韓国で活躍する日本人KangNam「KCON」広報大使を既に責任放棄!?“僕が何もしなくても盛り上がる…気軽に来て(笑)”

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世界最大のK-CultureフェスティバルKCONが、4月22日に日本で「KCON 2015 Japan」として開催されることが決定。今回、アメリカを離れアジアで初めて開催され、注目が集まる中、韓国で活躍する日本人アーティストM.I.BのKangNamが広報大使に就任した。
ソロアーティストとしての活動も開始し、同イベントのメインイベントとして開かれる「KCON 2015 Japan×M COUNTDOWN」への出演も決定したKangNamに「KCON 2015 Japan」の魅力、自身も活躍する“韓流の魅力”を語ってもらった。

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―「KCON 2015 Japan」広報大使就任おめでとうございます。大役を任されたましたが、いかがですか?

KangNam:ふざんけんな! って感じです(笑) だって、「KCON」とか「M COUNTDOWN」とか今まで広報大使ってなかったのに、急に広報大使に選ばれて「おめでとう!」って言われて、「は?え? 何言ってんの?」って感じだったから(笑)

―KangNamさんらしい(爆笑)

KangNam:今韓国で活動してるし、日本に住んでたから、じゃあ康男(KangNamの本名)に言って広報大使やってもらって盛り上げようってCJの日本の人が事務所に言ったらしいです。それで、じゃあわかった! 頑張る!って。それで広報大使になりました(笑) 最初は何言ってんの? って感じだったんですけど、今回僕もステージに上がれるようなので、ミュージシャンとしても盛り上げたいと思っています。

―経緯はそんな感じだとしても、けっこうな大役ですよね。

KangNam:大役というか、「KCON」自体が凄く評判の良いイベント、フェスティバルだから、そこまで僕が何もしなくても元々人が入るイベントなので、僕がちょっと「4月22日あるよ! スーパーアリーナで。来て」って、本当にチラッと言えば良いだけの話なんです。

―(スタッフ全員) 責任放棄……(笑)

KangNam:気楽に来て(笑) 楽しいぞと。

―「KCON」は“韓流の全て”がコンセプトですが、KangNamさんが思う、韓流の魅力は何だと思いますか?

KangNam:魅力? たくさんあるでしょうね。バラエティ、音楽の魅力……? 何でしょうね、何なんだろう。分からないな、魅力……。僕は、韓国だからこうして、日本だからこうしてっていうのがなくて。

―“韓流”だからという視点がなく、ただ面白いこと、楽しいこと、好きなことという感覚なんですね。

KangNam:あ、多分こういうのはあると思う! 男性がみんなマッチョ。韓国の人は日本の女性から見たら男らしいのかな? そういう部分で多分韓流が好きなんじゃないですかね。例えばドラマから入り、そこから男はみんなムキムキで2PMとか野獣……そういう部分が好きなんじゃないかと思ったりします。

―KangNamさんは韓国で生活していてマッチョになりそうですか?

KangNam:元々マッチョだったんですよ。細マッチョ……細よりちょっと太マッチョ! だったんですけどバラエティをやっていくうちに十何キロ太りました。今は普通の太っちょ(笑) マッチョから太っちょ……痩せなくちゃいけないですね。

―日本から見たら韓流の人じゃないですか。マッチョになって頂かないと(笑)

KangNam:そうですよね。痩せないといけないですよ。とりあえずジムにも通い始めて。まだ一回しか行ってないですけど(笑) ちょっとずつ行っていこうかなと。


「僕は僕のまま。そのままの姿を見て喜んでくれているんですよね」

―忙しいですもんね。バラエティ番組でもすごい活躍中ですが、今何本出てるんですか?お休みが半年以上ないと聞きましたが、前と比べて状況はかなり変わりましたか?

KangNam:今5本出てます。毎回深夜まで撮影ですね。仕事がずっと入ってきていて、お休みもずっとないですね。道を歩いていても分かってもらえるようになったり、元気出るから頑張ってって声も掛けてくれるし、サインくださいとか、僕が逆に元気をもらえます。ずっと仕事なくて休みばかりだったので、やっとちゃんと仕事ができて幸せでございます!

―トレードマークの金髪ですが、一時、黒髪になっていましたよね?

KangNam:すぐ戻しました。すぐ! 朝の6時に(笑) 黒髪にした時間は一日もなかったかな、5~6時間だけ黒髪。

―黒髪になっていたはずなのに、金髪になっていて、時系列が分からなくてびっくりしました。

KangNam:あー(笑) そうかそうか。黒髪も気に入ってたんですけど、誰も全然気づいてくれなくて、元気が出なくて!もうちょっとしてから変えようかなと。

―バラエティでは、どの番組もやりたい放題ハチャメチャにやってる印象があります(笑)

KangNam:ハチャメチャ(笑) 特にやらかしてるつもりはないんですが、僕としてはカメラの前でもカメラがなくても全て同じ康男なんですよ。それを見て喜んでくれているんですよね。

―バラエティで日本と違いを感じることはありますか? 難しい部分とかありますか?

