Block B ジェヒョ&MONSTA X ヒョンウォン、初のコラボグラビアに「特別な時間だった」

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Block BのジェヒョとMONSTA Xのヒョンウォンがパーティーをコンセプトに集まった。オレンジの香りが漂うブルームーンのように、清涼感溢れる爽やかな2人の愉快な物語が始まる。

――本日のグラビア撮影はいかがでしたか?

ジェヒョ:普段撮影しているようなファッショングラビアではないので、新鮮な気持ちでした。また、お酒のグラビアを撮るのは芸能人として大きな意味があると思います。とても楽しくてありがたい時間でした。MONSTA Xのヒョンウォンさんともテレビ局でたまに会ったことがあって、気まずくなかったので良いケミ(ケミストリー、相手との相性)をお見せできたと思います。

――最近はどのように過ごしていますか?

ジェヒョ:楽に休んだり、仕事をしながら過ごしてます。30代に入ったじゃないですか。アイドルとしてとても忙しかった時期も過ぎたし、メンバーたちも軍隊に入って、一人で活動していますので前よりは少し余裕があります。なのでメンバーたちがいない時、僕がしなければならないこともして、またアイドルとして過ごしながらできなかったことを学ぶ時間も持つようにしています。友人の塾で働いたり、カフェでコーヒーを入れることを学んだり、プロの釣りスタッフとして活動しながらアイドルではなく“アン・ジェヒョ”としてやりたいことを探してやっています。

――普段からアイドル界で釣りマニアとして有名ですよね。

ジェヒョ:アイドルや芸能人の中で釣りが趣味になったと言ったり、いきなり釣りを始めたという方がいたら、大体は僕から釣りを学んだり、僕と釣りに行ったという方がほとんどだと思います。周りに釣りがしたいという方がいたら僕を推薦したり、僕に直接話してくださるんです。僕が釣りを教えることが多いのでちょっと大げさに言えば、芸能人の釣り人の中で僕と無縁な人はいないと思います。

――なぜ釣りをするようになったんですか? また、楽しむようになったきっかけは何ですか?

ジェヒョ:刺身を買って食べるのはお金がもったいないから、僕が直接釣って食べようと思った……というのは冗談で、実は僕は幼い頃、父親とあまり仲が良くありませんでした。歌手としてデビューして社会人生活をしてみたら、ある瞬間から僕が父にかなり似ていると思うようになりました。なので、父を理解するために、父が好きだった釣りを始めてみたのですが、とても面白くて僕によく合っていました。それで今までやっています。

――釣りをすると忍耐力が身につくと思うのですが、いかがですか?

ジェヒョ:釣りは「待つこと」と思っていらっしゃる方も多いのですが、釣りにもたくさん種類があります。自分で魚を誘導する釣りをすると、静かに待つ時間はそんなに長くはないです。ただ、釣りに行くためには遠い海まで出なければならないので1~2時間近く船に乗って待つ時間が自然にできてしまいます。海風を長く浴びると塩気のせいで肌がベタベタするし、シャワーもする時間がなくてたまに匂いもします(笑)。そんな部分を耐えなければいけません。「僕が魚になった」と思うと気が楽です(笑)。僕は自然の中にぽつんと置かれているその瞬間がとても好きです。海の上で静かな島だけ見ながらいるのが好きです。

――個性的なBlock Bのメンバーたちの中で、ジェヒョさんだけの役割はありますか?

ジェヒョ:僕が決して個性がない方ではないし、大人しいキャラクターでもないのに、なぜかメンバーらの中ではバランスを取る役割をたくさんしている気がします。いたずらしすぎないようにして、間で中心を取る役割をしています。元々は僕も本当に明るいですが、Block Bの中にいる時は少し重みのある役になると思います。

――その役割に気づいたのはいつですか?

ジェヒョ:デビューしてすぐに分かりました。「このグループで僕まで浮かれたら本当に違うところに行ってしまうだろう」と思いました(笑)。僕だけは大人しくしなきゃと思いました。

――美容番組でMCを務めましたが、今後やってみたい番組はありますか?

