MBCが15日、韓国史上最悪の性犯罪「n番部屋事件」によって取り沙汰されたチャットルーム「博士部屋」に加入しようとした疑いが持たれている記者A氏を解雇したと明かした。

MBCは「今回の事件に対し、言論人として守るべき倫理観をもう一度省みる契機とする。警察が捜査を行っている事件であるため、今後、誠実に調査に臨む」と公式コメントした。

これに先立ってあるメディアは、警察が「博士部屋」の運営者であるチョ・ジュビン容疑者の仮想通貨取り引きの内容を調べていたところ、記者A氏の送金を確認したと報じた。

・n番部屋事件に関与？現役記者の疑惑にMBCが公式コメント「業務から排除し、調査中」

・ガールズグループメンバーも被害に？n番部屋事件の容疑者、17人の個人情報を流出か

【MBC 公式コメント全文】

MBC所属記者の「博士部屋」加入疑惑と関連した人事委員会の結果をお知らせします。

MBCは本日（15日）、人事委員会を開催して「博士部屋」に加入しようとした疑いが持たれている記者に対して、就業規則違反を理由に解雇を決定しました。

MBCは4月23日、この事件を初めて認知して以来、これを厳重な事案だと考え、該当記者をすぐに業務から排除し、「性犯罪動画取引疑惑事件の真相調査委員会」を構成しました。

真相調査委員会は数回の調査活動を通じて、6月4日に真相調査報告書を作成し、調査結果に対する報道資料を公開しました。

本日の人事委員会も、真相調査委員会の真相調査報告書を基に行われました。

MBCは今回の事件に対し、言論人として守るべき倫理観をもう一度省みる契機とします。また警察が捜査を行っている事件であるため、今後、誠実に調査に臨みます。