KangNam:もちろん日本の笑いと韓国の笑いは違うけど、僕は僕のままでやっているんで、自分自身では日本流でやっているのか、韓国の笑いをやっているのか分からない感じですね。

―自然体が受けてるってことですね。

KangNam:だいぶ自然体ですね。

―活動の中で何か心がけていることなどありますか?

KangNam:僕この間、番組の収録でハワイに行ってきたんですよ。あれで前の高校に行ったりしたんですけど、思ったんです。僕あの時から何も変わってないって。今いる生徒たちと話したりしても、合うんですよね。成長してない……(笑) 今番組の企画で韓国の高校も行ってるんですけど、そこでも高校生と話が合うんですよ。あの年から全然成長してないんだなって。

―今おいくつですか?(笑)

KangNam:28歳です。でも逆にこれが受けてるのかなって思ってるんですけど。別に僕は若くいようとは思ってなくて。多分脳が成長してないんだなって感じですね。

―テレビを通して見ていると、小学生が無邪気に遊んでいるように感じますね。(笑)

KangNam:永遠の高校生でございます。小学生だったらこういう話できないから(笑) 中3! 中2? 中2は中2病みたいなのがあるから……やっぱり高1!

―スタッフの方からやりすぎで注意されたりしないんですか?

KangNam:毎日ですよ! リアリティの場合、マネージャーがついて来ないんですが、トーク番組とかはマネージャーがいて、必ず言われます。「必要のないこと言うなよ!」みたいな(笑) でも僕は気にせず全部言ってます。多分、裏でプロデューサーとかにこれ編集してくださいって言ってるんじゃないでしょうか。多分言いまくってもらってキレイになっています(笑)

―まだまだ見せてないとこもあると?

KangNam:はい。けど、それを見せたら僕テレビ出れない。出禁になっちゃう(笑) だから今ぐらいがちょうどいいんじゃないかな。


「韓国で活動する日本人同士でお互い大変なことを相談したり…」

―同じ日本人として、韓国で活躍している藤井美菜さんやCROSS GENEタクヤさんとも何か話したりしますか?

KangNam:藤井美菜は昨日も電話しました。仲良いですよ。一緒に番組をやっていたので。タクヤは会ったら楽屋でずっと話してる感じです。同じ日本人同士でお互いに色々なストレスや大変なことがあったりとかもあるので、そういう部分とか相談したりしています。

―前回、インタビューした際に、韓国での活動で言葉がやはり一番大変と話していましたが、活動が広がった今、どうですか?他に出てきましたか?

KangNam:今は言葉の壁はもうないですね。逆に僕、言いたいこと全部言ってるので。今出演しているトークショーのバラエティが意外に大変なんです。毎日、インタビューしなくちゃいけなかったり、作家の人と毎日電話して何をどうしようかっていう構成立てたりするのが大変ですね。他のバラエティ番組の撮影もあるのにそれも考えなくちゃいけないから頭がいっぱいいっぱいです。

―忙しさならではの悩みですね。今休みがあったら何がしたいですか?

KangNam:デートしたいですね。彼女欲しい。デートしたいです……。

―周りにはかわいいガールズグループや歌手、女優さんがいますよね、韓国芸能人で一番タイプなのは?

KangNam:みんな可愛いですよね! いつもいろいろ言い過ぎて自分で誰がいいか分からない(笑) 本当のタイプはハリウッド女優のリリー・コリンズ。

―韓国じゃないんですね(笑)

KangNam:チョン・ジヒョンさんがキレイですね。結婚しているけど。

―KangNamさん個人的に今イチオシの韓国アーティストはいますか?

KangNam:テ・ジナ先輩。すごい若いトップクラスの人たちといつもデュエットとかしているんですよ。この間、僕もデュエットして。番組で家にも来たんです。僕と演歌やりたいって僕に演歌を勧めてくるんですよ、いつも。とりあえずやろうって話になっていて、何も進んでないですけど、いつかやると思います。期待していてください。凄い元気なおじさんで、日本でいうと北島三郎さんくらいの方です。

―他にリスペクトしてるアーティストはいますか?

KangNam:Leessang! 全てにおいてセンスがあると思う。お笑いもそうだし、経営者としても凄いと思うし。前は同じ事務所でしたが、今は独立したんですが、それもちゃんとしてて。凄い人たちだと思います。日本の人たちもLeessangの曲は好きだと思います。

―では、日本で好きなアーティストは誰ですか?

KangNam:福山雅治さんとか、桑田佳祐さんとか。あとはMr.Childrenさん。福山さんはもう演技もすごいし、トークも面白し、歌もすごいし、マルチなところがかっこいいなと思います。サザンオールスターズはライブがすごく楽しいから好きだし、ミスチルは昔から聞いてて。僕の一部みたいな感じです。勝手に(笑)

―タレントでロールモデルにしている人物はいますか?

KangNam:タレントさんで言うと、中居正広さんもかっこいいけど、ビートたけしさん。たけしさんは、暴れ具合がすごくいいですよね。しかもちゃんと筋が通ってるハチャメチャだから、すごくかっこいいと思う。

―韓国の“ビートたけし”を目指したい?

