ソルリさんの訃報受け…番組で芸能人への悪質コメント問題を議論「鈍感で居られるのは難しい」

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写真=KBS 2TV「芸能街中継」放送画面キャプチャー
韓国の専門家が、芸能人への悪質なコメント問題について議論した。

韓国で昨日(18日)放送されたKBS 2TV「芸能街中継」では、ソルリさんの訃報と芸能界の悪質なコメント問題に対する専門家による解説が公開された。

ソルリさんは14日、自宅で亡くなった状態で発見された。キム・ソンテク刑事課長は「マネージャーの通報を受けて出動した。現場で発見されたノートには、個人の心境が書かれていた」と明かした。元KARAのハラ、ユ・アイン、ホン・ソクチョン、神話(SHINHWA)のキム・ドンワンなど、たくさんの同僚芸能人がSNSを通して追悼の書き込みを掲載した。IUとf(x)のクリスタルは、3日にわたってソルリさんのそばを守ったことが知られた。

韓国芸能マネジメント協会の会長ソン・ソンミンは「匿名で無心に残した書き込みに、芸能人は傷付いている。法的措置が必要だと考えているため、(自身が)先導していきたい」と明かした。

評論家のチョン・ドクヒョンは「25歳という年齢がとても重く感じられた。重い事件だが、避けられない事件だ」と話した。精神科専門医のヤン・ジェウンは「芸能人は、世間の評価を受ける職業だ。外部によるストレスに、頻繁にさらされてしまう」と診断した。

チョン・ドクヒョンは「ソルリさんも、憂うつのシグナルを送り続けていた。SNSを通してコミュニケーションをたくさん取っていた。それは、自分自身の本当の姿を見せるための努力だったと思う。ところが、その努力が悪質なコメントを誘発したというのが、もっと残念だった」と話した。

編集長のパク・ヒョンミンは「シン・ヒョンジュン、ヤン・ジョンウォン、ハ・リスさんが、追悼の書き込みに悪質なコメントをつけるネットユーザーに対する一喝を入れた」とし、悪質なコメント問題について言及した。

チョン・ドクヒョンは「コメント欄が批判の場ではなく、感情の排出口になった。コメントに感受性が必要だと見られる」と残念な気持ちを現した。ヤン・ジェウンは「僕も悪質なコメントをたくさん見たことがある。僕のメンタルもとても揺らいだ。『社会的経験が少ない若い芸能人が、悪質なコメントにどれだけ耐えられるだろうか』と思った。相当残念だった」と共感を示した。

専門家たちは、JTBC2「アクプルの夜」に対する心配をあらわにした。ヤン・ジェウンは「悪質なコメントを回避したり否定するより、直面するのがいい方法ではある。しかし、自身に対する悪質なコメントに鈍感でいられるのは、とても難しいことだ。悪質なコメントはトラウマになる。トラウマを克服するために再び直面するのは、とても危険なことだ」と伝えた。チョン・ドクヒョンは「非専門家が集まった番組だ。そのせいか、ハラハラしてしまう」と懸念した。

記者 : チ・ヨンジュ