ジェヒョ:個人的には本当に静かな番組や、今までアイドルがアプローチしなかった番組に出演したいと思います。たとえば「6時、私の故郷」や「韓国人の食卓」のような番組に出演したいです。「極限職業」のような番組にも出演したいです。僕が知らない世界を覗きながら学ぶのが本当に好きです。

―― メンバーたちの入隊でソロ活動をする時間が増えましたが、メンバーたちの大切さを感じる瞬間はありますか?

ジェヒョ:頻繁に連絡していますのでそんなに寂しくはありません。いつもそばにいる感じです。でも、7人が一緒に活動していた時のワイワイした感じがないことは寂しいです。

――今年でデビュー9周年を迎えました。10周年を控えた今の感想を教えて下さい。

ジェヒョ:22歳がまるで昨日のようですが、もう31歳になって、すぐ32歳になるという事実に驚きました。こんなに時間が経ったんだと思いました。振り返ってみると、ファンの皆さんも僕たちと一緒に年を取っていました。学生だった方々が立派な会社員になっているし。そんな姿を見ながら「こんなに時間が経ったんだ」と実感しています。ステージの裏では、Block Bの下に後輩がとても多くなって、たまに僕が気難しい人になったような感じがして嫌です(笑)。

――今年はBlock B、そしてジェヒョにとってどんな年として記憶に残りそうですか?

ジェヒョ:残りの時間はやっていることを一生懸命にやって、仕事ももっとたくさん入ってきてほしいです。独立に成功する1年になってほしいです。そしてメンバーたちが戻ってきた時、役に立つ人になりたいし、僕の役割をきちんとしたいです。

――本日のグラビア撮影はいかがでしたか?

ヒョンウォン:MONSTA Xのメンバーの他に、別のグループのアイドルの方と一緒に撮影したことは初めてで、僕には特別な時間だったと思います。それに僕は普段からビールが大好きで、グラビアまで撮影することになって嬉しいし、光栄でした。

――最近まで忙しいスケジュールをこなして、最近では少し余裕を感じるようになったと思うのですが、いかがですか?

ヒョンウォン:久しぶりの空白期で余裕もありましたが、どうしても新型コロナウイルスの感染拡大の影響でファンの皆さんに会えないので、寂しい気持ちがあったと思います。「FANTASIA X」で活動した時も、ファンの皆さんを近くで見ることができなくて大変でした。空白期間には引き続きより良い姿をお見せしたくて、自己啓発する時間も持って、静かに休む時間も持ちたいです。また普段は、ほとんど作曲しながら過ごしています。機会があれば、ファンの方々に僕の考えがたくさん盛り込まれた音楽をお聞かせしたくて着実に準備しています。以前は人に会うことも好きでしたが、今は家で休んで過ごすことに慣れている感じです。何より健康が一番大切ですので。

――いつもメンバーたちと一緒に活動しているので、たまにこのように個人的な活動をすると、特別な気持ちになると思いますが、いかがですか?

ヒョンウォン:最初から一人だったらいいのですが、いつも一緒に過ごして、頼りにして笑っているので一人でいることに慣れなくて不自然です。今日はメンバーたちが皆忙しくて来れませんでしたが、時間があれば、個人のスケジュールをしているメンバーのところにも遊びに行くんです。それがかなり支えになることを知っているので、お互いに回りながら行ってあげます。

――家族のようにいつも一緒に居ても楽な存在でしょうか?

ヒョンウォン:宿舎ではいつも一緒にいるよりは、それぞれ時間を過ごす方です。それでもご飯を食べる時だけは必ずみんなで集まって食べるようにしています。なのでもっと家族のように感じます。実は、僕は新しい人と付き合うよりも知っている人と親しく過ごす方ですので、他のメンバーに比べてメンバーたちと過ごす時間が長いです。一緒にいる時間があまりにも長いのでメンバーたちに「もういい加減にしろ」と言われるほどです(笑)。

――デビュー5周年を迎えました。デビュー当時と今、MONSTA Xのヒョンウォンとして変わったところはありますか?

ヒョンウォン:まず、歌手としては単独コンサートもできるし、ツアーもできるほど成長した部分を感じて、よくやっていると思います。そして個人的に変わった部分を思い浮かべると、以前僕は仕事ばかりしていたと思います。仕事に意欲もあったし、結果にもこだわっていました。なので結果に残念だと思うことも多かったのですが、今は公演できてファンの皆さんに会えることそのものに感謝しています。過去のことよりも、これからのことを考えています。こんな変化が、これからもこの仕事をする上で役に立つと思います。

――なぜそのように変わることができたのでしょうか?

