“5人組ガールズグループ”A.KOR、議論を乗り越え踏み出した一歩

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写真=TVレポート DB
A.KORはジヨン、Kemy、ミンジュ、テヒ、ダヤで構成されている。しかし、A.KORを知っている人は多くない。ただ2NE1のBOMを“ディス(侮辱、蔑みを意味するdisrespectの略語で、他の人を見下したり、攻撃するヒップホップ文化の一つ)”したラップで昨年しばらく話題となったくらいだった。そこで2015年をスタートする覚悟は人並み外れている。苦労して、準備した時間で培った実力を余すところなく認められるように。



A.KORのデビューまで

テヒは幼い頃から歌手が夢であった。大学の先生の紹介でミュージカル「ハムレット」に初めて出演した。歌うことを続け、自然に歌手としてデビューした。A.KORの前にダヤとガールズグループとしてデビューしていたが、きちんとした活動はできないまま終わった。

ダヤは小学校6年生の時に街でキャスティングされた。女優パク・シネと同じ事務所で練習生を始めた。中学2年生の時に歌手イ・スンファンの「心臓病」のミュージックビデオに出演し、ドラマ「四捨五入(パンオリム)」で主演を演じた。演技をしていても、歌が歌いたかった。そこで練習を始めた。

ジヨンは小学校時代からダンサーチームの末っ子として活躍していた。ダンスを踊りながら、歌を習った。高校生の時にオーディションに合格し、デビューを目標に1年半練習をした。その頃、1500万ウォン(約160万円)の詐欺に遭った。幸い、練習の過程で良い人達に出会った。楽曲のデモを歌う“ガイド歌手”として小遣いを稼ぎ、経歴も積んだ。新しい事務所でミンジュに出会い、A.KORに合流した。

Kemyは中学2年生の頃からダンスを踊り始め、周りの友人たちと一緒に歌やラップを習った。正式オーディションを受け、所属事務所を見つけたが、途方に暮れていた。そんな中、デビューという目標が確実に見えてきて今の事務所に移った。

ミンジュはフィッティングモデル出身だ。幼い頃の夢は歌手だった。ゲームのVJもやってみたし、オーディションも何回も受けた。そんな中、ジヨンと同じ事務所で出会ったが、2ヶ月でその事務所がなくなった。当時はダンスの実力も歌の実力もあまり良くなかった。そこで、自信も無くしていた。周りから激励され、勇気を出して再びオーディションを受けた。幸い、A.KORのメンバーとして選ばれた。ついに夢が叶った。


A.KOR、デビュー完了

A.KORになるために5人が集まったのは2年ほど前だ。みんなそれぞれ状況は違っていた。まずガールズグループだが、清純な魅力はない(笑) 個人的に女性らしかったり、ハツラツとしていたり、爽やかで個性的な一面はある。しかし、グループA.KORとしては強い感じ、ヒップホップを踏まえたユニークな魅力を届けていきたい。昨年7月にユニット活動をはじめ、9月には3人組ガールズグループとして拡張させた。そして2015年1月、5人組として今の姿となった。

昨年A.KORは2NE1のBOMを“ディス”するラップでデビュー以来初めてスポットライトを受けた。末っ子のKemyが歌詞を書き、ラップを披露した。事務所で歌詞に入るキーワードを与えてくれて、懸念もあったが結局進行した。実際、Kemyはそれが公開された後の人々の反応が怖くて恐れていた。案の定批判され、予想以上に波紋は大きかった(笑) 無料の音源配信サイトに同曲を上げた。再生回数が急激に増えていった。

A.KORの5人のメンバーは幼い頃から夢見てきた夢を今ようやく叶えた。まだ行き先は遠く、学ぶべきものも多い。だからこそ幸せだ。止まることなく、5人で一丸となって進んでいきたい。私たちはA.KORとして堂々と認められたい。

記者 : キム・イェナ