「ラスト・プリンセス」メイン予告編公開…ソン・イェジンの熱演に注目

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写真提供=ロッテエンターテインメント
ソン・イェジン、パク・ヘイルが主演を務める映画「ラスト・プリンセス」(監督:ホ・ジノ)のメイン予告編が初公開された。

映画「ラスト・プリンセス」は歴史から忘れ去られ、国が隠した大韓帝国の最後の皇女、徳恵翁主の物語を描いた作品だ。

目の前の利益に目がくらみ、国を売ってしまった朝廷の大臣たちに向かって怒鳴り散らす高宗(コジョン)皇帝(ペク・ユンシク)の姿から始まるメイン予告編は、実際の歴史的事件を連想させる。冷たい目つきで幼い徳恵(キム・ソヒョン)を見下ろす大臣ハン・テクス、そして着物を着て宮を出る徳恵の寂しそうな表情は、大韓帝国の最後の皇女、徳恵翁主の孤独な人生の始まりを知らせる。

続いて、強制的に渡日させられてから、成人しても故国に戻ることが出来なかった徳恵翁主(ソン・イェジン)が英親王の亡命作戦に参加し、雰囲気がより一層高まる。朝鮮に戻る日を待ち続ける徳恵翁主を囲み、「私がお約束いたします。今後翁主様は、朝鮮の土地を踏むことはないでしょう」と断言するハン・テクス(ユン・ジェムン)と、徳恵翁主の帰国と大韓帝国の独立のために任務を遂行するキム・ジャンハン(パク・ヘイル)の張り詰めた緊張感が目を引く。

さらに、このような一触即発の状況で起こる独立活動家たちと日本軍の銃撃戦やアクションシーンは、映画のもう一つの見どころを予告する。映像の終盤、日本軍に連行されながら徳恵翁主が泣きじゃくるシーンは、これまで彼女が耐えなければならなかったであろうその苦痛と孤独感までも暗示し、本編で展開されるストーリーへの関心を高める。

徳恵翁主役のソン・イェジンは、大部分で極限の感情を演じなければならなかった苦労を明かしたことがあるが、今回公開された短い予告映像でも彼女の爆発的な演技を期待させる。またパク・ヘイルは、徳恵翁主の帰国のために補佐する独立活動家キム・ジャンハンに扮し、多彩なカリスマ性を披露すると言われている。この他にも徳恵翁主の女官であり唯一の友達でもあるポクスンのウィットに富んだ演技や切ない演技を予告したラ・ミランや、特別出演ながらも卓越したオーラで観客を虜にする高宗役のペク・ユンシクらが脇を固める。歴史から忘れられ、国が隠したストーリーを描く映画「ラスト・プリンセス」は、韓国で8月に公開予定だ。


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記者 : ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代