「君を守りたい~SAVE ME~」ウ・ドファン“中学の頃から見ていた2PM テギョンさんとの共演、不思議だった”

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2PM テギョンの入隊前最後の主演作「君を守りたい~SAVE ME~」のDVD-SET1が好評リリース中! DVD-SET2は6月2日(土)に発売される。

韓国で人気急上昇中の俳優ウ・ドファンは本作で、ヒロインを救う仲間としてテギョンに次ぐ第2の主人公を熱演。一見クールにみえて、人の心の痛みがわかる純情派男子ドンチョルを演じ、物語の後半に大活躍する。

今回、DVD-SET2のリリースを記念してウ・ドファンのインタビューが到着! 自身のキャラクターの魅力やテギョンの第一印象について、日本ファンへのメッセージまでたっぷりと語ってくれた。

――演じた役柄を教えて下さい。

ウ・ドファン:ドラマ「君を守りたい~SAVE ME~」で、ソク・ドンチョル役を演じるウ・ドファンです。間違ったことが嫌いで負けん気が強く、正義感にあふれた人物です。

――オーディションを受けて選ばれたそうですが、出演が決定した時の感想を教えてください。

ウ・ドファン:オーディションの準備をしている頃から、ドンチョルというキャラクターに惹かれ、ぜひ演じてみたいと思っていました。そしてオーディションの後、出演できるという知らせを受けた時は、本当にうれしかったです。今までオーディションは何回も受けてきましたが、その中でもやりたいと強く感じた役に選ばれたので、この作品に参加できることを本当に感謝しています。

――台本は全部読んでオーディションに臨みましたか?

ウ・ドファン:オーディション用の台本は一部分だけです。役柄の紹介と簡単なストーリーの解説を見て演技の準備をしました。その後、オーディションに合格してから台本を頂き、最後まで読んで、すごく面白そうだと思いました。

――ドンチョルというキャラクターの魅力について教えてください。

ウ・ドファン:何かをやる時にあれこれ考えず、衝動的に行動することが多いキャラクターです。体が先に動くスタイルですね。とても男らしい人物です。自分が正しいと思ったことには後先考えずに飛び込んでいきます。また情に厚い一面もあり、一緒に暮らす祖母や大切な友人、愛する女性のためなら自分の犠牲はいといません。

――ドンチョルとドファンさんとのシンクロ率はどのくらいですか?

ウ・ドファン:ドンチョルとのシンクロ率は半分以上だと思います。僕も義理人情に厚いところがあるし、誰かを好きになった時、ストレートに突き進むところは似ていると思います。

――演じるにあたって事前に準備したことは?

ウ・ドファン:約2ヶ月間、方言の練習をしました。一度も使ったことのないイントネーションだったので、たくさん練習しました。撮影開始後も、いつも方言指導の先生やその地域の人に尋ねたりして、現場でもいつも台本を見て、確認していました。

――原作漫画は読みましたか?

ウ・ドファン:これはあとで知ったんですが……読んだことのある漫画でした。だから読み直してはいません。僕は原作がある作品に出演する際には、原作に偏らないよう努めるタイプなんです。自分の個性を出したい。監督や脚本家の先生も原作を活かすというよりは、それを素材にして自分たちのオリジナリティーを作り出すという方針でしたので、僕もその方針に合わせて取り組みました。

――読んだ知識が邪魔になったことは?

ウ・ドファン:それはまったくありません。邪魔になるかと思ったので、読み返さなかったので……。

――ドンチョルを演じるうえで、特に気をつけたことや努力した点はありますか?

ウ・ドファン:孤独を表現したいと思いました。愛する人たちに裏切られたと感じて、この世で独りぼっちになったような彼の気持ちを表現したかったんです。

――それはうまくできたと思いますか?

ウ・ドファン:自分の口からは言いにくいですね(笑)。できる限りの努力はしました。

――孤独を表現したいと思った理由は?

ウ・ドファン:ドラマでは、登場するキャラクターそれぞれに、担うべき感情があります。その点でドンチョルは……20歳の青年の寂しさを抱えながらも、克服し、時間の流れを経てまた人を信じるようになる、そういうパワーを伝える役だと思いました。そのためにはまず最初に、彼の「孤独」を表現する必要がありました。

――ドファンさん自身の性格は? 友達に頼るタイプですか、もしくは引っ張っていくタイプ?

ウ・ドファン:特にどちらかは決められませんね。友達に頼りたいときには素直に頼るし、今度は僕が引っ張ったほうがいいと思ったら、自分がリードすることもあります。どちらかと言えば、引っ張るほうが多いかな。「集まって楽しく遊ぼう」とよく声をかけるほうです。僕は友達が大事だし大好きなので、皆を集める役割のほうが多いです。

――キム・ソンス監督の作品は映画が多いですが、演技についてアドバイスをもらったことは?

