Block BのユニットBASTARZ「ジコのアイデンティティ…僕らにも分けてほしい」
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Block BだがBlock Bではない。より強く、パフォーマンスの濃度は濃くなった。デビューして足掛け6年を迎えたBlock Bから、ユニットBASTARZ(ユグォン、P.O、ビボム) が誕生した。昨年4月に1stミニアルバム「品行ZERO」でデビューし、先月10月に2ndミニアルバム「WELCOME 2 BASTARZ」を発売した。BASTARZはラッパーのP.Oとボーカルのユグォン&ビボムという異色な組み合わせで、彼らの音楽活動が関心を浴びている。
BASTARZは最近、ソウル清潭洞(チョンダムドン) のカフェで記者懇談会を開き、ユニットを結成した理由とこれまでの活動、これからの抱負、関心事など様々な分野について率直に打ち明けた。
3人はBlock Bのメンバー、ジコについて「BASTARZを弟のように大切に思っているようだ。『よく頑張った』『お疲れ』と言ってくれる。ジコが忙しい中でも、DEAN兄さんに曲の制作を頼んでくれた。温かい人だ」と話した。
ユグォンは「メンバー同士の団体カカオトークのトークルームがあるけれど、僕たちが練習した映像を掲載すると、メンバーたちがたくさんアドバイスしてくれる。ジコが電話をしてきて『ここはこうすると良さそう』と言ってくれたりもする。本当にありがたかった」と感謝の気持ちを伝えた。しかし、2ndミニアルバムの成績が振るわなかったため、自身にがっかりしたという。
「実はチャートのランキングをキープすると思っていたけど、すぐに消えた。ランキング入りできなかったのは今回が初めてだ。『品行ZERO』くらいの成績は挙げられると思っていたけれど、自分にがっかりした。最近は売れっ子歌手たちがたくさん出て、チャートが戦場みたいだ。(ランキングになくて) 困惑していて悲しい。まだ割り切れていないけれど、これからもステージでベストを尽くす」と打ち明けた。

P.Oはこれまでミックステープを頻繁に発表するなど、ラッパーとしての実力を余すことなくアピールしいる。作詞・作曲能力を備えた、いわゆる“作曲ドル”(作曲ができるアイドル) だ。魅力的な音色でBlock Bの中でも様々なジャンルをこなしている。
「演技が好きで友達と劇団もしている。2月には小劇場で演劇をした。演劇の公演も続けているし、機会があれば人々に演技する姿を披露したい。特にオーディションを受けたことはないけれど、来年からは演技する姿も披露できるんじゃないかと思う」
ビボムはBlock Bのボーカル。クルー“ALL EYES ON ME”を通じて素晴らしいダンスパフォーマンスを披露してきた。彼も着実に演技授業を受けながら実力をつけているという。完全に準備を終えれば、様々な作品で様々なキャラクターを演じてみたいという希望を語った。
また、Mnet「HIT THE STAGE」でダンスの実力をアピールしたユグォンは、Block Bのダンサーでボーカルだ。ミュージカル「ALL SHOOK UP」で主演に抜擢され、公演を引っ張る中心の役割を果たした。「僕はミュージカルをしてみたい。僕がやることができて、やりたいものが全部溶けていると思っているからだ。毎回同じ演技だけれど、ライブであるため毎日が違う。ミュージカル3本に出演したけれど、その魅力にハマった。継続的にやってみたい」とし、公演に対する愛情を表した。

彼らはEXO-CBXのステージが印象的だったとして「新しいエネルギーを放っているみたいで新鮮で印象的だった。あまり親しくはないけれど、リハーサルを注意深く見るようになった。歌まで全部覚えた」と称賛した。
ユグォンは最近“国民のガールズグループ”として浮上しているTWICEを見て癒やされているという。「本当に幼くて可愛くて綺麗な方々がステージをしっかりこなしているじゃないか。微笑ましいし、癒される。自然に口元が緩む。本当に可愛い。僕はメンバー全員が好きだ」と話した。

表では悪童のように見えるが、話を交わすほど自身の夢に向かって着実に準備していく青年たちであることが分かった。ボヘミアンの気質と軽快なユーモアセンスなど、特有の魅力を持つ3人。
彼らが見せる音楽的なスペクトルは広いが、飾っているというよりは、ありのままの自身を気楽に表しているような印象を受けた。ただ人気に迎合する歌手ではないことが伝わってくる。
「Block Bはこれからもずっと一緒に活動したい。神話(SHINHWA) 先輩たちのように長くやりたい。将来それぞれ活動することになっても、再び結成してアルバム活動をしたい。解散などではなくて(笑) アルバムの発売が遅くなっても準備して出て来るグループになりたい」と熱い想いを語った。
記者 : キム・ボラ