日本アニメ映画「人狼 JIN-ROH」19年ぶりに韓国で再び公開が決定…期待高まるメインポスターを公開

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韓国公開を確定したアニメ「人狼 JIN-ROH」が、19年ぶりに観客に再び会う予定であり、期待を集めている。

SFアニメの古典「人狼 JIN-ROH」は、韓国公開を9月4日に確定し、本日(21日)にメインポスターを公開した。

「人狼 JIN-ROH」は、第二次世界大戦の敗戦後「国家公安部」と首都警の「特機隊」が、反軍勢力である「セクト」と対峙していた混沌の時期の日本を背景に、自身の目の前で自爆した少女の姉と恋に落ちた首都警特機隊の最精鋭隊員伏一貴の話を描いたSFアニメだ。

「人狼 JIN-ROH」は、人間に装った狼と少女の物語を描く童話「赤ずきん」をモチーフにした押井守の傑作漫画「犬狼伝説」を映画化した作品で「AKIRA」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の制作陣など、日本のアニメ界の巨匠が参加して完成した希代の名作である。

1999年公開当時、「第49回ベルリン国際映画祭」と「第43回アヌシー国際アニメーション映画祭」に公式招待され、「第20回ポルト国際映画祭」アニメ部門作品賞を受賞し「第11回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」ヤング・コンペで南俊子賞を受賞した。その他にも「第62回ロカルノ映画祭」「第16回フューチャーフィルム映画祭」「第54回毎日映画コンクール」アニメ賞など、世界有数の映画祭にノミネートされ、作品性と大衆性を認められ、世界的な注目を集めた。

深い世界観、練り込まれたストーリー展開と共に、セルアニメとは思えないほど驚くべき映像美の作画と完璧なOSTなどで、時代を超えて今までも最高の名作アニメとされている。

韓国では、昨年公開されたキム・ジウン監督演出、カン・ドンウォン、チョン・ウソン、ハン・ヒョジュ主演の同名のリメイク作で、もう一度原作「人狼 JIN-ROH」に対する関心を集めた。

「人狼 JIN-ROH」のメインポスターは狼人間で人間兵器と呼ばれる首都警特機隊の伏一貴が、特殊服を身にまとって圧倒的な雰囲気を醸し出しており、注目を集める。また「近未来ディストピアを提示した最後の名作」というフレーズと「あいつはオオカミだ」というタグラインが、映画に対する好奇心と期待を高める。

記者 : パク・アルム