「紙の花」アン・ソンギ、ヒューストン国際映画祭で男優主演賞を受賞…韓国初の快挙

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写真=ミロビジョン
俳優アン・ソンギが映画「紙の花」で、ヒューストン国際映画祭で韓国人では初めて男優主演賞を受賞した。

8日、海外配給会社ミロビジョンによると、4月に開催された第53回ヒューストン国際映画祭で映画「紙の花」が最優秀外国語長編映画賞に当たるプラチナ賞(Platinum Remi Awards)を受賞し、同時に主演を務めたアン・ソンギが男優主演賞を受賞した。

映画「紙の花」は事故で麻痺した息子ジヒョク(キム・ヘソン)を世話しながら、健気に生きる葬儀屋のソンギル(アン・ソンギ)が、もう一度希望を夢見る物語を描く胸温まる作品だ。

ヒューストン国際映画祭は独立映画製作者の制作意欲を高め、映像部門で卓越な創意力を発揮した作品を授賞するために1961年から始まった映画祭で、サンフランシスコ映画祭とニューヨーク映画祭と共に長い伝統を誇るアメリカの3大国際映画祭の一つだ。過去、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、コエン兄弟など巨匠監督たちの長・短編映画がヒューストン国際映画祭で授賞した。

今回のヒューストン国際映画祭は新型コロナウィルスの感染拡大以降、アメリヶ国内で唯一行われた映画祭だ。安全面に考慮し、観客と直接会ってコミュニケーションするのではなく、オンラインで開催された。

ヒューストン国際映画祭は「喪失と痛み、そして死の途中にある魂の胸を痛める共鳴を盛り込んだ」という「紙の花」の審査評価と共に、アン・ソンギについては「最高水準の演技を見せてくれた」と評価した。

「紙の花」は2019年に開かれた第24回釜山(プサン)国際映画祭と第45回ソウル独立映画祭、第15回済州(チェジュ)映画祭の開幕作として韓国で披露された。

記者 : ユ・ジヒ