RAIN、4年ぶりのソウル単独コンサートを開催「来年はたくさんの活動に期待して」

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筋トレで鍛えた体を露出した。水に濡れながらセクシーな魅力をアピールした。練習を通じて体得した柔軟な動作を披露した。サングラスをかけた時と外した時のイメージに差を付けた。ステージ上のRAINからは余裕が溢れた。歌手RAINとして4年ぶりにステージに戻ってきた。

RAIN(ピ)が12日午後、ソウルオリンピック公園内のSKフェンシング競技場でRAINの単独コンサート「THE SQUALL 2015-2016 RAIN in SEOUL」を開催した。すでに中国で2ndワールドツアーを始めたRAINだが、今回の公演は除隊後初めての韓国公演だ。韓国コンサートは4年ぶりだ。

この日、デビュー曲「悪い男」「太陽を避ける方法」「It's Raining」「Rainism」「LA SONG」など計24曲を選曲した。RAINは約150分の公演全般に濃艶なコードを入れた。

RAINは「It's Raining」「I'm Coming」「HIP SONG」でオープニングステージを飾った。歌手RAINの色が最もよく現れた曲「It's Raining」を選び、ファンに自身の存在感を証明しようとした。最初から情熱的に走ったRAINはもっと熱く反応するように観客を誘った。初々しいイメージの代わりに熟練さに集中したRAINは、30代の男が見せられる成熟した雰囲気をアピールした。セクシーな振付けをほぼすべての曲に盛り込んだ。それが登場するたびに女性観客の歓声が上がり、フラッシュが炸裂した。ついにRAINは上着を脱ぎ、そのまま水に濡れながらバラード曲「僕は」を絶叫するように歌った。

RAINはステージと同じくらい余裕溢れるトークも披露した。「僕、今回のコンサートを控えて一生懸命にボーカル練習をした。僕はもともとダンスではなく、歌で歌手になった」と話した後、「みなさん、信じていない表情だけど、後でパク・ジニョン兄さんに聞いてみればいい。僕は顔でも選ばれた」と続けた。

ファンが笑うとRAINは「僕の顔がそれほどでないことは僕も知っている。だから僕はダンスと体じゃないといけない。だから一生懸命に筋トレをして体を鍛えている」とまとめた後、笑った。

RAINは公演の間、ずっとファンとのコミュニケーションに注力した。熱心にダンスをする間に自身の姿を撮ろうとするファンを配慮した。一緒に歌を歌い、ジャンプできるように励ました。1階のスタンディング席に近づいてセルフショットを撮ったり、ウィンクをしながらファンを喜ばせた。そうしながら本人の本音を打ち明けた。

RAINは「2006年、そして2015年にワールドツアーをした。もう10年ぶりだ。ステージに立つたびに感無量だ。来年僕は35歳になる。もちろんまだ若い」と話を始めた。

続いて「ダンス歌手としては容易じゃない。今後2~3年くらいはやっていけるだろう。もちろん今後体をちゃんと管理して長くやってもいいけど、一番体の状態がいい時に、拍手される時に去りたい」と言い、ファンを残念がらせた。

しかしRAINの考えははっきりとしていた。「体が一番いい時に去りたい。正直、メンテナンスがとても大変だ。腹筋がなくなると、太ると反応が良くない。僕は全盛期のみ体を見せたい」とし「歌手を辞めるという話ではない。バラード歌手やより重厚な感じで戻ってくる」という計画も付け加えた。

RAINは2013年7月に除隊し、2014年1月に6thフルアルバムを発売し、ドラマに出演しながら活動を続けた。しかし2015年には国内より、海外活動に注力した。RAINは2016年には国内で精力的な活動を繰り広げると予告した。

RAINは「来年にはアルバムを発売し、ドラマと映画にも出演する。3つの分野でカムバックする。来年夏まではアメリカツアーが予定されている。韓国でのコンサートはその後にできそうだ。時間があれば全国ツアーも考慮する」と話した。

来年初旬に発売されるニューアルバムに対してRAINは「最もRAINらしい曲で戻ってくる。本当にRAINだからできる、ステージを壊す感じのステージになると思う。もう1曲は素晴らしいアーティストと一緒に作業した。楽しみにしてもいい。完成度を高めるためにアルバムの作業が長引いた。来年1月や2月くらいになると思う。来年には本当にたくさん活動するつもりだから楽しみにしてほしい」と自信を示した。

記者 : キム・イェナ、写真 : ムン・スジ