ヒョンウォン:あまりにもプレッシャーが多かったので、「僕がしっかりしてこそ僕たちグループも、僕も長く生き残って良い姿をお見せすることができる」と思うようになってから変わったと思います。実は、僕はのんびりしているように見えて、自分に厳しく生きていないように見えるかもしれません。でも、実は僕も本当に自分に厳しく生きてきました。もちろん今は心理的に余裕もできて心構えも変わりました(笑)。

――5年間活動してきて、忘れらない瞬間はありますか?

ヒョンウォン:全ての公演が記憶に残っています。それでも一番記憶に残っているのは、今年のファンコンサートです。新型コロナウイルスの感染拡大でファンに会えなくなる前の最後の公演でしたが、あの当時はこんなに長い間会えなくなるとは思いませんでした。でもその後、会えなくなったのでその時がすごく記憶に残っていてずっと思っています。

――MONSTA Xの中でヒョンウォンさんの役割は何ですか?

ヒョンウォン:僕だけの役割は、DJイングをしながらグループの音楽の幅を広げることだと思います。実際に僕たちのファンの皆さんを見ても、K-POPアイドルが好きだからといってK-POPだけを聞くわけではなく、ジャンルを問わず様々な音楽を聞く方が多いようです。なので、そのような多様性を満たせると思います。

――DJイングをする時は、アイドル“ヒョンウォン”とどのような違いがありますか?

ヒョンウォン:ファンの皆さんも僕がDJイングする時、見に来てくださいますが、MONSTA Xとしてステージに立つ時とは違って、ビールも飲みながら楽な雰囲気でDJイングします。そんな姿をお見せすると、ファンの皆さんも楽しんでくれるし、僕もまた違う楽しさを感じます。ステージとはまた違う喜びがあります。表現が自由な部分もありますが、僕が流す音楽をみんなで楽しんでくれることが本当に楽しいです。僕がセットリストを作った通り、観客がそれを楽しんでくれる姿を見るのが気持ちよかったです。

――なぜDJイングしようと思ったのですか?

ヒョンウォン:最初は「DJイングをしてみよう」と思って始めたわけではありません。ただ人々に会って自然に接して、DJイングというものを知って学んでみましたが、とても面白かったです。そして偶然、公演することになりました。その公演の時に感じたパワーがあまりにも強くて、「絶対にこれをやらなきゃいけない」と思いました。僕はまだ音楽を完全に楽しむ方ではありません。歌手としてステージを練習した癖があるからか、準備しなければならないタイプです。その場の雰囲気を盛り上げるまでには時間が必要です(笑)。

――EDMの他につくってみたいと思った音楽はありますか?

ヒョンウォン:僕の思いを込めた音楽がしたいです。どんなジャンルがしたいというよりは、僕が幸せな時の感情、悲しい時の感情など、僕の考えと感情が共有できる音楽がしたいです。歌をたくさん出すことよりも、ひとつをきちんと完成させたいです。ファンの皆さんへの僕の気持ちを込めた楽曲が作りたいです。

――2020年も残りわずかとなりましたが、2020年どんな姿を披露してくれますか?

ヒョンウォン:ファンの皆さんに会えないので、映像や写真で満足して頂ける姿をお見せできるようにいつも準備していますし、音楽ももっと一生懸命にしたいと思います。皆さんにとって自慢の歌手になれるよう、もっと頑張ります。

――DJとして活動しながら学んだことはありますか?

ヒョンウォン:MONSTA Xはパフォーマンスをするアイドルですので、公演で一緒に楽しめる音楽ができたらいいなと思いました。そんなステージができるように、みんなが楽しめる音楽を作るために、もっと勉強しようと思いました。「こんな音楽をMONSTA Xがやるの?」と言われるようなジャンルの楽曲にも挑戦してみたいです。

――モンベベ(ファンの愛称)に一言お願いします。

ヒョンウォン:僕たちメンバーも皆さんにとても会いたいし、会えなくて残念に思っています。それでもその寂しさを乗り越えるために努力しているので待っていてほしいです。次のアルバムも楽しみにしてください。

記者 : パク・スンヒョン