最近は技術が進歩して意外と短時間ですみました。僕もメイク時間の短さに驚いたほどです。昔とは大違いですよ。今はシール状の傷痕を顔に貼り付けるだけ。その後色を塗りますが、それには少し時間がかかります。エピソードは……特殊メイクをしたあとは外に食べに行けません。他のお客さんが驚くから(笑)。車内でマネージャーが買ってきたお弁当などを食べました。まるで檻の中で餌を食べるみたいに(笑)。


「テギョンさんは目が魅力的で…」

――2PMのテギョンさんとの共演はいかがでしたか?

イム・ジュファン:テギョンさんは俳優として、自分が伝えるべきことや相手から引き出すべきことを心得ています。目が魅力的で、相手の話を真剣に聞いてる印象を与える。共演していてとても新鮮でした。僕から何か引き出そうとしてるのが感じられるから。彼を見ているだけで、演技のアイデアが浮かびました。僕が監督に「こうしたら?」と言うと、テギョンさんも「いいかも」と、アンサンブル、つまりうまく調和がとれたと思います。

――テギョンさんも、「ジュファンさんとよく話し合った」とおっしゃっていました。

イム・ジュファン:そうです。演技に正解はありませんから。恋愛ドラマのように視聴者が共感しやすい場面なら簡単です。でもこのドラマは、視聴者の意表を突いて興味を引く必要がありました。正解はないので、俳優とスタッフでアイデアを練り、多くの話し合いをもちました。

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――イ・ヨニさんとの共演はいかがでしたか?

イム・ジュファン:ヨニさんが19歳くらいで僕が確か24歳の時、同じ映画(「百万長者の初恋」2006年)に出演しました。ヨニさんはその映画のヒロインで僕の役は「友達2」(笑)。その時は一緒の場面はなかったけど、今回は大きな役で共演できました。同じ作品に出演するのは「ザ・ゲーム」が4回目ですので、親近感がありました。最初からよそよそしさがなかったのでよかったですね。初対面でセリフをやり取りし、いとおしい目で見るというのは結構難しいので。

――撮影現場の雰囲気は?

イム・ジュファン:僕が演じる場面はすべてシリアスで空気が重かったんです。とてもつらくて……いや、つらくはないんですけど空気が重くてピリピリしてました。ヨニさんはジャージャー麺を食べる場面やデートする場面があったけど、僕の場合は人の死と関連する場面が多くて、暗い雰囲気でした。僕は演技に集中するだけです。スタッフは静かに見守っていました。重要な場面だと分かっているから。

――テギョンさんは同じ質問に対して、現場のムードはシリアスではなかったと。

イム・ジュファン:テギョンさんの現場はね(笑)。僕が登場する場面は苦悩があり、行動の理由を示す必要がありました。

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――演出のチャン・ジュノ監督についてはいかがでしょうか?

イム・ジュファン:チャン監督の演出には特徴があります。俳優にどんな感情で演じてほしいか、すでに監督の中には考えがあるんです。撮りたい画(え)があるのにそれを隠して俳優に聞きます。「どう思う?」と。そして俳優の意見に耳を傾けます。自分の考えと同じなら撮影のキューサインを出す。もし俳優が自分と違う解釈なら、自分の考えている正解へと誘導するんです。「それよりこれは?」とうまく持っていきます。釣り糸を垂らして俳優が食いついたら撮影に入るというのがチャン監督のスタイルです。俳優はより多く監督と意思疎通を図れますし、監督は俳優の理解を促し、よりよい演技を引き出せます。チャン監督は対話を通じて、俳優が演出の意図を理解できるようにします。また、俳優の考えがよりよいと思えば自分の考えを変えることもあります。その点はとても柔軟に演出する方です。

――台本を読んで一番驚いた場面は?

