キム・ヘス&イ・ジョンウン出演、映画「私が死んだ日」ポスターを公開…心温まるストーリー

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写真=「私が死んだ日」ポスター

映画「私が死んだ日」は、島から消えた少女を追うある刑事の物語だ。スリラーとして始まり興味深い話を追っていくうちに、いつの間にか心温まるストーリーを描いていく。

キム・ヘスは「私が死んだ日」で、離婚と突然の腕の麻痺により休職したエリート刑事のヒョンス役を務めた。ヒョンスは、懲戒なしの復職のために、ある島から消えたセジン(ノ・ジョンウィ)の事件を終結させろという要請を受ける。

ヒョンスは、離婚も健康状態も、何もかもが複雑な状況で、仕事に集中するためにセジンを追うことに集中する。ヒョンスは、セジンが消える前の足跡を追いながら自分を発見する。そしてますますセジンにのめり込んでいく。

ヒョンスがセジンを追う過程は、ミステリー映画の軌跡をそのまま踏む。ヒョンスは多くの人々にセジンについて聞くが、誰もセジンを心配したり、生きていると信じている人はいない。セジンの家族はもちろん、セジンを島に送った警察や周りの人々は、全員セジンの話になると首を横に振る。



孤独な少女の姿から自身を見たヒョンスは、必死にセジンの死のミステリーにすがり、少しずつ自身を苦しめた過去と向き合うことになる。

この映画の魅力は、ヒョンス役のキム・ヘスの演技だ。彼女は映画のほとんどのシーンに登場する。キム・ヘスが、イ・ジョンウン、キム・ソニョン、ムン・ジョンヒ、チョ・ハンチョル、イ・サンヨプらの俳優たちと会って会話をするシーンは、時には胸が痛み、時には息の詰まるような緊張感を与える。

イ・ジョンウンも、言葉を話すことができない順天宅 (スンチョンテク)に完璧に入り込み、ドラマのクライマックスを飾る。声を出すことができない順天宅の眼差しと表情だけで、セジンだけでなく観客もこの上ない癒やしをもらうとみられる。

大人たちのせいで苦しむセジン役を務めたノ・ジョンウィも映画に溶け込み、期待以上の活躍を見せ、メッセージを確実に伝える。

スリラーにしても興味深い映画になったと思うが、この映画は感性溢れるドラマとして確実な路線を決めた。セジンを通じて自身を見て、自身の問題に直面しながら成長していくヒョンスを追っていくうちに、いつの間にか涙を流している自分を発見することになるだろう。

キム・ヘス、イ・ジョンウン、ノ・ジョンウィの演技だけでも胸に染みる映画「私が死んだ日」は、韓国で12日に公開される。

記者 : パク・パンソク