2AM ジヌン、公開恋愛をしながら役立つ部分とは?「理解してくれることが力になって頼りになる」

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写真=「@star1」

約1年7ヶ月の軍生活を終え、ファンのもとへ帰ってきた2AMのジヌン。いつの間にかデビュー10周年も過ぎた彼は、2AMの末っ子でソロ歌手、そして俳優として自身だけのキャリアを築いてきた。バラードに特化した歌手としてスタート、自身の名前をかけたバンドをリードし、多彩な音楽を披露するため絶えず努力している彼は軍白期(入隊による空白期)の間、積もるばかりだった音楽への情熱を燃やそうとする。ここに“元祖万能ドル”と呼ばれ、バラエティやドラマなど、様々な分野で活躍した当時の姿も見せる予定だと言っているだけに、人々の前に再び立ったジヌンに注目が集まっている。

――除隊後、初のグラビア撮影でしたが、本当に久しぶりに照明の前に立ちましたね。

ジヌン:撮影の準備をしながら、緊張する、しないかではなくて、本当に何も考えていなかったと思います。ただ、うまく撮影しなければという考えだけでした。まだ撮影現場が少し慣れない感じで、軍人と民間人の間にいるのではないかと思います(笑)。

――社会によく適応していますか?

ジヌン:朝3回は目を覚まします。まだ、軍隊の時間に慣れているのでしょうか。どんなに遅く寝ても必ず早朝に一度は目が覚めます。以前は「起床時間に目が覚める」という周りの人の話を冗談だと思っていたのですが、実際に僕が経験してみたら、本当にそうでした(笑)。

――2AMのメンバーの中で一番最後に除隊しましたね。ついにグンピルドル(兵役を終えたアイドル)になりましたが、メンバーたちは皆、感慨深いだろうと思います。

ジヌン:まず、チャンミン兄さんは、残りのメンバーが軍隊に行ってくるのをとても待っていました。それでも時期がよく合って、軍白期が長くならないように帰ってきたので、本当に歓迎してくれました。チョグォン兄さんは軍隊にいるとき、何度か会ったんです。一緒に練習することがあって部隊で会いましたが、本当に嬉しかったです。僕はとても嬉しくて喜んだのですが、周りからは僕が涙まで浮かべていたと言われました。もちろん、本当に嬉しかったです。その時がちょうど適応し始めた時期だったためか、部隊で兄さんの顔を見て特に嬉しくて心が温まりました。

――軍隊で生活していた頃、放送局が一番懐かしかった時はいつでしたか?

ジヌン:一等兵の時まで、どこかで「お疲れ様でした」と作家さんやプロデューサーさんが入ってくるような気がしました。早く軍隊での生活を終えたいという気持ちで、そう思ったようです(笑)。嘘のように、時間があっという間に過ぎてほしいと思った時もありました。

――得るものも多かった時間だったと思います。

ジヌン:音楽をしている人たちを、本当にたくさん知ることになりました。軍楽隊には実際に音楽を勉強している人が多いので、演奏するジャンルや好きな分野が似ていたら一瞬にして仲良くなりました。実際に作業する時もお互いにたくさん助け合います。また、様々な楽器を扱う人々や、様々な分野の音楽の勉強する人々が多かったので、僕の音楽の範囲も本当に広がりました。それで、僕が初めて接する、慣れないジャンルが来ても避ける必要はないんだと思いましたし、分からない分野でもアドバイスを求めて協力してもらえる、音楽をする人々が増えたことに感謝しました。

――除隊して一番やりたかったことは何ですか?

ジヌン:家で焼き芋もつくって食べたかったですし、アイスコーヒーも自由に買って飲みたかったです。他の方々は、除隊したらやりたいことが多いとおっしゃっていたのですが、僕はむしろ大げさなことよりは、1人だけの時間が欲しくなりました。

――公開恋愛をしていますが、歌手と俳優として活動することにおいて役に立つ部分もありますか?

ジヌン:本当に多いです。僕が大変な時に、そばで松のように支えて応援してくれる人がいつもそばにいてくれるということは簡単なことではないでしょう。いつも僕のことを思って、理解してくれることが力になって頼りになります。今はどんなことをしても、彼女がそばにいればうまくできそうな気がします。学ぶところも本当に多いですし。ポジティブでなければならない部分と、そうでなくてもいい部分を区別する判断はとても早いです。僕は普段から心配性ですが、僕が物思いにふけっていたら早く答えを出してくれて、そばで心配事や雑念を全部飛ばせるように手伝ってくれます。たくさん愛されてきた人で、よく愛を与えられる人で、僕も彼女のそばにいていつも愛される人になりたくて、もっと良い行動をするようになるんだと思います。

――一挙手一投足を注目される恋愛は不便ではありませんか?

