EXO スホが俳優キム・ジュンミョンになるまで ― Vol.2

OSEN |

写真=パク・ジュニョン
「僕はまだ演技が上手なわけではないが、焦ったりはしない。いつかは良い俳優になりたいと思っている」

EXOのスホは21日午前、ソウル鍾路(チョンノ) 区八判洞(パルパンドン) のあるカフェで行われたOSENとのインタビューで「実は、僕は今よりもっと後になって演技をするだろうと予想していた」とし、「最も仲の良いピョン・ヨハン兄さんもずっと自主映画に出演してきたが、30才になって有名になったじゃないか。僕もゆっくり始めて長い間演技をしたい」と自分の意志を明らかにした。

よく知られているように、スホ(本名:キム・ジュンミョン、25才) は人気グループEXOのリーダーだ。同じグループのメンバーディオやチャンヨル、シウミンが歌手と俳優業を両立しており、スホも今年、映画「グローリーデイ」で演技に初挑戦した。

2012年、音楽界に彗星のごとく登場したEXOは「未知の世界から来た新たなスター」という意味を持ったグループ名に相応しく、9人のメンバーがそれぞれの個性を生かし、女心を掴んでいる。デビュー曲「XOXO」を発売して以来、短時間で「Mnet Asian Music Awards(MAMA)」で今年のアルバム賞を受賞し、最も早いスピードで高い売上げを記録したK-POPスターだ。ファンクラブの会員数は1万人を誇る。ヒット曲「Growl」は3週連続1位となり、14個以上のトロフィーを獲得した。

スホは演技のため監督とたくさん話したと語った。「(監督と) 初の打ち合わせがあった日、なんとなくジュンヨル兄さんが演じたジゴン役も準備してきたが、監督は僕をサンウだと思っていた。それで僕にサンウの台詞を読ませた。それからも監督と会ったので『僕ってこの映画に出演することになるのだろうか?』と思っていた」と明かした。その後クランクインの日に来いという連絡をもらったという。「役に入り込むため、その街を歩きながら監督と話し合った」とサンウ役を準備した理由を明かした。

スホはメンバーからアドバイスがあったのかという質問に「メンバーたちは演技の話はしない」と答えて恥ずかしそうに笑った。それから、韓国芸術総合学校で演技を専攻し、グループでもリーダーであるため、先に演技を始めた弟たちも兄に演技についてアドバイスすることはないという説明を付け加えた。

写真=パク・ジュニョン
スホのデビュー作「グローリーデイ」は今まさに社会に出たばかりの二十歳の青年たちが大人に失望する姿を描き、揺れる若者を表現した。人生の大事な部分を見逃したまま生きていく人々に大切なことを気付かせてくれる映画だ。

劇中で海兵隊の入隊を控えたサンウを演じたスホは「色々な台本を見たが、その中で一番胸に迫るものがあったし、現実的な映画だと思った。サンウというキャラクターは劇中でそれほど出番が多くはないが、何よりも4人の中で一番重要な役割をする人物で、僕にとっては主演か助演かは重要ではなかった。僕の表現を通じて映画が伝えようとするメッセージを伝えたいと思った」と話した。

続けて「監督はサンウ役が他の人物より大人らしく、真剣な雰囲気を表現することを願っていた。実は、僕にこういうキャラクターだとおっしゃったことはないが、サンウのことをよろしく頼むとおっしゃった。映画が終わったらサンウしか記憶に残らないはずだから、君の役割が重要だとも言われた。それで、どうしてもサンウらしく見せたいと思い、日焼けしようかと悩んだが、監督がそうする必要はないとおっしゃった」と言いながらキャラクターについてたくさん悩んだと説明した。

昨年3月から始まったEXOのコンサートは、アメリカとアジアを含め、合わせて44都市で開催され、インタビュー前日(3月20日) に終了した。コンサートの翌日に行われたインタビューで疲れていたはずだが、彼はにこにこしていた。

「コンサートまでは良かったのですが、打ち上げに来た知人たちと長い間話をしていたのであまり眠れなかった。お酒をたくさん飲んだわけではないが、仕事の話から色々な話をした。今日は重要な日で早く寝ようと思ったのだが、それはできなかった。VIP試写会には一緒に学校に通った同期のヨハン兄さんと後輩の(キム)ゴウンを招待したが、忙しい人々で来られるかどうか分からない(笑)」

記者 : キム・ボラ