放送終了「結婚契約」もう一つの名作ドラマが誕生…最高の演技を見せたイ・ソジン&AFTERSCHOOL ユイ

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=MBC、「結婚契約」放送画面キャプチャー
幸せな結末ではなかったが、希望を抱ける開かれた結末だったため、胸の詰まる感動を残した。MBC週末ドラマ「結婚契約」が視聴者にもう一つの名作として残り、放送終了した。人生に対する希望、美しい愛、そして温かい家族愛まで「結婚契約」は2016年春、お茶の間を泣かせて離れた。

24日に放送終了した「結婚契約」は、余命を言い渡された人生を生きるカン・ヘス(AFTERSCHOOL ユイ)に出会い、本当の愛とは何かを知る気難しい財閥2世ハン・ジフン(イ・ソジン) の話を描いている。韓国で先月5日に放送スタートして以来、同時間帯視聴率1位をキープした。視聴率20%の壁を越えただけでなく、時間が経つほどストーリーは視聴者を入り込ませた。良くある話だったが、チョン・ユギョン脚本家はその中の希望と愛にフォーカスした。胸の温まる話、そしてキム・ジンミンプロデューサーの感覚的かつ精密な演出、俳優たちの好演はドラマを魔性のドラマにした。

写真=MBC、「結婚契約」放送画面キャプチャー
ここに制作スタッフが作った美しい映像、そして毎回泣くユイの涙の演技、イ・ソジンの絶妙に似合うキャラクターがドラマの魅力を高めた。中盤以後ドラマに対する好評が殺到し、視聴率上昇の喜びまで加わり、人気ドラマとして位置づけられた。

「結婚契約」は極端な話ではあったが、その中に我々の人生が盛り込まれていて、我々がしばらく忘れていた家族愛と愛を切なく盛り込み、視聴者を泣かせた。視聴者はドラマの後半から病状が悪化するヘスを見ながらたくさんの涙を流し、ヘスの病を治してほしいとの要求が殺到した。開かれた結末だった。ドラマはヘスの死を扱ってはいないものの、仮に死んだとしてもジフンとの美しい愛があって、最後まで幸せだっただろうと推測させた。余韻の濃い仕上げだった。死んでいくヘスを奇跡的に健康にさせるわけにはいかなかったため、最善だった開かれた結末だった。蓋然性を保ちながらも深い感動を与え、視聴者の望みまで満たした完璧な最終回だった。

そしてこのドラマを通じてついに演技力を認められたユイに注目せざるを得ない。ユイは切ない感情表現と毎回流す涙の演技で、ここまで上手く演じられると思わなかったと、気持ちの良い好評を受けた。デビュー後地道に役者として活動したが、演技力について多少厳しく指摘されたユイは「結婚契約」を機に一段と成長した姿を見せた。ユイと一緒に泣いて笑えたのは、力を入れず自然な演技をしたためだ。ユイが視聴者に最高の作品を残し、自身にとっても最高の作品になった。

気難しい財閥2世として出演、ヘスを愛し、温かく頼れる男として女性視聴者の心を奪ったイ・ソジン。イ・ソジンはキャラクターに合った演技で、再びカッコイイ男の定番としてお茶の間で人気を集めた。ヘスの病を知ってから自身の悲しみを隠し傍で守る彼の姿は、お茶の間の視聴者をときめかせた。

「結婚契約」の後の作品としては時代劇の職人イ・ビョンフンプロデューサーの「オクニョ 運命の女(ひと)」が放送される。コ・ス、チン・セヨン主演の「オクニョ 運命の女(ひと)」は韓国で30日の午後10時から放送スタートする。同ドラマは監獄で生まれた天才少女のオクニョと朝鮮商団のミステリアスな人物ユン・テウォンの話を盛り込む。「ホ・ジュン」を手がけたチェ・ワンギュ脚本家とイ・ビョンフンプロデューサーが手を組んだ。

記者 : ピョ・ジェミン