【REPORT】EXO&Red Velvet出演「a-nation 2018」東京公演最終日に4万人が熱狂!

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EXO
今年で17回目を迎えた夏の野外フェス「a-nation」。そのファイナルを飾る東京公演が8月25、26日、味の素スタジアムで開催された。

最終日となる2日目の8月26日(日)は、ヘッドライナーの浜崎あゆみをはじめ、EXO、倖田來未、Da-iCE、TRF、Dream Ami、三浦大知、Red Velvetら18組が出演し、4万人を動員。開演前のオープ二ングアクトとして登場したのは、華麗な殺陣パフォーマンスを披露した崎山つばさ with 桜men、エネルギッシュなステージングが魅力のダンス&ボーカルグループONE CHANCE。フレッシュな2組のライブで観客のテンションが上がるなか、ついにa-nationの最終日公演がスタートした。

この日韓国からはEXO、Red Velvetが出演。2年連続、3度目の出演となるEXO。メンバー全員の高いボーカル力を活かしたバラード「The Eve(前夜)」、華やかなダンスが楽しめるディスコチューン「Coming Over」など、いまやアジアを代表するグループとなったEXOの多彩な魅力を実感できるステージが続く。カイは「ここを幸せな時間にするために、このステージに立っています」と語りかけると、この日いちばんの大歓声が巻き起こった。ラストは平昌冬季オリンピックの閉会式で披露された「Power」を披露。躍動感に満ちたパフォーマンスは、まさに圧巻だった。

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Red Velvet
最新アルバム「Summer Magic」が世界各国でNo.1ヒットを獲得しているRed Velvetは、「Dumb Dumb」をはじめとする人気曲、日本オリジナル楽曲「#Cookie Jar」などを次々と披露。大胆なリズムアレンジとカラフルなメロディを軸にした楽曲、5人メンバーの高いパフォーマンス力、愛らしいビジュアルをたっぷりとアピールした。MC中に初のアリーナツアー「Red Velvet ARENA TOUR in JAPAN“REDMARE”」を発表すると、会場は大歓声に包まれた。

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Da-iCE
この日のトップバッターを努めたのはDa-iCE。「行くぜ! a-nation!」という第一声、最新アルバム「BET」の収録曲でライブをスタートさせた5人は、キレのいいダンス、表情豊かな歌声、親しみやすいキャラで観客を魅了。コール&レスポンス、タオルを振り回す演出で一体感を生み出した。9月から始まる全国ツアーへの期待がさらに高まる、充実のステージだった。

Dream Ami
爽やかなワンピース姿で登場したDream Amiは、まず「トライ・エヴリシング」(映画『ズートピア』日本版主題歌)を披露。「もうすぐ夏も終わり。みなさんと最高の思い出を作りたいと思います!」というMCの後は、自ら赤いギターを演奏した「Lovefool -好きだって言って-」、E-girlsの「Follow Me」をバンドアレンジしたDream Amiバージョン、さらに10月24日リリースの新曲「Wonderland」で観客を沸かせた。

三浦大知
続いて登場したのは三浦大知。ソウルフルな歌声、シンクロ率の高いフォーメーション・ダンスを交えた「Cry&Fight」を披露し、観客の一気に惹きつける。「すべてのジャンル、垣根を超えていきたいと思います!」という言葉の後は、ファンキーなグルーヴが印象的な「DIVE!」、ロック的な高揚感に溢れた「EXCITE」で、スタジアム全体に心地よい一体感を生み出した。“自分らしくあれ”というメッセージが伝わる新曲「Be Myself」を含め、現在の三浦大知の魅力をダイレクトに体感できるアクトだった。

倖田來未
そして倖田來未は、ポップアップでステージのど真ん中に登場し、まずは最新アルバム「DNA」の収録曲「Dangerous」を披露。最新鋭のヒップホップ系トラック、ド派手でセクシーなパフォーマンスによって、観客の興奮を一気に引き上げる。「a-nation東京、やっと来た! これやらないと、夏ちゃうやろ!」と笑顔で挨拶し、“誰にでもチャンスはある!”とアピールする「CHANCES ALL」、さらに「め組のひと」のカバーでパーティ感を演出。スタジアム全体を掌握する倖田來未のパワー、やはりすごい。

TRF
TRFはa-nation 17回連続の出演。冒頭から「masquerade」「BOY MEETS GIRL」などのヒット曲を連発し、YU-KIのダイナミックな歌声、DJ KOOが放つエレクトロサウンド、SAM、ETSU、CHIHARUの切れ味鋭いダンスを含め、いまも進化を続けるパフォーマンスを見せつける。「おかげさまで私たちも25周年を迎えました! 一緒に踊って!」というYU-KIの笑顔も印象的だった。「EZ DO DANCE」では約700名による“アクトダンサーオーディション”を勝ち抜いた79名が登場し、瑞々しいダンスで会場を盛り上げる。ラストは「survival dAnce ~no no cry more~」で大合唱。a-nationの顔と呼ぶにふさわしい、大充実のステージだった。

浜崎あゆみ
そして、ついに浜崎あゆみが登場! a-nationの出演は17回目、通算15回目のヘッドライナーとなる浜崎あゆみのステージは、47人の女性ダンサーを引き連れた「W」からスタート。天蓋付きベッド型のステージで、パワフルな歌声を響かせる姿から目が離せない。最新アルバム「TROUBLE」収録の「eternal(eはラテン語表記)」では、叙情的な歌声が広がり、名バラード「HANABI」では会場を染める青とピンクのサイリウムと、夜空に浮かぶ満月が楽曲の世界観を引き立てる。さらに「Summer Love」では、フロートに乗って会場外周を1周。宇多田ヒカルの「Movin' on without you」のカバーも飛び出し、観客の興奮はピークに達した。その後も「You&Me」「BLUE BIRD」などの人気曲を披露し、ラストは「2018年a-nation、最終日。この曲が最後になります」という言葉に導かれた「July 1st」。ステージの端から端まで走り、「ありがとうございました!」という叫ぶ姿が強く心に残った。最後は大きな花火が打ち上げられ、切なさと解放感が同時に広がるなか、平成最後のa-nationは幕を閉じた。

今年は規模を拡大して長崎、大阪、東京の3都市5公演で開催(三重は台風の影響により中止)され、18万8000人を動員。各地熱狂を呼んだ2018年a-nationのフィナーレとなる東京公演2日目も、高い音楽性と華やかなエンターテインメント性を備えたアーティストたちが、素晴らしいステージを見せてくれた。確実にスケールアップを続けるa-nationは、来年以降もさらなる進化を果たすことになりそうだ。

取材・文:森 朋之

記者 : Kstyle編集部