1993年生まれのアイドルたちの反乱…EXO ディオ、IU、SISTAR ダソム、演技アイドルの再発見

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写真=TVレポート DB
最近、1993年生まれの俳優たちが注目を集めている。ユ・スンホ、パク・ボゴム、ソ・ガンジュン、そして演技ドル(演技するアイドル)ことApinkのチョン・ウンジのバトンを受け取り、新しく浮上している演技ドルのIU(アイユー)、SISTARのダソム、EXOのディオがその主人公だ。

まず、IUは今年KBS 2TVバラエティドラマ「プロデューサー」とMBCのバラエティ番組「無限に挑戦」歌謡祭を通して“俳優と歌手”の二兎を手に入れた。

今やIUといえば、“シンディ”というあだ名がついてくる。IUは「プロデューサー」でトップ歌手シンディ役を演じ、好演を披露した。IUは劇中で、気難しいシンディがペク・スンチャン(キム・スヒョン)プロデューサーに片思いし、ピョン代表(ナ・ヨンヒ)から独り立ちをして、本当の自分を見つけていく姿を演じた。

キム・スヒョン、チャ・テヒョン、コン・ヒョジンなど、錚々たるキャスティングが発表された後、多くの人々が懸念の声をあげた。IUは2011年にドラマ「ドリームハイ」でデビューした後、「最高です!スンシンちゃん」「キレイな男」で主演を務めたが、視聴率は低迷し、演技力に疑問の声が上がったこともある。そのため、大先輩の間で負けずに演技が出来るのかという懸念が持たれたが、IUは演技力でその心配を吹き飛ばした。特別な存在感で“シンディデューサー”(シンディ+プロデューサー)という好評まで得た彼女は、“演技ドル”として堂々と自分の居場所を固めた。

IUのバトンは、SISTARのダソムが受け継ぐ予定だ。ダソムは韓国で今月17日から放送される「変わった嫁」のヒロインに抜擢された。「変わった嫁」は嫁体験というバラエティ番組に出演することになったガールズグループのメンバーオ・インヨン(ダソム)と仮想姑になった宗家の宗婦(本家の一番上の嫁)であり、葬儀の名人ヤン・チュンジャ(コ・ドゥシム)の一発勝負を描くホームコメディドラマだ。全12話で、バラエティコードを入れたという点で「プロデューサー」を連想させる。特に、ドラマでアイドル役を演じるダソムが、シンディ役を演じ、成功したIUの後を継ぐことが出来るか、注目が集まっている。

ダソムは現在、演技の経歴が長くないため、期待よりは心配されている。彼女は2012年にシットコム「ファミリー」に出演し、翌年KBS 1TV毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「愛は歌に乗って」の主人公として熱演を披露した。映画「フランス映画のように」のヒロインにも抜擢された。作品3本で月火ドラマのヒロインの座を手に入れた。

今月12日に行われた「変わった嫁」の記者懇談会で、パク・ギホチーフプロデューサーはダソムをキャスティングしたことについて「ダソムの演技力はすでに証明されている。インヨンは痛々しいキャラクターだが、ダソムと良く合うと考えた」と明かした。

ダソムは「アイドルが演技することに関する偏見、先入観が強いことを知っている。SISTARのメンバーでもあるが、演技することが大好きだ」とし、「シナリオを読んで、すぐにこれは私がやらなきゃと思って、ものすごい覚悟で取り組んでいる。私が好きな演技をがんばって、先輩たちのアドバイスに従って良い姿、がんばっているところを見せます」と付け加えた。

もう一人の“1993年生まれの演技ドル”の主人公はEXOのディオであり、俳優ド・ギョンス(ディオの本名)だ。彼は昨年、SBSドラマ「大丈夫、愛だ」と映画「明日へ」を通してその演技力が認められた。続いて、彼は最近韓国で放送を終了したKBS 2TVドラマ「君を憶えてる」に特別出演した。サイコパスの犯罪者、イ・ジュニョン役を演じた彼は、恐ろしい演技力でドラマの前半、視聴者の視線を引きつける役割をしっかり果たした。さらにディオはドラマに引き続き出演して存在感を見せつけ、“特別出演”以上の役割を果たしたと好評された。

現在、ディオは映画「純情」を撮影している。「純情」はラジオの生放送中に、23年前の過去から届いた手紙を通して現在と過去を行き来する切ない初恋と、5人の友達の熱い友情を描いたロマンス作品だ。ディオ、キム・ソヒョン、イ・デビッド、チュ・ダヨン、ヨン・ジュンソク、パク・ヨンウ、パク・ヘジュン、キム・ジホなどが出演した。韓国芸術総合学校映像院出身のイ・ウニ監督の長編デビュー作で、韓国で来年上半期に公開される予定だ。若手俳優と一緒に出演する作品で主演を務めるディオが、初恋の思い出を刺激し、これまでとは違う新しい姿を見せると予想され、期待を集めている。

記者 : ソン・ヒョジョン