ジヌン:視線を感じて居心地が悪かったりすることはありません。恋人になる前、友達だった時も本当に気楽に付き合っていたためか、恋愛を始めてもそれは似ていました。ただ、誰でも同じように、普通の恋人のように一緒にいる空間でそれぞれ違うことをする時もあるじゃないですか。しばらく携帯を見る時もあるし、会話が途切れる時もあるでしょう。そんな時に、もしかして「仲が悪いのかな?」と思われるのではないかと思って、1人で余計に悩んだことはあります。実は彼女はそういう部分もあまり気にしない方ですが、僕があまりにも色々なことを考えてるからです(笑)。

――チョン・ジヌンバンドを始めた時、意見が分かれたんですね。

ジヌン:以前は「なんで分かってくれないのかな」と思いましたが、もう考えが変わりました。僕がバンドをするという事実をまだよく知らない方も多いですし、また音源でよい成績を上げたこともないので、そういう視線はいつもあるものだと思いました。それでご覧になっている方々がどんな視線で僕を見てもそんな視線の中で、一度でも僕の音楽を聴いて、僕を振り向いてくださればそれで十分ではないでしょうか。そのような小さな反応でも、それが始まりになる可能性もあるので、どんな反応でもいいと決心しました。

――2AMとして大きな成果を得た時に比べて、目に見える結果ではなかったので色々考えただろうと思います。

ジヌン:最初は何かできると思いました。音楽もすごく良かったですし。振り返ってみると、その時は4分の1の注目だけ受けてもいいと思いました。それでジャンルに関係なく、僕がやりたい音楽をした時、この程度の反応ならありがたいんじゃないかと思いました。ただ、その時はジャンルに対して残念な気持ちが大きかったんです。「こういう音楽をしたらもっと良かったのかな?」という残念な気持ち。それでも今は違うように思っています。どんなジャンルでも僕がやりたい音楽がしたいです。(ユン)ジョンシンさんからも、ドアを叩き続けなさいと言われました。突然成功したいとか、突然音源で1位になって著作権料をたくさんもらったりしたくはありません。逆にそのような突然の評価は負担になるので。ただゆっくり階段を踏むように上がりたいですし、またそれができなくてもしょうがないと思います。

――なぜロックバンドだったんですか?

ジヌン:いろんな楽器と道具が集まって、1つの音楽を作り出すのがとても良かったです。MRで作ったサウンドと僕の希望通り具現できる音楽を比べてその結果を見ると、満足度が違います。僕がほしがるサウンドと楽器を集めて実際に実現してみて、足りないサウンドは加えながら音楽をスケッチするように作る楽しさがありました。それで本当にたくさんの音楽を聴いて、トレンドを追いかけようと思って頑張っています。

――2AMの末っ子ジヌンの姿もみんなが見たいと思っていると思います。

ジヌン:2AMのメンバーたちは、皆早く活動したいと思っているので、一生懸命に準備しています。むしろ、一緒に暮らして活動していた時はお互いのことをよく知らなかったと思います。母が何を好きなのかよく分からないように。でも、今は離れて過ごしているので逆にお互いのことがよく分かるようになりました。一緒にいると、前より今がもっと楽しいです。だから皆早く一緒に音楽をやりたいと思っています。

――チョン・ジヌンバンドとして自身の音楽を見せた後、今は自分にどんな評価ができますか?

ジヌン: まだ学ぶべきことがもっと多いですが、それでも軍隊も行って来たので苦労したと10点満点で5点を与えたいです(笑)。やっと少しずつ分かって学んだので、何かを盛る器ぐらいは作れたのではないかと思います。その中に何を入れるかは僕次第ですが。今までジヌンの時間は、僕の音楽を始められる良い基盤をしっかり固めた時期だと思います。

――2008年のデビュー後、本当に長い時間が過ぎたと体感しますよね。変わった部分も確かにあると思います。

ジヌン:音楽を包容して眺める視線が変わったと思います。僕が音楽を直接作ってみたら、世の中のすべての音楽がすごいです。それを作った方々も本当にすごいと感じます。この曲1つを作るため、そして曲のスタイルを変えて新しいものを作り出すまで、どれだけ多くの人が努力しただろうと思うようになりました。

――これからはどんな音楽がしたいですか?

ジヌン:僕がやりたい音楽をしたいです。どんな曲であれ、ジヌンの音楽を聴いたら、ただ「この子がやりたい曲を作ったんだ」と思っていただければと思います。最近ではシンセポップやシティポップ、そしてバラードもたくさん作ってみたいです。それで後にでも僕の曲を聴く時に「チョン・ジヌンバンドでロックをすると言っていたのになぜこんな曲を作ったんだ」と思うよりは、「やりたい楽曲を作ったんだな」と思っていただけるとありがたいです。以前、ユン・ジョンシンさんも「君がやりたい音楽を早く全部やって、空にしてこそまた新しいもので満たせる」とし、「やりたいことをやってみないといけない」とおっしゃっていました。でも、本当に僕がやりたいことはすぐに溜まると思います。それで作ってみたい音楽を作って、その欲求を空にしてこそ、また新しいことができるようになるんだと思います。軍隊に行って来た時間の間、やってみたかったことがすごく多かったんです。それでそれをすべて空にしなければいけないと思います。

――除隊を待ってくれたファンの皆様に一言お願いします。

ジヌン:本当に一人一人にコッシン(除隊まで待った彼女にプレゼントする靴)を履かせてあげたいくらい、とても感謝しています。除隊したら、ファンの方々にお会いしたかったんですが、そんな状況ではなくて僕もとても残念でした。それで必ず別の方法ででも感謝の挨拶を伝えたいですし、またエネルギーになれるよう、いろいろな姿をお見せするため努力しています。いつも感謝していますし、愛しています。

記者 : パク・スンヒョン