イム・ジュファン:最初は2話まで台本をもらいましたが、ミジンが拉致された時の場面が衝撃的でした。ミジンの父親は新聞社で刺激的な見出しを考えている記者です。記事のことしか頭になくて妻からの電話に出ません。妻はかけ続けますが、仕事中だからと無視します。でもついに拉致されたのが娘だと知り外へ飛び出します。そしてニュース映像を見て道路に立ちつくす。僕はあの場面で鳥肌が立ちました。もし自分だったらと、皮膚がめくれ上がるような感覚を味わい、全身に鳥肌が立ってね。ビルの大画面に、拉致され埋められた娘のニュースが流れるんです。見上げると娘の名を叫ぶ妻の姿が映る。あの場面は衝撃的でした。俳優なので、台本を読む時もどんな場面になるか想像します。お子さんのいらっしゃる方なら、あの場面は観ていて辛くなると思います。


オフの日の過ごし方は?「日本ファンからお菓子が届いて…」

(C)2020MBC
――オフの日の過ごし方は?

イム・ジュファン:家にいて何もしません(笑)。こんなことがありました。知人と外で酒を飲んで家に帰ったんです。1週間後、ビールを買いにコンビニへ行って、財布がないことに気づきました。家中を捜してもない。外出したのは1週間前だからその時なくしたと思って、店に電話してもない。ですが、その財布を最近見つけました。日本のファンからお菓子が届き、その箱の上に財布を置いたまま、また箱を重ねたようです。何を言いたいかと言うと(笑)、つまり僕は1週間家から出なかったとうことです(笑)。オフは家にいます。あるいは知人と飲む程度。ファンのみなさんなら、僕と親しい俳優を知っているでしょう。彼らと酒を飲むか、ゴルフに行くくらいですね。

――ゴルフは最近興味を持ったんですか?

イム・ジュファン:5~6年になります。最近興味があるのは……家で簡単な料理を作って食べることです。変に思われるかもしれないけど、おろしニンニクにハマっています。何に興味があるかと聞かれたら答えることにしてます、おろしニンニクを食べることだと(笑)。あらゆる料理におろしニンニクを入れる。少しじゃなく大量にスプーンですくって。家で1人の時、たまたま冷凍ギョーザを見つけたんです。おなかが減っていたから蒸し器で蒸しました。ギョーザは味が付いてるけど、物足りない気がして冷蔵庫を開けたら、そこにおろしニンニクが……。ギョーザに載せて食べてみたらおいしかったんですね。それ以来ハマっています。日本にはニンニクが丸ごと入ったギョーザがあります。それはいい。最近興味があるのはおろしニンニクです(笑)。

――日本のみなさんへメッセージをお願いします。

イム・ジュファン:現在、新型コロナウイルスの感染拡大で大変な状況ですね。これは面白いドラマですが……宣伝より優先したいことがあります。皆さんとご家族の方々の健康です。このドラマをぜひ楽しんでください。そして日頃から新型コロナに警戒し、皆さんとご家族の方々の健康を守ってください。ありがとうございました。

■リリース情報
「ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌(レクイエム)~」

◯DVD-SET1 好評発売中
¥15,200+税
GNBF-5487/第1話~第8話
【特典映像】約45分(メイキングPart1 15分/製作発表会見映像 30分)

◯DVD-SET2 3月3日(水)リリース
¥15,200+税
GNBF-5488/第9話~第16話(最終話)
【特典映像】約62分(メイキングPart2 19分/キャストインタビュー 43分)

<共通仕様>
本編約480分/DVD4枚/カラー/16:9 HD サイズ
【音声】韓国語 2ch ステレオ ドルビーデジタル【字幕】日本語
封⼊特典:リーフレット 4P
仕様:アウターケース付き

●レンタルDVDリリース
・Vol.1~5 好評レンタル中
・Vol.6~10 3月3日(水)
・Vol.11~16 4月2日(金)

2020年製作/韓国/全16話
【韓国放送】MBCにて2020年1月22日~2020年3月12日放送
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2020MBC

※発売日・仕様・特典は都合により予告なく変更する場合がございます。

■関連サイト
「ザ・ゲーム~午前0時:愛の鎮魂歌~」公式サイト:https://kandera.jp/sp/thegame/

記者 : Kstyle編集部