「私たち、恋してたのかな?」ソン・ジヒョ、Netflixで世界に公開“新しい経験…不思議な気持ちだった”

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写真=CREATIVE GROUP ing
女優のソン・ジヒョが、放送終了の想いを語った。

ソン・ジヒョは最近、放送が終了したJTBC水木ドラマ「私たち、恋してたのかな?」で、映画プロデューサーという夢と恋愛の両方を手に入れる、堂々としたガールクラッシュ(女性も憧れる格好いい女性)の魅力を放つノ・エジョンを演じた。

ソン・ジヒョは劇中、“スーパーワーキングマザー”という新しいイメージチェンジはもちろん、ラブコメディーの主演としてさまざまなロマンスで重心を取りながら、“ケミ(ケミストリー、相手との相性)女神”として活躍した。可愛らしい演技はもちろん、嗚咽シーンなど、幅広い感情を見せて、存在感をアピールした。

また、作品がNetflixを通じて公開され、アジア地域で好反応が続いた。放送が終了した後、WeiboやInstagramなど、SNSを通じて関連のコンテンツが急速に広がり、“ソン・ジヒョパワー”を証明した。

最終話でも彼女特有のポジティブながらも明るいエネルギーを放った。映画プロデューサーとしても大成功し、業界で注目される人物となり、恋愛でもオ・デオ(ソン・ホジュン)と再会するシーンで視聴者にときめきを与えた。今回の作品でお茶の間の視聴者に温かい癒やしを与えた彼女が、今後披露する活動に期待が集まっている。

――ドラマ終了の感想を聞かせてください。

ソン・ジヒョ:最終回まで無事に終わりました。最後の撮影の時は、「やっと終わった」と思って清々しかったのですか、一方では毎日現場で会って一緒に苦労した監督や俳優の先輩と後輩、すべてのスタッフの方々と別れると思って、「もう本当に終わったんだ」という残念な気持ちになりました。

――3月から8月までの5ヶ月間、堂々とした“スーパーワーキングマザー”ノ・エジョンとして生きてきましたが、ソン・ジヒョが考えるノ・エジョンはどんなキャラクターでしたか? また、どんな部分に重点を置いて演技したのか教えて下さい。

ソン・ジヒョ:私が考えるエジョンは、明るくて愛らしい人で、夢を追いながらも家族のために何でもできる、非常に情熱的で献身的なキャラクターでした。厳しい現実の中で、自ら壁にぶつかっていきながら危機を開拓する人物ですが、がむしゃらに見えないように気をつけて演技しました。エジョンが周りにいそうなキャラクターとして、現実的に見せたいと思っていました。

――今回の作品で、これまでのラブコメディとは異なる4対1の「多角ロマンス」に挑戦した感想を教えて下さい。また、同年代の俳優たちが多く集まった撮影現場だったと思いますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?

ソン・ジヒョ:私も今回のドラマを撮影しながら、新鮮な経験をしたと思います。これまでは作品の中での恋愛が、片思いか三角関係でしたが、ここでは4人の魅力的な男たちと絡みました。なので撮影するたびに、雰囲気や相性が異なりました。デオとはいがみ合う関係であり、リュジンとは好きな先輩と後輩の関係、ヨヌはかわいい弟だけど娘のハニの担任、パドとは怖いけど心強いエジョンのサポーターで友達であり、それぞれ異なる雰囲気を見せたかったです。それから、アリンとはデオをめぐるライバル関係でもあったし、ハニとは自然な家族ケミ(ケミストリー、相手との相性)まで、エジョンを中心にさまざまな人物と絡み合うすべての関係を演技しました。

そして現場の雰囲気は、同年代の俳優たちが集まったせいか、現場でも愉快で楽しく撮影できました。休憩時間には世間話もして、面白いものをみんなで共有しながら、チームワークを高めていきました。特に過去の回想シーンでは大学の合宿や、劇中で島で映画撮影するなど厳しいスケジュールでしたが、皆で地方で撮影しながら苦労したせいか、もっと仲良くなれました。

――ドラマの中で最も記憶に残る名場面や、セリフはありますか?

ソン・ジヒョ:13話でエジョンがデオに「私、あなたに依存する気は少しもない。私の夢はワンダーウーマンだし、シンデレラじゃないから」というセリフがあります。それが記憶に残っています。ワンダーウーマンになりたいというコメントは、私にとっても意外でした。エジョンは本当に心がしっかりしていて、意志の強いキャラクターだと思うようになったセリフでした。エジョン特有の格好良い魅力を存分に含んでいるセリフだったと思います。

――最近公開された映画では、冷ややかながらもギャップのあるキャラクターで好評を得ており、デビュー作品以降、着実にさまざまな映画に出演しています。今回のドラマで映画を作る夢を最後まで貫くノ・エジョンを演じながら、作品に出演する役者として、どんな思いがあったのか教えてください。

ソン・ジヒョ:私が出演したtvNドラマでもそうですし、映画プロデューサー役をこれまでに2回演じました。私は役者ですが、作品を通じてドラマや映画を作るキャラクターを演技したので、両方の状況がすごく分かりました。私が一番よく知っている分野でもあるので、感情移入もしやすかったです。今回の作品でエジョンが制作のために奮闘する状況を演じて、作品を制作する方々の心をもっと体験することができました。1つの作品が出来上がるまで、細かい部分からあらゆる努力を考え直すきっかけになりました。

――今度はNetflixを通じて、世界の視聴者にも公開されました。その後、実感した視聴者の反応はありますか?

ソン・ジヒョ:Netflixで公開されるのも、私にとっては新しい経験でした。本放送のほかにも本当にさまざまな国の海外視聴者の方々がリアルタイムで送ってくださる感想を見て、私も不思議でした。本放送で観てくださってありがとうございます!

――明るくてポジティブなノ・エジョンのほかに、彼女とそっくりで不思議な魅力を持つ“香港24Kのボス”タムジャイも欠かせませんが、1つの作品で個性が強い一人二役は簡単ではなかったと思います。ノ・エジョンではなくタムジャイ役を演じて、記憶に残っているエピソードはありますか?

ソン・ジヒョ:エジョンがハツラツとしたキャラクターだとすれば、タムジャイはどっしりとした存在感で、落ち着いている女性です。扮装をしながらも、エジョンに見えないために担当スタッフとたくさん話しました。しかし、香港の組織に所属している女性だったので、滑らかに外国語の台詞を言わなければなりませんでしたが、時間の余裕があまりなくて、残念ながら吹き替えで対応しました。もう一度機会があったら、その時は吹き替えなしに、しっかりやってみたいです!

――最後に視聴者たちに一言お願いします。

ソン・ジヒョ:今まで一緒に視聴してくださったすべての方々に感謝申し上げます。久しぶりのラブコメディでしたが、奮闘するエジョンを応援してくださる視聴者の皆さんおかげで、良いエネルギーを得て楽しく撮影できたと思います。私はまた機会があれば、良い作品でお伺いします。

記者 : イ・ミンジ