ソル・ギョング&パク・ヘイル主演映画「22年目の記憶」クランクアップ!今年下半期に公開

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写真=ロッテエンターテインメント
映画「22年目の記憶」が全ての撮影を終えてクランクアップした。

同作は初の南北首脳会談を控えた1970年代、会談のリハーサルのため、金日成(キム・イルソン)の代役として抜擢された無名の演劇俳優とその息子の物語を描いた映画だ。

南北首脳会談のための金日成の代役がいたという歴史的事実に想像力を加えた斬新な設定で興味をかき立てる「22年目の記憶」は、最高の演技派俳優ソル・ギョングとパク・ヘイルが初めて親子役を演じるということで期待を集めている。

今回の作品でソル・ギョングは金日成の代役を演じることになる無名の俳優ソングン役を務める。実存の人物の代役という役柄のため、外見的に変身したことはもちろん、父親であり小市民である一人の男としての人間味溢れる姿を渋い演技力と哀愁で描く。

パク・ヘイルは子供の頃は憧れていたが、どうしようもない人間に変わってしまった父親を人生の重荷に思う息子テシク役を務めた。俗物根性の強いチンピラだが、父親への複雑な感情と愛憎を抱いているキャラクターを通じて、前作での真剣な姿とは異なるまた違ったキャラクターを演じる。

8日、ソウル昌信洞(チャンシンドン)で行われた最後の撮影は、テシクが自身に片思いするヨジョンと車の中で会話をするシーンで、いつも以上に和気藹々としたエネルギッシュな雰囲気の中で行われた。ヨジョン役を演じた女優リュ・ヘヨンとパク・ヘイルの完璧な呼吸で最後の撮影が無事に終わると、3ヶ月を超える撮影で情熱を分かち合った俳優とスタッフたちは寂しくなると挨拶しながらも和やかな雰囲気の中で全ての撮影スケジュールを終えた。

「ヨコヅナ・マドンナ」「彼とわたしの漂流日記」を手がけたイ・ヘジュン監督のしっかりとしたシナリオと演出力をもとに、独裁者の代役を務めた父親とその息子の物語というドラマチックなストーリー、ソル・ギョング、パク・ヘイルを筆頭にした実力派俳優のキャスティングで期待を高める「22年目の記憶」は、ポストプロダクションを経て下半期に韓国で公開される予定だ。

記者 : イ・ウンジ