MAMAMOO、新人らしくないガールズグループ「自由なトレーニングのお陰です」

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写真=WAエンターテインメント

MAMAMOO…“ママのように原初的で本能的な音楽をする”という意味

WAエンターテインメントが初めてMAMAMOOという新人歌手をデビューさせた。新人歌手MAMAMOOのようにこの会社もまた、歌手をデビューさせることは初めてだ。つまり、新しくできた会社だ。しかし、中身は充実している。

同会社の代表はキム・ドフン。彼は制作者になる前に、作曲家として活動した。GUMMYの「友達にでもなればよかった」をはじめ、フィソンの「不治の病」、SG WANNABEの「罪と罰」などを手がけたヒットメーカーだった。今は企画事務所を設立し、歌手メーカーとして乗り出した。ヤン・ヒョンソク、イ・スマンのようなブランドパワーはないが、歌謡界における彼の位置付けは高い。そのため、MAMAMOOはさらに注目を浴びる新人歌手だ。

デビューして間もないMAMAMOO「まだ違和感があって可笑しい」

キム・ドフンが手がけたMAMAMOOは、そのスタートから変わっていた。初めて歌った「幸せにならないで」ではBUMKEYが、2番目の曲「Some男Some女」ではK.willが、「ヒヒハヘホ」ではGeeksがフィーチャリングした。MAMAMOOとの名前は、まだ大衆には見慣れない名前だが、既存の歌手たちがアルバムに参加して注目を浴びた。音楽配信サイトで上位にランクインする快挙も成し遂げた。

「デビューして1ヶ月近く経ちましたが、今でもテレビで私を見ると、違和感があって可笑しいです。記事でも報じられるので、本当に『私が歌手になったんだ』このような心境です。時間が経てばすぐに慣れると思いますが、今はまだ実感がないです」(Solar)

「私もSolar姉さんのように、実感が湧きません。デビューしたのかしてないのか(笑) ファンの方々がステージを訪れて熱く応援してくださいましたが、その時は本当に感動しました。やはり、私も歌手のようです。ファンから愛されたとき、やっと存在感を感じました」(Moon Byul)

「決して真似るわけではありません。しかし、私も実感が湧きません(笑) 今起こっていることが、本当に夢のようです」(Whee In)

「私は淡々とした感じです」(冒険好きなHwa Sa)

写真=WAエンターテインメント

MAMAMOOの武器は“自生力”

「あなたの初めは小さくあっても、あなたの終りは非常に大きくなるであろう」との聖書の教えとは違い、初めから成功し続けるMAMAMOOの武器が何なのか気になった。彼女たちは「私たちの武器は自生力」と答えた。彼女たちが語る自生力とは、無人島に行っても問題なく生き延びられるとの意味ではない。アルバムの制作作業において、些細なこと一つまでこまめにチェックし“自己主導的作業”をしているとの意味だ。

「私たちは自生アイドルです。最初から最後まで作ろうと努力するからです。良いアイデアが思い浮かべば、その道で代表に聞きます。今回のアルバムは初めてなので、沢山の方々に助けていただきました。それでも私たちが成し遂げたことも多いです」(Hwa Sa)

「そうです。今回の“スングリダンダンダンス”も、私たちがアイデアを出したものです。作詞・作曲した曲も収録されました。そして、グループのメンバー同士で足りない部分をお互いに指摘しながら問題点を補完しています。レコーディングなどもお互いにチェックします。衣装コンセプトの会議もします。今回の髭アイテムも私たちのアイデアでした。やりがいを感じます」(Whee In)

写真=WAエンターテインメント

新人らしくない新人「MAMAMOO」

MAMAMOOが6日、SBS「人気歌謡」で実力をアピールした。そして、関連記事が相次いだ。タイトルからは共通点が見られる。「新人らしくないボーカル」「ステージでのパフォーマンス、本当に新人なのか?」「あいまいではないMr.あいまい」など。メディアが評価したMAMAMOOは、新人らしくない新人だったこと。嬉しいニュースはまたある。珍しく、新人歌手として音楽配信ランキングで上位にランクインしたことだ。