KangNam:そうですね! 世界のたけしさんだから。


「韓国語での作詞ももう大丈夫…いつかは日本語でも出したい」

―音楽活動はどうですか? ソロでリリースする予定があると聞きました。どんな曲になる予定ですか?

KangNam:もうすぐレコーディング終わるんで。3月、4月には出す予定です。今、レコーディングを3曲していて、どれになるかまだ分からないんですが、どれも全然曲の雰囲気が違います。僕が全部作詞・作曲してるんですが、春っぽいやつもあるし、夏もあるし。明るいのとジャズ的なのものもあります。

―韓国語で作曲しているんですか?

KangNam:そうです!でも日本語でも出したいなと思ってるんですけど、僕は頑張れば出せるのではないかと思っています。

―どういう曲を歌いたいとか、好きとかありますか?

KangNam:歌っていて気持ち良いのは…ロックでもいいし、ヒップホップも関係なく。自分が歌っていて気持ち良いキーがありますね。やっぱり楽しいので、明るい曲が好きですね。SMAPの「SHAKE」とか大好きです!

―カラオケに行ったりもするんですか?

KangNam:歌いますね。カラオケ行ってSMAPは歌いますね~!「SHAKE」「オレンジ」を歌ったりとか。サザンオールスターズの「マンピーのGスポット」も必ず歌います。盛り上がるから。韓国でも歌ってます。周りにも楽しんでもらえます。

―自分で作詞・作曲する時は、“作らなきゃ”と意気込んでやるタイプですか? どのような感じで作っていくのでしょうか?

KangNam:暇なときにやるタイプです、自由に。作らなきゃだとできないかな、遊んじゃう(笑) とりあえずパソコンを持って、ドラムからやって、その後ピアノが必要だとピアノ弾いて、ギターが必要だったらギター弾いて……って、どんどん合わせていきます。

―リズムから作っていくタイプなんですか?

KangNam:そうですね。僕はドラムから入りますね。それか逆にピアノのメロディがあったらそこにドラムを合わせたりとか。まぁ何かしらピアノか、ドラムか、ギターかでその3つから入ります。僕は歌詞から入らないです。メロディを作りながら歌詞が頭に浮かんだりとか。

―歌詞はどんな感じで書いているのですか?

KangNam:スタジオでやるか車の中でやるか……かな。曲を作っているときに、適当に当てはまる言葉をつけたり。それか、こういう内容の歌詞だったらいいなと思い浮かべながら書いたり。歌っていてこの歌詞が当てはまるなと思ったら、その歌詞から始めたり。色々あります。

―初めて韓国語で作詞した曲は発表されていますか?

KangNam:この間出した曲なんですけど、「어떡하죠(オットカジョ)」という曲です。

―韓国語での作詞は大変じゃないですか? “あの言葉が思い出せない!”なんてことないですか?

KangNam:そうですね、最初はちょっと大変でした。今はもう4年くらいいるので、大丈夫ですね。


「日本のステージに立った時に、韓流ってすごいなって元気が出ました」

―今回、「KCON」では、「M COUNTDOWN」のステージも行われますが、過去2回ステージに立っていますよね。日本での公演の印象はどうですか?

KangNam:不思議だったのが、僕がテレビとか出てなくてあまり売れていなかったのにみんなが僕を見て「康男~!」って言っていたんですよ。だから、みんな調べてくれるんだと思って、韓流ってすごいなって思い、元気が出ました。凄い自信ももらえてるし。だから今回は恩返しというか、僕がどうステージを盛り上げるのかすごい必死で頑張って考えてます。

―では、最後にファンにメッセージをお願いします。

KangNam:とりあえず今、バラエティをすごい頑張っていますが、音楽もちょうど頑張れる時期なので両方とも頑張って、いつかはドラマとかにも出たいし、いろいろ欲があるのでどんどん頑張って皆さんの前に現れるようになりたいと思っております。期待していてください! あと日本でもいつか活動できるように、張り切ってやっております! 楽しみにしていてください! あと!「KCON」ですが、4月22日さいたまスーパーアリーナに、食・ビューティー、色々な今“メイン”になっている文化、韓国の最新の文化がやって来るので、是非みなさん来ていただけたらと思います。話の種になんかもできたり、韓流にもっと詳しくなったり、すごい会話が広がると思うので、是非遊びに来てください。

(衣装協力:MR.OLIVE)

KCON 2015 Japan
開催日:2015年4月22日(水)
開催場所:さいたまスーパーアリーナ (埼玉県さいたま市)
主催:CJ E&M / CJ E&M Japan
企画:Mnet 制作・招聘:Promax
公式ホームページ:http://www.kconjapan.com
公式Twitter@kconjapan

【Mnet放送情報】
初回放送日:4月23日(木)18:00~ 韓国Mnetより同時放送予定(字幕なし)
字幕版放送:4月26日(日)21:00~ / 4月28日(火)15:00~
※6月にもOA予定

記者 : Kstyle編集部、撮影 : 朝岡英輔