ウ・ドファン:監督は撮影初日にドンチョルについてこう言ってくれました。「私より君のほうが彼を知ってる。だから君が思うように演じなさい」と。それが大きな力になりました。ドンチョルだったらどうするか、いつも僕に尋ねてくれて、お互いに意見を合わせながら撮影を進めました。役者として成長できたと思います。

――方言の台詞のために演技しにくいと思うことはありましたか? 撮影後も方言が癖になってしまって抜けなかったということは?

ウ・ドファン:はい、ありました。半年ほど方言を使っていたので、次の作品の撮影時に全体ではありませんが、部分的に戸惑いました。「この単語は標準語でどうだったかな」と、周りの人に教えてもらいましたね。それに方言はやはり難しかったです。表現の手段として使うことに慣れていないので、自由に使いこなせなくて。「これでいいのかな」という考えがいつも頭の片隅にありました。

――高校の制服にも違和感がなかったです。久々に着た感想は?

ウ・ドファン:もう一度着てみたいと思っていたので、とてもうれしかったです。もっと制服姿のシーンが欲しかったくらいですよ。

――では次もまた学生役を?

ウ・ドファン:ええ、そうなったらいいですね。

――バイクのシーンですが、普段から乗っているんですか?

ウ・ドファン:スクーターを少しだけ……大学に通っている時にたまにですが乗っていました。でも1人で乗るのと、人を後ろに乗せて走るのでは全然違いますね。友達を乗せて走るシーンが何度かあり、転びそうになりました。最初のシーンで雨道を走るところや、競技場を急いで出発して車の間を走り抜けるシーンもありましたし、危なかったです。今回はケガ人が出なくて幸いでした。

――ムジ郡4人組のドファンさんを除く3人について、それぞれの第一印象と共演した感想を教えてください。

ウ・ドファン:まずテギョン先輩は、僕が中学の頃から見ていた2PMのメンバーなので、そんなスターと共演していることに不思議な感じがしました。先輩は方言での撮影の経験が何度もあり上手だったので、よく教えてもらいました。ダウィさんは僕より年下ですが大好きな俳優さんです。演技力があり学ぶ点が多いですね。いつも彼の演技には感心しています。フェジョン先輩は初対面でした。4人の中で一番年上なのに友達のように接してくれて、現場の盛り上げ役でした。

――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?

ウ・ドファン:僕たち4人組だけじゃなく、スタッフ全員が家族や友人のように過ごしました。徹夜で疲れていても、カメラが止まれば笑いが起こります。撮影後にビールを飲んだり、ネットカフェでゲームをして一緒に楽しみました。

――ドラマの中で行きつけの居酒屋の女将(おかみ)が個性的で面白いキャラでした。あの方と何か楽しいエピソードは?

ウ・ドファン:居酒屋のお姉さんですね。「おばさんと呼ぶな、お姉さんと呼べ」と言われてるんです。居酒屋での彼女との共演シーンは、ドラマで見て分かるとおり、とても面白いです。イントネーションが独特で、よく口マネをして遊んだりしました。4人組だけでなく、居酒屋のお姉さんやその他の先輩たちとも、今でも月に1回は会っています。いい人たちとつながることができて、幸せな現場だったと思います。

――サンミ役のソ・イェジさんの第一印象は?

ウ・ドファン:イェジ先輩はドラマを観れば分かると思いますが、とにかくキレイだしすごく優しい人です。僕の面倒を本当によく見てくれました。今でも時々連絡するんですが、温かく迎えてくれます。

――何か特別なエピソードはありますか?

ウ・ドファン:救船院での撮影シーンでこんなことがありました。先輩を壁に押しつけて口をふさぎ、静かにさせるシーンがあります。その時、僕がイェジ先輩の鼻を押さえてしまって、現場の皆がドッと笑いました。先輩にも申し訳なかったです。でも優しく許してくれて、何度かリハーサルを行い、無事に演じることができました。

――宗教がテーマのドラマは初めてですね。難しいテーマですが、教祖や幹部を演じた先輩方について共演した感想は?

ウ・ドファン:一緒に演技ができて光栄だと思ってます。チョ・ソンハ先輩は10回以上髪を脱色したし、パク・チヨン先輩は髪をショートにしていつも赤いネイルをしていました。そんな先輩たちを見て、演技への情熱とは何かを学んだと思います。チョ・ジェユン先輩とは前回の作品から引き続いての共演でしたが、仲がよくて兄のように慕っています。大好きな先輩です。現場のムードメーカーなので、先輩といると笑いが絶えません。

――皆と一緒に祈ったり歌ったりする中で、信徒の姿を見てどんなことを感じました?