「私たちへの関心と期待があまりにも大きく、身に余ります。期待に応えられるよう頑張ります。私たちは本当にお見せしたいことが多いからです。それで、もどかしいです。一気に全部お見せできないからです。そして、注目されるので些細なことも気をつけなければならない負担感も感じます(笑)」(Moon Byul)

写真=WAエンターテインメント

挑発的な感じ「Mr.あいまい」

MAMAMOOの曲の最高峰であり、タイトル曲の「Mr.あいまい」が注目を浴びている。「見てばかりいないで、もっと積極的に近づけて」と語るこの曲の歌詞は、非常に挑発的だ。いや、歌詞そのものは平凡な感じだ。MAMAMOOの演出と歌の実力のおかげで、平凡な歌詞も挑発的に変わった。Solarは「普段は子どものように天真爛漫だが、ステージに立つと目の色が変わった」と答えた。

「『Mr.あいまい』との曲は、ファンキーなリズムが混ざったレトロファンキージャンルです。聞くと楽しいダンス曲であることがすぐ分かります。そのようなダイナミックなリズムに乗りながら、私たちがあらゆる曖昧な行動に対し、単刀直入に行動してと語る曲です。髭のアイテムで紳士的な感じも表現しました。スングリダンダンダンスも本当に面白く愉快だと思いませんか?(笑)」(Solar)

写真=WAエンターテインメント

「Mr.あいまい」の本来のタイトルは「MAMAMOO」

MAMAOOのメンバーたちがある程度実力が磨かれた頃、あるパーティーで歌うチャンスができた。その時キム・ドフン代表が作曲した「MAMAMOO」という曲を歌った。しかし、曲のタイトルがどういうわけか、現在のグループ名になったという。

「その時、私たちはグループでもなく曲もない状態でした。偶然キム・ドフン代表が作曲した『MAMAMOO』を歌いましたが、代表が『MAMAMOOが思ったより良い名前だと思う。グループ名にしよう』とおっしゃいました。それで、私たちのグループ名はMAMAMOOになりました。MAMAMOOの意味は、赤ちゃんに馴染み深いママ(MAMA)のように、原初的で本能的な音楽を歌うとの意味です。ただ体に任せ、私たちの曲を聴いてください」(Solar)

写真=WAエンターテインメント

自由なトレーニングシステムのお陰…クリエイティビティを手にする

「紳士、淑女のみなさん」という「Mr.あいまい」の本来の歌詞を「音楽中心の家族の皆さん」と変えて歌ったMAMAMOO。本当に新人らしくない余裕だ。練習期間を聞く質問にWhee Inは「3年間練習した」と答えた。どのように練習したかと聞くと「自由に練習した」と答えた。自由な雰囲気の中で練習したため、彼女たちならではのクリエイティビティができたという。早朝に車がたくさん走る都市であるほど、画家、音楽家のようなクリエイティブな人材たちが集まっているという。早朝に自由に動き回る人々のように、慣習に縛られないキム・ドフンのトレーニングシステムが功を奏したのだ。

「キム・ドヒョン代表のスタイルが、型に嵌めたりしなかったので、とても自由に練習しました。君たち同士でクリエイティブに何かして欲しいと、作って欲しいと代表に言われました。一方では体系的なシステムが整っています。授業や試験のような感じで」(Whee In)

「2週間に1回、または1ヶ月に1回評価を受けています。そのため、本当にたくさん学べたと思います」(Hwa Sa)

写真=WAエンターテインメント
最近ファンカフェもできて、MAMAMOOのファンを呼ぶ名称として「相棒」という意味の「MUMURA」を命名した。

「私はいつもファン掲示板を訪れてコメントを残します。しかし、これでは気が済みません。ファンの方々が挨拶すると、私も一緒に手を振りながら挨拶を返したいのですが、会社から阻止される部分もあります。そこで、私は良いステージでお返ししようとしています」(Hwa Sa)

「3週間しか音楽番組に出れなかったにもかかわらず、本当に一生懸命応援してくださったファンの方々に本当に感謝します。なので私たちは頑張れたと思います」(Solar)

「暑さの中、声を張って応援してくださった方々!ありがとうございます」(Moon Byul)

記者 : パク・ジンヒョン