放送開始「リセット」ユニークで鳥肌の立つスリラーがやって来た…米ドラマの雰囲気?

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「リセット」キャプチャー
催眠、殺人、脅迫、そして謎の犯人X。題材はユニークで、事件は残酷で、シーンは鳥肌ものだった。韓国で24日に第1話を放送しベールを脱いだOCNの新オリジナルドラマ「リセット」(脚本:チャン・ヒョクリン、演出:キム・ピョンジュン、キム・ヨンギュン)のことだ。

「リセット」は催眠術で犯人の自白を誘導するチャ・ウジン(チョン・ジョンミョン)検事と、その検事の失った記憶の欠片を合わせて行く作品だ。元々ジャンル劇にとりわけ強みを持つOCNが披露した初のスリラー、そしてノワールだ。

スリラージャンルに似合う重く、暗い題材は相次いで登場した。ワンルーム殺人事件を犯した容疑者は、ヤクザと繋がりのある巨大な企業の会長の息子であり、お金の力で巧妙に処罰を逃れたが、被害者の父により殺される。この過程で現場にいた不良少女のウンビ(キム・ソヒョン)は、殺害の容疑者に指名され、結局息子を失ったGKグループのキム会長(キム・ハクチョル)の狂気に満ちた殺気の標的になった。

このようにスピーディーに展開された「リセット」では、わずか1話で血だらけになった人物が続々と登場し、ダンベルやナイフを使った殺人、油に火をつけて自動車と共に爆発させるシーンなどが流れた。韓国ドラマではなかなか見られないシーンだ。

多少残酷なシーンは、ケーブルチャンネルであるからこそ、さらに大胆かつリアルに描くことができた。ユニークな題材を取り入れたこともそうで、スリラーとのジャンルを自信を持って採択した理由もそうだった。「リセット」は、ケーブルチャンネルOCNの拡張可能性を明らかに証明する作品だった。

題材と外形は米ドラマに近かった。チャ・ウジン検事と、彼を狙う正体不明のXとの対決を大きな軸に、毎回残酷な犯罪が繰り広げられることからは、典型的な米ドラマの感じが伝わった。ここに、過去の初恋を忘れられない一途な男、家族と複雑に絡み合った人物関係図などの韓国ドラマの要素も取り入れた。

これに先立ち「リセット」の制作発表会場で会ったチョン・ジョンミョンもまた、3年ぶりの復帰作に同作品を選択した理由について「題材そのものが、韓国ではなかなか見られないストーリーだ。休んでいる間、米ドラマと英ドラマをたくさん見たが『リセット』がちょうど米ドラマのスタイルだった。平凡ではない題材に惹かれた」と答えた。

チャ・ウジンの封印された記憶の中の過去もよく知っていて、また、現在の殺人事件でチャ・ウジンに自身の存在を知らせた正体不明のXのストーリーが、残りの9話の放送で如何に展開されるか楽しみだ。また、チャ・ウジン、チャ・ウジン検事の事務所の人たちと一緒に過ごすウンビが、彼らと果たしてどのような縁を結ぶかにも注目したい。

記者 : パク・ヒョンミン