ウ・ドファン:なぜカルト宗教にハマるのか、救船院の大講堂にいる時、分かった気がしました。エキストラの方々の演技が真に迫っていたこともあり、「人は最も弱いところにつけ込まれると、宗教にハマることもあるんだな」と思いました。ゾッとする瞬間が多かったですね。

――演技で苦労した点、あるいは撮影中に大変だったことは?

ウ・ドファン:エンディングの撮影では苦労しました。ワンテやワンドクとの対決シーンがあります。テギョン先輩と僕が共に戦うアクションシーンですが、撮影当日に予想外の雨が降ってきました。でも撮り終えないといけないので、結局明け方まで雨がやむのを待ちました。日の出の1時間前になり、「小雨なら撮ろう」と決めました。機材を濡らさないよう屋内でリハを繰り返し、本番は大急ぎで撮った記憶があります。

――苦労したというより待ち時間を楽しんだのでは?

ウ・ドファン:いえ、僕たちではなくスタッフが大変だったんです。日が昇ってからはすぐに昼の撮影がありますし、徹夜のまま作業を続けていました。そのスタッフの方たちが苦労をしたと思います。

――では反対に楽しかった撮影は?

ウ・ドファン:4人組で一緒にいる時が一番楽しかったですね。アクションシーンもそうですし、おしゃべりをするシーンや作戦会議のシーンも、4人でいると楽しかったです。

――一番印象に残っているシーンは?

ウ・ドファン:「4人でいる時」と話していて思い出したんですが、第1話の冒頭、競技場のシーンですね。僕たち4人組が他校の生徒とケンカしてバイクで逃げるシーン。とても暑かったので印象に残ってます。

――それが個人的に最も気に入っているシーンですか?

ウ・ドファン:いや、それとは違います。一番気に入ってるのは、サンミの父親役のチョン・ヘギュン先輩は大切な息子のサンジンを失い、妻も少しずつ精神を病んでいきます。そんな時、市場で見かけたクモの巣が十字架に見えるシーンがあります。あのシーンは見るたびに一番よかったと思いますね。あれは父親がカルト宗教にハマる瞬間なので、深い意味があるシーンだと思います。

――印象的だったセリフは?

ウ・ドファン:先日ドラマを見直したんですが、ジェユン先輩のセリフが印象に残ってます。サンミに対して「赤ん坊のような肌だ」と、ニヒルで退廃的なセリフを吐くんですが、とてもうまくて鳥肌が立ちました。

――2018年に出演する作品について教えてください。

ウ・ドファン:2018年3月12日に放送が始まる「偉大な誘惑者」に出演することになりました。演じるのは主人公クォン・シヒョンの役です。その作品でも序盤は制服姿で登場し、その後大人になってストーリーが展開します。シヒョンはまさに「偉大な誘惑者」で、人を惑わすことにたけています。自信家でうぬぼれ屋のナルシシストですが、ウン・テヒという女性と出会い本当の愛とは何かを探し求めていく青春ラブストーリーです。

――日本の視聴者に向けて、俳優を目指した理由とこれまでのキャリアを教えてください。

ウ・ドファン:僕の父は、ちょうど今の僕と同じ年頃まで演劇の道を歩んでいました。今は別の仕事をしていますが、そのこともあり両親から役者になることを勧められていて、小さい頃からこの世に「俳優」という職業があることは知っていました。でもその頃の僕には勇気がなかったので、「自分には無理だ」とずっと思っていたんです。19歳になり進路や大学について決める時期が来た時、勇気を出そうと思い両親に話しました。そして入試の準備をして大学へ行き、多くのオーディションを受けることになりました。視聴者の皆さんがご存じなのは「ウチに住むオトコ」や映画「マスター」、本作、そして「マッド・ドッグ」。この順番ではないかと思います。これが僕の出演作になります。

――DVD発売を前に、日本のファンにメッセージをお願いします。

ウ・ドファン:ドラマ「君を守りたい~SAVE ME~」でソク・ドンチョルを演じるウ・ドファンです。ドラマのDVDが日本で発売されると聞きました。とてもうれしいです。このドラマはカルト教団に取り込まれた初恋の人を救うため、ムジ郡の4人組が命懸けで活躍する、恋とスリルが満載のラブサスペンスです。僕は中盤以降、大活躍を見せるので、最初から最後まで見逃さないでください。ありがとうございました。またお会いしましょう。

■「君を守りたい~SAVE ME~」リリース情報
・DVD-SET1 好評発売中
・DVD-SET2 6月2日(土)発売
各¥15,200+税

※DVDレンタル
・Vol.1~7 好評レンタル中
・Vol.8~14 6月2日レンタルスタート

発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C) STUDIO DRAGON CORPORATION
公式サイト:http://kandera.jp/sp/saveme/
予告編:https://youtu.be/9dNNU-htcrM

記者 : Kstyle編集部